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第14回 OSをアップデート

あなたのOSはアップデートされていますか?


吉野 今日はOSをアップデートするというお話をしたいと思います。私たちが使っているスマホ、iPhoneやアンドロイドの中にはOSが入っていますよね。これはパソコンでも同じです。ひと昔前なら、大きなデスクトップパソコンの中にWindows95とか…

りこ 2000みたいな感じですね!

吉野 そうです。そういうOSって、起動するまでにものすごく時間がかかります。さらにExcelやWordを立ち上げようと思うとそれにまたものすごい時間がかかったりしていました。

りこ 電源を入れて、立ち上がるまで別のことをしていないと時間がもったいないんですよね…

吉野 ありましたねえ。
でも今の時代は違います。デバイスを瞬時に起動してアプリを切り替えたり、モバイルなら電車や飛行機の中、寝る前なんかにもすぐに仕事ができる環境を作ることができます。
もう多くの人が便利さを享受していると思うのですが、とかく、長い期間会社員をやってきた方たちは頭の中が古いOSのままな人が多いと思うんです。
デスクに行かなければ仕事ができない、などという固定観念にとらわれている方は、今の時代、それを取っ払ってほしいです。自分自身のOSを最先端のものにアップデートして、脳と行動を変換させていくことが大切だと思います。

りこ つまり、ガジェットのOSだけでなく、”自身のOS”ということですね。

吉野 そうです。スマホだけじゃなくて、自分自身も常にアップデートしていかないといけませんね。
こういったことは、すごく敷居が高いかというと、全くそんなことはありません。「今日は仕事場所をスタバにしてみよう」、「今日はパソコンでなくスマホだけで仕事してみよう」、「今日はテキスト入力じゃなく音声入力をしていこう」など、ほんの少し行動を起こすことで、アップデートできると思います。
独立する時に大切な能力は大きく分けて二つあります。一つはコンサルタントとしてのスキル、そしてもう一つはマインドセットです。どんなにコンサルタントとして優秀で、スキルをたくさん身に付けたとしても、やはりマインドが古いままではだめなのです。

りこ 私は、電車やバスに乗っている時間にスマホでメッセージをチェックしています。そのタイミングで見返すことで、今日のタスクを確認したり、仕事関連のメッセージを返信したりしているのですが、そんな私を見て仕事していると思う人ってどのくらいいるんだろう、と考えます。「仕事はデスクでするもの」という考えからアップデートできていない人は、スマホを触っている人を見たら、「LINEしているのかな」「ゲームしているのかな」と思いますよね。

吉野 僕も独立したての頃は、Tシャツ・短パンで仕事することに関して、何か違和感があったんです。

りこ きちんとした服装でないとスイッチが入らない感じですか?

吉野 服装もきちんとして、事務所を借りて、デスクに向かい、何時から何時までは仕事をする、と決めないといけないような気がしていたんです。それをできていない自分がダメなんじゃないかとも思っていました。それはやはり、20年以上の会社員時代に身に付けた古いOSを新しいものに変換できていなかったからです。
今、それをようやくアップデートできているし、このマインドセットの重要性をもっと早く知っておけばよかったと思います。

りこ 吉野さんは十分な準備の期間がなく会社員を辞められたから、そういったマインドセットに時間がかかりましたか?

吉野 そうですね。かかりました。
当時の僕には塾もなかったしメンターもいなかったので、自分の中でいろいろと試行錯誤しました。
それもあって、僕がこれから吉野塾で教えていきたいのは、なるべく遠回りせずに最短距離で進んでいく方法です。吉野塾を作ろうと思った背景がそこにあるんです。
古いマインドはりこさんにもありましたか?

りこ ありました。最初の仕事が空港のグランドスタッフで、ばっちり髪の毛を固めて、ヒールを履いて、制服を着て、現場に行かなければできない仕事だったので、短い期間でしたがそれが体に染みつきました。その後学習塾で働いたときには、子どもと接する仕事だったのでもう少しカジュアルでも良かったのですが、初めのうちはそれを変えることができませんでした。髪は必ず束ねて、ヒールを履かなくては、と思っていたんです。でも仕事をしていく中で、少しずつ自分の中で修正をかけていきました。最後の科学館での仕事は動きやすさ重視だったのでス二-カーでも良かったし…職場が少しずつカジュアルになっていったので、無理なく今の働き方にできたのかもしれません。


軽いOSで、頭も体も身軽になろう

吉野 りこさんは主婦、母親、お仕事など、複数のキャラというか人格を使い分けているじゃないですか。これは、重たいOSのままではできないことですよね。

りこ 確かに、いちいち切り替えに時間がかかっていたらやってられないですね。

吉野 僕自身、毎月十社以上の会社を支援させてもらっていると、常に新しい仕事の話があります。それも、古くて重たいOSのままだと切り替えができないんですよね。業種、規模、課題がそれぞれ違うクライアントの課題を解決していくには、やはり軽いOSが必要です。

りこ 会社ごとにテーマややり方も違うだろうし、頭を軽くして、瞬時に切り替えていけるようなマインドでないとついていけないですね。

吉野 日本も殺人的な暑さなので、革靴でなくてスニーカーを履いているというだけで移動が身軽になります。

りこ サンダルでもいいかもしれないですね!

吉野 そうだね!身軽でいれば、その分移動もしやすくなります。

りこ 革のカバンを持たなきゃ、スーツを着なきゃ、と思うのはしんどいですよね。

吉野 そうそう。この辺り、想像しているだけではなかなかイメージが湧かないと思うので、ぜひ一度体感してほしいなと思います。
20年以上ずっとスーツでバリバリ仕事をしてきた方も、セカンドキャリアとしてこんな生き方もあるんだよ、新しい自分を見つけられるんだと、というところを吉野塾で伝えていきたいと思います。

りこ 吉野さんがこれまでも言われてきたように、会社員をしながらでもいいから、とりあえずお休みの日にちょっと外にパソコンを持って行ってカフェで作業してみるとか、遠くに足を伸ばしてワーケーションしてみるとか、小さな行動を起こすだけで「こんな感じでできるんだ」と体感できますよね。

吉野 吉野塾に、経験やスキルを七つの法則にまとめるというプログラムがあります。こういった作業を、独立準備期間、週末のカフェで取り組んでみるとか、企画書の表紙をクラウドワークスやココナラで依頼してみるとか…。そういった挑戦も身軽でいいですよね!


軽いOS=一つのことに囚われない心

吉野 メンタルがやたら強い人っていますよね。ものすごく借金を背負っているんだけれど全然気にしない、気にしたとしても表に出さないような人。僕の周りでもたまに見かけます。こういう人たちは総じてOSが軽いように思います。
チキリンという作家さんがいらっしゃるんですが、その方の言葉に『人を不幸にするのは囚われる心』という言葉があります。囚われる心というのは例えば、妬み、嫉妬、他人と比較してしまうことなんかでしょうか。

りこ 分かります!ついつい比べちゃうんですよね~

吉野 人間だから仕方がないんだけど、そういう囚われる心を持たない軽いOSであるべきだと思いますね。

りこ 比べてしまっていた時期があったんです。フリーランスになったけどお仕事も大してないし、大きな会社に長く勤めている友人たちの方がすごいな、結局自分はもう望んだとしても大企業の会社員になるなんてことはかなわないな、と考えて、しんどくなっていました。
今は、住む場所も地元から京都へ引越して、友人たちとは物理的に距離を置くことができましたし、自分には家庭があって子どもがいて理想の働き方を実現できているということで、囚われていたものから離れられた感じがしています。あまり周囲を気にしなくなったし、自分は自分で楽しめていると思えています。


小さくてもとにかく行動すべし

吉野 僕もりこさんも経験があると思いますが、囚われない心を持とう!といくらデスク周りで考えても仕方がないんですよね。行動しない限り、解放されない。
僕みたいにTシャツ・短パンで仕事をしたり、ワーケーションに実際に行ってみたり、行動を起こすことでOSも軽くなっていくし、囚われない心にもなっていくと思います。

りこ その通りだと思います!ほんの些細なことでもいいから、とりあえずやってみることが大事ですよね。

吉野 僕は自己啓発本なんかも読むのが好きで、昔よく読んでいました。でも100冊本を読むよりも、一つでいいから行動に起こしてみるというのが大事なのではないかと思います。

りこ そうなんですよね。机の上では何も変わらないと思います。

吉野 小さな行動を一つ起こすことによって、そこからまたアップデートする力を身に付けられるんですよね。
いきなりiOS15にはならないんですよ。「13.1」、「13.2」、「14」という感じで少しずつ段階を踏んでアップデートしていきます。

りこ そうですね。

吉野 そして、「あ、この人もう”iOS15”だな」みたいな人を見つけてメンターにすると、目標に向けて何をしなくてはいけないかが見えてきますので、おすすめです。

りこ 目標にできる人たちと時間を過ごすとか、たくさん話をするとかっていうのも大事です。

吉野 そうですね。
りこさん、今日は深く納得できた回だったのではないですか。

りこ はい!話しながら、自分のことを振り返って、「そういえば自分もそうだった」「今はこんなふうににできている」と再認識できました。
ぜひ、今モヤモヤしている方、くすぶっている方たちは少しでも行動に移して、それをきっかけにマインドをアップデートしていけると、素敵なセカンドキャリアにたどり着けるのではないかと思います。

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『吉野塾 | 大人のラジオ』は、吉野隆行が主宰する、個別メンタリング&コーチング塾『吉野塾』の公式ポッドキャストです。
吉野塾は、会社や組織に依存せずに、自律型キャリアをつくりたい方、自分の市場価値を高めたい方、月収7桁を達成したい方、自由で成長を感じれる新しい働き方をしたい方、セカンドキャリアを目指す方、自分の理想の働き方や暮らし方をデザインしたい方など、多様な志向を持った大人の方々が集まる塾を目指しています。
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◎吉野 隆行
関連リンク
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◎須村 りこ
京都市在住、2児の母。
これまで某国際空港のグランドスタッフや学習塾の講師、科学館スタッフなどの仕事をしてきたが、結婚、引越し、夫の転勤、出産、育児などライフイベントに伴い転職を繰り返す。
家族、自己実現、仕事をバランスよく並立させたいと考え、2022年4月からフリーランスに転向。
現在はオンラインで、宅録ナレーション、オンラインセミナーの運営サポート、ライティング、事務作業など様々な仕事の受託や、子ども向けのイベントの企画や実施などをしている。
会社員時代の収入を取り戻せるよう模索中。
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