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妄想音楽祭 開幕♪

ゴールデンウィークの楽しみといえば、「ラ・フォル・ジュルネ」である。東京国際フォーラムをメイン会場に3日間にわたって行われるクラシック音楽祭。もともとフランスでやっていて、日本では2005年から始まった。

毎年テーマがあり、日本での最初の年は「ベートヴェンと仲間たち」だった。数カ所の会場でひたすらベートーヴェンの曲が演奏され、一公演1500円〜とお手頃な値段でチケットが買えるので、ヴァイオリンコンチェルトを違うソリストで3回聞いたりして、朝から晩までコンサート三昧を楽しんだ。この年、私は調子にのって3日間で全20公演ぐらいをはしごして、堪能したのだった。関連する映画もやっているので「不滅の恋」を見て号泣したんだっけ。ベートヴェンは何かと体力を使うので、疲れ過ぎて涙目になりながら帰途についていた。震災があった2011年だけは、気分があがらずお休みしたけど、それ以外の年は毎年通っている。

海外のアーティストもたくさん来るので、雰囲気もインターナショナル。さっき聴いていたアーティストがその辺を歩いていたりして、気軽に観客に話しかけられたりしている。思えば、私の推しアーティストのフランク・ブラレイやネマニャ・ラドゥロヴィチと出会ったのもラ・フォル・ジュルネだった。

去年も中止で、今年も中止。さみしすぎて泣けてくる。

泣いててもしょうがないので、おうちで「妄想」音楽祭だ。自分でプログラムを作って一人で音楽かけて楽しもう。こうなったら、好きなアーティストを世界中から時空を超えて、招待しちゃうもんね。

「妄想音楽祭 2021」
5月1日 前夜祭
《プログラム》
〜ひたすら爽やかな5月。新緑の薫りを胸いっぱいに吸い込んで〜

ベートーヴェン ロマンス2番
ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
フィルハーモニア管弦楽団

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団

こんな遊びをしてたらいくら時間があっても足りないのだった。5日間はあっという間。前半にやるべきこと(持ち帰ってきた仕事)をやり遂げ、5月3日から妄想音楽祭を開幕したいと思います・・・。

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