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後だしジャンケンはズルくない

正月の朝5時、豚の角煮をつくりながら、後だしジャンケンについての結論が降ってきたのでメモとして残します。


後だしジャンケンはズルくない。

なぜか?

後だしジャンケンをする奴は、当然あからさまに、明確にズルいので、世間からも悪いといわれるし、相手を不快な気持ちにさせるため、当人は「うまくやった」と思っているかもしれないが、周りからは嫌煙されてしまい、報いを受けて居る。(本人気付いてないかもしれないけれど)

後だしジャンケンをする人は、ただ、そのことに気づけないアホなだけのだ。


本当にズルいのは、先だしジャンケンをする人だ。

「自分はこういうことを考えている。
 でも、こういう点が弱点です。
 そして、あなたにはこうして欲しいと思っている」

こんな風に、丸裸になって自分の弱みをさらけだし
相手への期待を全て伝えてプレゼンする。

ズルいわ…(/ω\)

もちろん、本当に狡猾という意味のズルさではなく、魅力的で清々しいというズルさだ。

この人の弱みや、期待につけ込むかどうかも、私にゆだねられてしまう。ビジネス上の、言葉の妙での駆け引きや情報を隠すことで違う推論を導き出そうというやり取りが一切ない。

この先だしジャンケンをする人にあるのは、勇気と自信。弱みをさらけ出す勇気と、つけ込まれたり利用されても自分はそれを解決する能力があるという自信。そして、本当にピンチになるような情報までは出さないという賢さ。


ちなみに、普通にジャンケンをするのが一番楽な道です。何もうしろ指さされず、負けてしまったら「負けた―」と言えばいい。よくも悪くもなく、ただ普通である。


そして、一番ズルい奴は、ジャンケンするフリをしてジャンケンをしないやつだ。結論出さないやつ。
チームに参加して、試合に出るフリをしているのに、なんの仕事(結論)もしないやつ。でもやっぱり、試合に出てプレイヤーとして限りあるメンバーの席を埋めているので、周りにその分の負担をかけたり時間の浪費をさせて最低なやつです。

ヒエラルキー構造のなかで、守られてそういう人も昇進して周りに負担をかけながらその地位でいられるのも、そう長くはないでしょう。

独立してから、人を見る目がむかしより多少は養われました。それは「先だしジャンケン」をするようにしたからです。自分の情報、とくに弱みや意向を先に全部伝えてしまい、相手がどのようにそれを受け取り、自分の情報を率直に出してくれるか。この1回のやり取りで、ほとんど8割がた分かります。利用しようとしてくる人とは、もちろん全力で逃げる。


余談ですが、プレイベートでも先だしジャンケン。昨年、5月に出会って6月に婚約、9月にスピード入籍したのですが、私も夫も先だしジャンケンの人でした。

いつも正直に、何がしたくて、何が期待で、何ができないのか、を言ってくれます。そして、私がちょっとすれをズルく利用しようとしたら、すぐ気づく。そしてズルさに気付いたことも指摘されます。

そんなこんなで、仕事もプライベートも忖度しない関係で、勇気と自信と賢さを育みながら精進します。株式会社女子マネを、今年もよろしくお願い致します。


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