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「起業したい」と相談されて答えに困るけど、何とか答えていること

こんにちは、株式会社女子マネの中里です。
土曜日、娘が1才の誕生日を迎えました。記念写真を撮影しに行って、この1年の子育てを思うと胸がいっぱいで。成人まであと19年(笑)これからも楽しみながら頑張ります。

おまけ_20210220

お仲間が作ってくれた画像です。

では、今日もちょっとツッコミが辛口ですがお読みください…!

この解説、正座して聞いて欲しい

さて、表題で「起業したいんだけどどうしたら?」と言われていつも困るんです。パッと答えられる話じゃなくて、答えるのがちょっと大変だし、あんまり細かい説明は求めてないと思うから(これが間違いだと思うんだけど)、いつも適当に誤魔化して回答してきました。笑

最低半年〜1年間くらいちゃんと時間をとって取り組むくらい真剣ですか?ということを聞いてから答えたいんですが、これは読み物にしたらリンクをくるだけでいいじゃないか、と思って書いてみます。

このブログをかく前に考えたメモ。

なにをするのか

一言に起業といってもやり方は無数になります。そして、その無数のやり方の「一つ」に特化した起業塾が沢山あるのですが、みんなやり方の検討をする前に、一つのやり方の起業塾に入って「これは合わないかも」と思っているような。(それは私も何度も経験済み)


まず、誰になにを提供するか

ここがターゲティングで、誰の役に立ちたいのか、その人に何をして上げられるのか?を考えるところからスタート。

お金稼ぎたい!という目的だけで成果が出るまで進められる人は、「何をすれば儲かるか」から考えてもいいと思う。でもそれで続けて稼げる人は一握りだ。

そもそも、お金の稼げる額で動ける人は私に相談なんかしない。そういう触れ込みをしている商材や塾をさっさと検討し、何ならYoutubeとか無料のサービスだけで結果を出している。でも、この質問をしてくる人はそうじゃない。

「お金だけじゃいや。私のやりたいことでお金を稼ぎたい。そしてやりたくないこともあって、時間の自由になる働き方をしたい。好きなことでお金を稼いで、好きな時に好きなところに行きたい」

と思ってる。ねーよそんな仕事。

いや、正確にはちょっと質問しただけで「あ、これが私のやりたいことだ!そして理想のライフスタイル♡」みたいな答えは、私(他人)には出せないということ。

で、最低限のターゲティングについても「じゃあ、あなたはなにができるの?それを買ってくれる人はいるの?」と聞くと「それはわからない」

なにもやってないのにフィットした起業方法なんて、見つからねーよ!

まずは、誰になにを?を決めるために行動する必要があります。だって「誰になにをしたいのか」を決められるのは本人だけだから。それが自分で確信が持てるように行動して、自分に腹落ちさせるのが最初のタスクです。考えていたって答えが出るわけない。

じゃあ、誰になにを?が決まったら、ターゲットの注目を集めるフェーズに移ります。

注目を集める

「知ってもらう」ともいう。この知ってもらうための方法も無数にあるんだよね。知ってもらって、買ってもらい、リピートしてもらうための方法を固定した起業塾は沢山ある。

で、注目を集める方法も複数あって、沢山集める必要があると思っているけど、別に起業するのにたくさん集める必要はない。私はメルマガリスト0のまま起業した。副業で貸し会議室みたいなことをやっていたから、リアルで知り合って仕事をしてきた社長さんが複数いたのだ。

で、注目を集めるにも、

・たくさん集める(SNSやブログでアクセスやフォロワーを集める)
・少しだけ集める(1対1で繋がる)

こういう全く違う方法がある。じぶんの商売で「ターゲット」の誰かと知り合うのに、どっちが出会いやすいか?ということと「じぶんはどういう注目を集める方法が得意か」ということを考えてから手段を決めなくちゃいけない。

注目を集める方法として

・文章で注目を集める(ブログなど)
・トークとルックスで注目を集める(動画・音声)
・写真で注目を集める(インスタとか)

ターゲットの集めやすさと、じぶんの得意技がどれかで、どういう方法で集めるの?ということを検討する。

「とりあえずブログ!」ってお勧めしません。文章をかくのが好きで得意だと良いけれど、お客さんもいないままブログを書いても、提供できるサービスがないと個人の日記になりがち。唯一面白いのは、赤裸々な体験談で、これが最強なのだけれど、これも文章力がいるし自己開示力がいる。一番面白くないのは、お客さんいないのに上から目線でノウハウを書いているだけのブログ。リアリティがないからこの人素人だなってバレています。(いや私もそういうブログを書いて無風状態で、経験ずみ)

私が独立時、リスト0でどうやって起業したかというと、

ターゲット:社長さんや副業でお金稼いでいる人
商品:サロンの立ち上げサポート(コンサルと継続サービス)

だったので、こういうターゲットはブログで依頼する人を探さないので、リアルの信用だけで仕事がスタートしたのでした。

すっごく大事なことをいうと、「誰になにを」と「注目を集めるやり方」は同時に仮説のまま試行錯誤するしかない。そうしないといいも悪いも結論が出ない。だから、とにかく動いて。仮説で動いて「これは違う」を塗りつぶして行って次の試行錯誤をするしかない。

では、次

お試しで購入してもらう

知って欲しい相手から知ってもらえて、そこで人間として専門家としてOKラインをクリアしたら(信頼してもらったら)、購入してもらう。

すぐ買ってもらえなければ、購入する価値があるのかどうか、お互いの相性をみるために、個別相談だったり、無料でモニターを募って最初の1回目の体験してもらったり、定価より安くして買ってもらう1人の相談に乗りながら購入してもらう。

ここまでの流れができたら、あとはより深いサービスを作るために考えてみる。

深いサービス・バックエンドを作り買ってもらう


1回では解決できない悩みに複数回よりそい長期ゴールに向かう 
1回のサービスの前工程・後工程もサポートする
継続的にサポートを続ける
コンサルティングや個別対応をつけたリッチサービス

こういうものができないかを考えてみる。

この4ステップを1回やっただけでゴール、ではない。

自分も7、8年副業していたからわかるんだけど「お試しで購入してもらうこと」まで進むのがめちゃくちゃ大変だった。正確には、お金をいただく、ということにブロックがあってお金を受け取れなかったりして、その先に進めてこなかった。

で、お試しで購入してもらえたらゴールかというとそうではない。仕事にしてみて初めてわかる違和感(笑)「ちょっと違うな」が頭じゃなくて体でわかるというか、そこで初めて「やっぱ違う!」と確信をもつことになって、ターゲット設定からやり直し…という試行錯誤がはじまる。

だから、本当に「やりたいことが決まった!」と机の上で喜んでいてもそれはスタート地点にしかすぎないというか、一歩も歩んでいないのでスタートすらしていない状況なのである。

そして、最後に書いてしまったが、最初に検討しておいた方が良いことはもう一つある。

ライフスタイルとサービス形態

私は独立当初は、起業家のコミュニティ運営支援サービスだけを行っていて、24時間オンラインサロンの運営でチャットやメールに張り付いている状況だった。売り上げは初年度から1000万円超えで順調だったものの、ライフスタイルは全く考えていなかった。

現在は、冒頭にも書いたように結婚し、子育てをしているから、24時間サービスのようなことはできない。そのため、個別サポートを減らして、集合研修型と動画コンテンツでのサービス提供の比率をグッと増やした。

個別サポートもお問い合わせがあるので、1時間2万円の個別相談にきてくださった方だけに、高単価でコンサルや継続サポートを提供することにしています。これもターゲットを絞っていて、まだ起業すらしてない人がいきなり「ちょっと教えて!」ってこられても、私の単価でペイできる段階の人じゃないことが多いので、1時間2万円を超えられた人以外はマンツーマンサービスは買えないようになっています。

だから、

・労働集約型…時間単価いくらの時給労働(単価は上げやすいが時間を取られる)
・動画コンテンツ販売…単価はそこまで高くないが、自分の稼働が増えない
・受注を行った後にチームで働く

こうした働き方を組み合わせて、コンサル等直接労働は1日2時間までと決めて、子育てと並行しながらコンテンツ制作などの仕組み化に時間を割きつつ仕事をしています。

毎年、労働収入とコンテンツ販売や他の売り上げの比率をこのくらいに変えよう、と決めてから働いています。子供が生まれるまで「ライフスタイル」なんて考えたことがなかったのですが、19年妊娠がわかってから急ピッチで働き方を変えました。

既に子育てしていたり、副業の人は、このライフスタイルを視野に入れてビジネスをスタートするのが良いかもしれない。でも、何度もいうけどいきなりお客さんがいない状態で動画コンテンツを作っても売れないし、作れないと思うので、必ずリアルにお客さんと接点をもつことは必須だと思う。

道は長いように感じるかもしれないけれど、残念だけどこれがリアルな話。

そして、残念でもない話は、副業して8年、起業して5年になるけど、この「これだ!」から猪突猛進して「やっぱ違ったー!」と試行錯誤してきた十数年はずっと楽しかったということです。

頭で考えてたら難しいけど、身体を動かして世界と違う関わり方ができるようになっていくのは、何より楽しく素晴らしい経験だった。いや現在進行形です。今日も生徒さんの反応や成果に一喜一憂しながら頭を抱えているけれど、これが楽しい。

来月頭くらいには、タイプ別の起業家診断という簡易診断とマジ診断のサービスができると思うので、楽しみにしててください。

B案 (1)

これは仮バナー。

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