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【旅行記】 2016年2月 ニューヨーク

初めての海外一人旅。
憧れのアルフィー・ボーがBWのレ・ミゼラブルでジャン・バルジャンに登場と知って、行かねばと思いながら12月の旅行が先に決まっていたこともあり、二の足を踏んでいたところに、アルフィーのバルジャンは2月末までとのニュース、これは行くしかない!

ANAの宿泊パックでブロードウェイの劇場から歩いて帰れるホテルを予約。冬の旅なので、コートなどはかさばるけれど、どうせ着ちゃうので、荷物はコンパクトに。三度目のニューヨークへいざ!

レ・ミゼラブル観るぞ

日本でずっとレ・ミゼラブルのチケットを確認して、アルフィーの出番を確認。それでも直前変更などもあるのでチケットが残っていることを確認して、現地購入として、2月初めの土曜日に成田を発ち同日ニューヨーク着。荷物は手荷物にしたので、サクサク移動。よし、タイムズスクエアに到着して、TKTSへ。窓口で今夜のレ・ミゼラブルと言うと、アルフィーじゃないけれどいいの?と言われて大混乱。あれあれ??ちゃんと日本を出る直前に、土曜ソワレはアルフィーを確認していたし、他の仕事での代演の日でもないことを確認してたのにどういうこと??。とりあえずまだ時間もあるので、チケットを買うことはあきらめて、ホテルへチェックインすることに。

テクテク歩いてホテルへ到着。チェックインして落ち着いた後、ホテルのコンシェルジェでレ・ミゼラブルを見たいのだけど、アルフィー・ボーのジャン・バルジャンが見たいのだけど、というとスケジュール確認してくれて、あ、今日の夜はアルフィーのバルジャンだよ~~と教えてくれる。近いから劇場のボックスオフィスに行ってチケット買うといいよ~~と。
(ちなみに、私のアルフィー・ボーの発音が悪すぎて全く通じず、紙に書いたら、あ~~Alfie Boeね!!って大笑いされちゃいました)

ということで、安心して劇場のボックスオフィスへ、そして今日のソワレ1枚というと、窓口のお姉さんが悲しそうに、Sorry, No Alfie とまず一言。

え??。お姉さんがアルフィーはしばらくお休みで、次の出演は木曜日夜になると説明してくれる、木曜日は日本に帰る日…どう頑張ってもソワレは観られない…どうすればいいの私状態。

とはいえ、ここまで来てレ・ミゼラブルを観ないわけにはいかない。OKと言って1枚お願いしたら、上手端の2列めの席でした。

アルフィーバルジャンではないけれど、それでもチケットを手にしてウキウキした気分で外に出たら、まぁあちこちにアルフィーバルジャンの広告が・・・アルフィーのバルジャンを見逃すな!とかあるわけですよ。見逃さないために日本から来たんだよーーーーーって叫びたくなっちゃいましたわ。

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色々と疲れたので、ソワレまでホテルでゴロゴロ。

そう、こんな席!日本の劇場と違って、BWはコンパクトな劇場も多く、ステージと客席が近い近い!

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この日のバルジャンはmJ.Michale Finley 。身長はそれほど大きくない方ですが、とにかく優しい優しさでできているバルジャンで素敵でした~~。

やっぱりレ・ミゼラブル好きだなぁと感動しながら終演。さて帰ろうとしたら、客席で男性が、「ねぇ。このショーに感動した?気に入った?もしそうなら、ステージドアでその感動を出演者に伝えてみない?こちら側(劇場の入場口とは逆側)のドアから出るとステージドアだよ」と観客に声をかけてくれた。

ブロードウェイの劇場は狭いところに工夫して作られている劇場も多いので、終演後はあちらこちらの扉が開放されて、劇場裏の道にそのまま出られたりするのだけれど、丁度劇場裏手がステージドア(楽屋口)

せっかくだからと、ステージドアへ行ってみる。そこには既に人だかりが。けれど、ちゃんと柵があるので、安心して待っていられる。そうしたら案外早く出演者の方が出ていらして、ファンサービス、劇場で配られるプレイビルにサインして、写真に応じてくださる。もちろん対応をしたくない、できない方々は別の出口からも帰れるので、ある意味ファンも安心して声を掛けられる感じで、和やかな雰囲気。

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で、こちらが優しい優しいバルジャン様!!写真をお願いするとちゃんと📷目線をくださったのに、私がスマホ操作に手間取っている間に、お隣の方が話しかけられて、横顔激写とあいなりました(笑)。

さて、せっかくの一人旅。当然観劇三昧です。アルフィーが観られないので、レ・ミゼラブルは1回で終わり。後は何を観ようかなぁ。と日中はプラプラして、やっぱり日本での情報集中に一番気になった演目から。

アリージャンス

ジョージ・タケイさんの第二次世界大戦中の日本人強制収容所を舞台にした異色ミュージカルということで、ちょっと緊張しながら、劇場へ。2階ほぼセンター席から。主役のケイはあのレア・サロンガ!!
私がアルフィーに堕ちたレミゼの25周年コンサートのファンテーヌ様、ミス・サイゴンのオリジナルキム!
英語が得意ではないので、初めての作品ですべてを理解出来たわけではないけれど、衝撃的で、ボロボロ泣きながら、胸がつぶれそうになって、この作品がブロードウェイで上演されていることに、なんとも言えない感慨を覚えました。マチネでしたが、終演後SDには人だかり。私が日本人だとわかると、素敵なマダムがこちらへいらっしゃいと、ドアのすぐ近くの見やすいところへ招いてくださって、ジョージ・タケイさんが素晴らしい!!と力説されて、誇らしいような気恥しいような気持に。そうしているうちに配られる衝撃の”レア・サロンガ”団扇!!。ソワレもあるのに何人か出てらしてサインしてくださいました。そして、誰かが今日はタケイさんは出てこない、残念。と声をかけて、解散。

アリージャンスは、その後ブロードウェイの舞台を収録した映画版が公開され、クラウドファンディングのリターンでジョージ・タケイさんも登板された舞台挨拶付きの回を見て、オリジナル音源を聞いて、今年とうとう日本版も上演され、もちろん観に行きましたが、色々考えさせられる作品です。

オペラ座の怪人

もちろん大好きなオペラ座の怪人は外せません。天辺の席でしたが、舞台全体が観られるので、もうただただ、物語の世界に浮遊して浸りました💕

ブロードウェイ版はなんといってもマスカレードのシーンが大好きです。

何度も見ても曲も舞台も好きです💕

新作のHamiltonもちょっと気になりましたが、なんせ大人気で劇場には当日券を求める方々が寝袋持参か?という感じの気合でもう熱気が凄い。このあとトニー賞が決まって、やっぱりねって感じです。

ということで、

Book of MORMON

前にNYに来た時に観たかったのですが、人気公演でチケットを取れなかったので、今回初観劇。とても楽しくて面白かったけれど、モルモン教の布教に行く若者たちのドタバタはなかなか日本でやるのは難しそう。モルモン教に対するギリギリのブラックジョークの連発ですし💦

キャストボードの写真を撮ってないので、お名前を忘れてしまったのですが、どこから来たの?と聞かれたので日本からよ~と言ったら、東京?そう、そう東京、ぼく、ディズニーランドでしばらく仕事してたよ~~ってにこにこポーズをとってくれました。きっとパレードの王子様だったんだろうなぁ。

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ということで、5泊7日のニューヨーク一人旅、観劇メインで、後は博物館や美術館をのんびり回って、ロックフェラーセンターのスケート場を冷かしたりとなかなか充実してました。でも一人だと食事がちょっと味気ないね。ホテルが近いので、観劇前にホテルで気軽に休めたのは良かったな。

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