沖縄の開業率が高い理由
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▼ 沖縄の開業率が高い背景
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・沖縄の開業率は9.1%(全国4.7%)
これには、いろんな背景があると思う。
コロナ前に国内外からの投資が進み、法人が立ち上がっていることが大きいのかなと思いますが、雇用・採用の面からみると
「これ以上、待遇改善が見込めないから独立する」
という人たちも多くいるな。というのが肌感覚です。
沖縄のマーケットで20人30人の人を雇用して、毎年業績をアップさせて、給与水準を上げていくのは、至難の技。
それをやれている企業さんとかめちゃくちゃ尊敬します。
が、少なくとも私にはその資質がないな…。と感じていて、別の選択肢を作るのが、私の仕事かなって思っておりまして。
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▼ 正規化だけが幸せじゃない
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もちろん、給料上がらないから独立する。
くらいの発想では、うまくいかないのが社会なので
廃業率も高い。
このチャレンジすることの是非はその人の価値観なので
他人がとやかく言うことではないと思っています。
ただここで私が思うのは
低賃金、非正規雇用の比率が大きいことの課題解決アプローチが正規雇用化を進めることだけではない。ということ。
もちろん、正規化や安定を望む人に対するサポートはあっていいし、続けて欲しいのですが
一方で、「だったら自分でやったるわい!」というチャレンジ精神にこそ、沖縄の未来がつまっていると思います。
しかも沖縄は女性の開業率も高い。
これも文化的背景や、シングルマザーの多さから、わりと納得感や実感値はあります。
なにが言いたいかと言うと
非正規雇用→正社員になること→安定してHappy
という図式は、平成の30年間で終わっていったのに
令和になってまで、まだそこだけを目指してていいんでしょうか?
ということです。
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▼ 他人のワークスタイルに惑わされない生き方
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せっかく非正規なのだから
雇用契約をしっかり見直して
「月給12万だけど、週3日働いて。」と巻き直す。
空いた4日間で、別の仕事やキャリアが生まれるチャレンジをする。
副業、ダブルワークということではなく
そもそも、仕事は1社からもらうのが当たり前。という前提を失くすのはいかがでしょうか。
就社という概念をなくす。
そもそも、人は会社のために、生きてない。自分のために生きるでしょうし。
日本のメンバーシップ型の働き方は
20歳やそこらで、初めて選らんだ会社が天職でなければ
幸せにはなりにくい。
という超絶に、融通がきかないシステムです。
動物病院の看護師やっていたのに美容師になる人もいるし
東京のIT会社にフルリモートで雇われているバックオフィス業務担当の女性もいます。
元々バリバリの美容部員だったけど保育園を経営している人もいえば
日本が大好きだからと留学してくれて日本各地の地方にPC関連機材のドさ周り営業をしてきた台湾の女性もいます。
ワークスタイルなんて、そもそも今までもこれからも画一的ではなかったわけです。
「あの人は公務員になったから幸せ。」
「あの人はシングルで非正規だから不幸せ。」
なんて、他人がとやかく言うことじゃない。
ただ、
「こうなりたい!」
という方向を決めた時に、応援ができる社会であればいい。
私はチャレンジする人たちと一緒に
働いていきたい。そう思っています。
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