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「人手不足ですねぇ」が挨拶がわりになりました

コロナ禍が明けて、急に世の中の時候の挨拶に「いやー、人手不足ですねぇ。」
がトレンド入りしました。

ですが、毎月沖縄労働局が発表している、
月間有効求職者数(その月ハローワークで仕事を探している人の数)は
2017年4月が25,685人で
2024年3月は28,958人です。

あれ?今の方が、求職者多いですけどーーー?
コロナ前の方が、人手不足でしたけどーーー?

実際、私は2015年から、採用コンサルしてますが
今が急に人手不足になったとは感じませんし、
「以前に比べて、採用が難しくなった。」とも感じません。

なんかね。「今は人手不足だから…。」と言えば
事業がうまくいかない理由になる。みたいな
免罪符に使っている人の割合が増えただけなんじゃないかとすら思っています。

人手不足なんじゃなくて
事業者が、採用、求人においてこれまであまりにも怠惰で、甘く見ていて、優先順位を低くし過ぎていただけですし
経営者自身もたいてい、人が多かった時代の人たちですから、肌身を持って人口減少を感じたことがないだけの話なんじゃないかと。

求人広告に「週休2日!」と書いておきながら、入ってみると違ったり。
18万円から35万円可!と書いておいて、35万円もらっている人は社内唯一1人。公私ともに社長に捧げている共依存のあの人…しかいない会社だったり。

そんなことで、人材が集まる時代から、当たり前のことを当たり前にやらないと人が集まらない時代になっただけ。
「人手不足だから…」と嘆くのは、何千、何万人規模の雇用を抱える大企業だけがつぶやく言葉なんだと思いますよ。

もちろん、コロナ禍を経て変わったことはあります。
日本最悪級の渋滞の中を、みんな毎日8:30に来い。
という会社に対して
「あれ?だってコロナの時、リモートにしても回ってましたよね…?」
という経験をしてしまった人たちが、
働き方を考え直したり、

「景気や感染症という自分の努力以外の要素で仕事がなくなるリスクがあるのなら、この先、家庭を養うにはもうちょっと違う業界に転職した方がいいかな…」
と、考え直す人も増えました。

コロナ禍よりも雇用は流動化した。とは言えます。
よって、人手不足ではなく、むしろ今は雇用のチャンスであるとすら言えるかもしれません。

冒頭のハローワークに通っている人の数が増えているのは、そういう理由で解説できると思っています。

周囲の方々に流されて
「うんうん、今は人手不足なんだよー。うちだけじゃなく、みんな大変なんだ。仕方ない。」
と言っているのは、レンアイに喩えると

「うんうん、周りはみんな独身で、恋人なしだ。オレだけが寂しいわけじゃない。安心安心。」
と言っている、中年ひきこもりおじさんと同じです。

いいから、ユニクロで清潔な服を買って
散髪屋も、ちょっとおしゃれな美容室に変えてみて
休みの日は、最低でも新しいこと1つするように、
知らない人と出会う、話す、きっかけが生まれる過ごし方を考える。みたいなことしてください。

で、この清潔な服と、おしゃれ美容室と
休日の過ごし方を一緒に考えるのが
レンアイ型採用コンサルタントですw

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