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2023年のレザシレガーとこみや

こんにちは、SSWトラックメイカーのkomiya hairuです。
今回は2023年のRhesa Siregarとこみやを振り返ります。

春の曲 komorebi
夏の曲 真夏のコンフォート
秋の曲 GIFT
    月のシティ
    my love(2024年1月リリース)
冬の曲 君へ


ジャズキーボーディストのレザとは2023年に彼からコラボのお誘いをいただいたのがきっかけでした。
彼とはとても良い関係を築けていて、存在が自然すぎて最初がどうだったかを覚えていないので当初を思い出すためにDMを見てきました。
最初はレザが私のボーカルサンプルを使ってremixの連絡をくれたのが始まりだったようです。


そういえばよくコラボをさせていただいているvuefloorさんも最初はremixしてくれたんだった。
奏者の方はボーカルを使って雰囲気を試せるし、ボーカルの方もその人とのサウンドのイメージが湧きやすいのですごくいいですね、remix。
アカペラを配布していてよいこともあるものだ笑

話を戻して
そこからコラボのお誘いをいただいて、春に第一弾のkomorebiをリリース

私は作詞をする時に、サウンドを聴いた時に見えるイメージをそのままを言葉にしていくのですが、彼が見せてくれたサウンドは本当にこのジャケットの木漏れ日そのもので作っていてとても心地よかったです。
レザの歌(演奏)は自然体だからそのままサウンドにもでているんだなと感じます。

こちらの制作も無事に終わり、次は夏の曲を作ろうよ!
ということで制作したのが真夏のコンフォート

80sを意識した王道ポップスって感じです。
聴いていただければわかりますが、まあレザが良い仕事をしすぎている笑
この頃に、彼はレトロゲームが好きなんだと教えてくれたのを覚えています。
こういった80sの流れですが、私も数年前からfuture funkなどは好んで聴いていて自分でも作りたいなとは思っておりました。
歌声として自分はそっちのサウンドに合う歌は歌えるだろうとは思っていたのですが、自分でこういったpopsのトラックを作るイメージができなかったんですね。そのころはまだ自分でトラックを作っていてコラボでの制作をほとんどしていなかったこともあり。
そんなこんなで時は過ぎ、忘れていた頃にレザがやってきます。
既存曲のサンプリングで作るfuture funkでもなければ今時のcitypopのサウンドでもなく、プレーが思いっきり80sって感じです。
いやすごいな。
otaku×jazz×lofi=kawaii 80s(Rhesa Siregar)
とんでもねぇ掛け合わせで生まれる80sサウンド、良い。

ということで私も全力の80sを表現させていただきました。
制作もとても楽しかったです。


春夏と続きまして、春夏秋冬の曲を作ろうと話していました。
ここで次は秋の曲GIFT

すごく素敵な色を持ったサウンドですよね。
夕日に染まる街の様子が浮かんでいきました。
些細なことですが、この曲から作詞するときに浮かぶ映像の視点が変わったのを感じました。変わったというか、いままで見たことがなかった視点からのイメージが流れるようになって。それまでは自分からの目線しかなかったのですが俯瞰した映像で中の人達が見えるようになった笑
そうなると書くものも変わりますよね。最初にも書いた通りそこで見えているものを言葉にするわけですから。
それは私が何かしたというものではなく、確実にレザのサウンドが見せてくれる景色が変えてくれたものだなと。すごく感慨深かったです。
こうして書くと思うのですが、彼のサウンドは中の世界をリアルタイムに見せてくれるので歌詞が書きやすいというのがあるかもしれません。
しっかり曲の中を歩かせてくれるというか。

そうして順調に完成した秋の曲「GIFT」
曲が完成すると毎回「早くリリースしたいね!」とお互いにすぐ出したくなってしまう笑
秋の曲の予定でしたが最速で8月頭にはリリースしたのではないかと思います。秋の曲を真夏にリリースしてしまったな


そしてこの後につきのシティという曲を制作したのですが、どういう流れでできたのか覚えてないくらいハイペース笑
確かお盆にはつきのシティミキシングバトルの参加者募集をしていたのでその時すでに曲はできていた。

こちらのトラックを聴いた時の印象はキラキラした宝石のような夜の街。
街外れには月夜の光が柔らかく包む丘があって、爽やかな風を感じる
そんな世界が広がっていました。

そんな感じで曲の中に賑やかな人々の気配を感じたので、「ミックスバトルでもやる?」って笑
Xで声をかけて2~3人集まればレザに曲使っていい?と交渉する
とポストしたところ(突っ走りすぎる)
たくさんの方からお声がけをいただき、企画を考えると同時に進行するミキシングバトルが開催されました。

基本的に個人制作のトラックメイカーは自分でミックスもしてしまう方が多いと思うのでこちらも新たな感覚をたくさんいただけて、参加者の皆さん、レザの協力のもとすごく楽しかったです。
ちなみにこちらのバトル覇者はエンジニアのRosso.さん

エンジニアさんってすごいな笑


つきのシティも大盛況におわり、ようやっと秋にさしかかるころ
制作されたのがUrbnocturneから1/14にリリースされたmy love
UrbnocturneはJapanolofi Recordsさんのサブレーベルで、こちらはボーカル曲をメインに扱っていくそうです。

こちらも王道city popという感じの楽曲になりました。
勝手なイメージですけどcity popは歌詞が直球なイメージがあるので歌もそのように作っています。
でもあとから80sの歌とか聴いてみたら特にそんなことはなかったので思いっきり勝手なイメージなんだなと思いました笑
まあそういう個人の勝手なイメージがおもしろいものに繋がっていくと思うのでそれはそれでよいと思っています。

どんな流れだったかはよく覚えてないけど、たぶんレザの方から新しく立ち上げるレーベルに出してみないか?と提案をいただいたんだと思います。
レザはJapanolofi Recordsさんでたくさんリリースもしていたし、私もそのころJapanolofi Recordsさんの非公式フェチコンピに参加させていただいたりとご縁をいただいたりだったので、このお話をきけた時は嬉しかったです。
Japanolofi RecordsはオーナーのThirsty Girlさんはじめ、運営の皆さんやレーベルに参加されている方々の人柄が素敵で居心地がいいので、今後もご一緒させていただけたらと思っています。


そしてようやっと冬の到来
冬の曲です「君へ」

レザから「冬の曲はピアノとボーカルの曲にしようと思ってるんだ」と言われたときにすごくいいなと思いました。
ピアノとボーカルとなると歌唱力が目立つのでこみやの歌で大丈夫か?という気持ちもありましたが笑
まあそんなことよりすごく良いアイディアだと思ったし、なによりやりたい気持ちしかなかったので楽しみに待っていた。

そんな中レザから送られてきたピアノソロは素朴で優しくて、聴いた時になんだか涙が出ました。
レザは本当にものすごい速いフレーズも演奏できるし、難しいことはいくらでもできると思うんですけど、ボーカルに寄り添ったとても優しい演奏で、いまも書きながらそのピアノソロを聴いていますが、また涙が出そうです。
彼のSNSを見ているとたまにライブの映像なども投稿しているのですが、そういった背景があるにしても、ピアノソロの時点でまだ歌っていないボーカルがちゃんとそこにいるんですよね。
なかなかできないんじゃないかなあこれは。
そういうのも含めて本当レザの人柄だなあと感じます。

私の部屋からは一本道が見えるのですが、この曲を聴きながら、そこが雪景色に代わって静かにやさしく降る雪が見えました。
歌も作り込むというより素朴な感じで。


こうして四季の曲を作ろうと活動してきた2023年
こちらの冬の曲がレザと制作してきた1年を締めくくる最後の曲となりましたが、とてもあたたかくて素敵な曲ができて満足しています。

レザとは直近でEPの3曲を作り終えたところで、こちらもとても面白いものになったのでリリースが楽しみ。
作り終わったそばから次はこんなのどお?って始まるので続きますね笑

今後の予定として2月はvuefloor,Rhesa Siregar,シンジ,とkomiyaの4人で制作したバンドサウンドのミキシングバトルも開催、リリースするのでそちらも楽しみです。

歌もの楽曲というとどうしてもボーカルが花形になってしまうのですが、楽曲というものは関わる人で大きく変わるものだと思っているので、今後一緒に制作してくださった方々のそういった部分ももっと紹介していけたらなあと思っています。

2024年も明るく進んでいきましょう。ありがとう。


https://lit.link/komiyahairu



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