1/3を過ぎて 今年のJFLリーグ戦も第10節を終えた。まだ先は見えないが、第10節終了時点で首位は高知、2位に枚方、以下 Honda 、沖縄、栃木C、滋賀、V三重、マルヤス、V大分、鈴鹿が混戦状態で続いている。 J3参入のためには、既に明らかなように「ライセンス取得・ホーム観客数平均2,000人達成・順位2位以内」の3条件を全て満たす必要がある。これらについて、現在8位までと同じ勝点の上記10チームの中でJリーグ参入を目指さない企業チームである Honda とマルヤス
今季2022年のJ3は実に衝撃的なシーズンとなった。 衝撃の第一は、何と言っても参入1年目なのに圧倒的な成績で優勝・昇格を決めたいわきFCである。 一部メディアやネットの投稿などでは、今もいわきFCについて「フィジカル」とか「マッチョ」という言葉ばかりが踊っている。新規参入時の報道で、素晴らしく立派なトレーニングジムと鍛えた筋肉を誇らしげに見せる選手の画像・映像が目についたのは確かだが、SNSには「最近のJ3には体力任せの乱暴なサッカーをするチームが・・」などという見当
大阪・奈良そしてカズ 全30節で行われる JFL 日本フットボールリーグも26節まで進み、コロナ感染などで少しバラついた消化試合数も完全に揃った。注目の「J3参入」可能性のあるチームも、(残り4ゲーム全敗でもしない限り)現在2位のFC大阪と3位の奈良クラブの2つにほぼ絞られた。 JFL からJ3に参入するには、リーグ戦の上位4位以内、かつJリーグ百年構想クラブの中で上位2位までという二つの成績条件と、プロのサッカークラブとしての自律的経営能力を問う二つの条件合わせて四つの条
今年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(以下地域CL)が終了、JFL 昇格 (候補) チームが決定した。 大会前には、これまでにも地域CLに登場している関西の「おこしやす京都AC」、北信越の「福井ユナイテッドFC」、九州の「沖縄SV」などが有力と予想されていた。しかしながら結果は、関東リーグを急成長で駆け上がってきた「Criacao Shinjuku」と東海リーグで2位ながら輪番枠で滑り込んだ「FC.ISE-SHIMA」の、共に地域CL初出場の2チームが制するというや
第101回サッカー天皇杯の1回戦の24ゲーム(2ゲームが延期)が5月22・23日に行われ、48チームが登場した。内訳はカテゴリー上位からJ2が4チーム、J3が11チーム、JFL10チーム、関東関西などの地域リーグ所属が14チーム、広島県リーグから1チーム(福山シティFC)、そして大学が8チーム*1である。 唯一の県リーグチームの福山シティFCは、本来中国リーグに昇格するはずのところコロナ禍でリーグ戦が開催されなかったために県リーグに留め置かれたもので、昨年の天皇杯でも準々
JFL 日本フットボールリーグの2020年度が終了した。 大会方式そのものが、新型コロナの影響で本来の2回戦総当りを1回戦総当りの各チーム15試合とするなど特別な年となったが、大会の結果も興味深いものとなった。 その第一は、従来「定位置」ともなっていた Honda の1位、ソニー仙台の2位がともに崩れたことである。特に Honda は、現在のプロ監督とプロ契約の選手全員が今年度限りで退団、社員選手だけの完全アマチュア・チームに移行することを発表した後から勝てなくなってしま
"地獄の" と形容される「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)」が終わった。 今年の決勝ラウンドは、一次ラウンドの各グループ1位で進出した3チームが互いに引き分けて同じ勝ち点で並ぶという稀に見る大激戦となった。2位の成績上位チームとして進出した「北海道十勝スカイアース」は全敗となり、上位3チームの最終順位がその十勝スカイアースから奪った点数によって決まるという過酷な大会となった。 結局、十勝に5ー0で買った関西リーグの「ティアモ枚方」が1位、同じく3ー0で
旭天山という力士をを覚えているだろうか? かなりの相撲好きでないと知らない名前だろうが、かつて「朝青龍八百長疑惑事件」で一部のマスコミに「取り次ぎ役」と名指されたモンゴル人力士として記憶している方があるかもしれない。 以下に記すのはそんな下劣な話ではない。 旭天山は、1992年に最初のモンゴル出身力士として6名で来日し、3名が早々に挫折、残った3名の中で唯一 "出世できなかった" 力士である。他の2人は、モンゴル相撲仕込みの多彩な技と驚異的な粘りで特異な人気者となっ
地域チャンピオンズリーグが終わり、いわきFC(東北)と高知ユナイテッドSC(四国)の JFL 昇格が確定的となった。この2チームの場合、中心選手を上位リーグのチームに引き抜かれるようなことが無ければ、JFL でも中位以上の力はあると思われる。特にいわきFCは、天皇杯などでの様子から見て JFL でも初年度から上位に来そうな予感がする。 しかし懸念も無いわけではない。 高知ユナイテッドSCについては、JFL では飛躍的に増える遠征費用などの財務面の不安がある。同じ四国のF
FC今治 「FC今治」が、3ゲームを残してリーグ戦の4位以内を確定、Jリーグ(J3)への参入をほぼ確実にした。 "ほぼ" というのは、今後Jリーグ側の審査を経た上で確定するからである。 審査は、JFLでの4位以内に加えて、「jリーグ百年構想」の認定チームであること、今シーズンのホームゲーム観客数、ホームスタジアムの設備条件、運営企業の財務状態などに対するもので、FC今治の場合問題になりそうな項目は無いことから年内にはjリーグ入りが確定するはずである。 FC今治は、実は
各地の地域リーグを勝ち抜いたチームが、 JFL(日本フットボールリーグ)参入を目指して競う「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」。一次ラウンドのグループリーグ戦を終えて決勝ラウンドに進むのが以下の4チームに決まった。 福井ユナイテッドFC(北信越・福井) いわきFC(東北・福島) おこしやす京都AC(関西・京都) 高知ユナイテッドSC(四国・高知) まずまず妥当な顔ぶれと言えるだろう。 サッカー記事でよく耳かける表現に「無双する」というのがある