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気づかない部分に手間はかかっています。

天井と壁はそのままで押し入れをクローゼットに改装しています。

クローゼットの建具が付きました。縁のヒモはまとめて塗装します。
タテリ(垂直)が悪かったのですが、何とか目一杯の巾でクローゼットをつけることができました。

お客様の多くは家は水平垂直に建っているものと思ってますが、実際には傾いてます。床も傾斜してます。床も傾斜がひどければ(ビー玉が転がっていけば)今のフローリングの上から貼らずにネタからやりかえます。今回もクローゼット側が下がってたので、ネタとフローリングの間にクサビを打って釘で止めて修正してます。

巾木は触っていないのですが、新しいフローリングは隙間なくついてます。壁も波打っているので、カンナで削って合わせています。

柱が傾いていれば柱をまっすぐに建て直すのはリフォームの場合は大変なので上と下の隙間の違いが目立たないように小さめの建具を入れたりしますが、今回はある程度の傾きがありましたができるだけ目立たないように上手に開口一杯で納めてくれました。

心配されるといけないので、わざわざ柱傾いていますとは言わないので(危ない場合は無論説明しますが)お客様はご存知ないのですが、意外とこういう目立たない部分に手間が掛かっているものです。

大工さんと現場で打ち合わせするのですが、大工さんのこう納めるという案が高い技術が必要な納め方で、普通の大工さんではこんな風には言わないな…といつも感心してしまいます。見えない部分にどう手間をかけたかで家は決まるものだな…と思っています。

キッチンはタイルを残してキッチンパネルを貼りますが、無論タイルは凸凹ですし、吊り戸とキッチンキャビネットが置いてあった部分は仕上げがありません。
昨日ここの納まりを打ち合わせましたが…期待通りの下地ができそうです。

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