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3D住宅が日本でもスタンダードに

アメリカでは、住宅不足による深刻な住宅危機が続いているようで、木材価格と供給不足、いわゆるウッドショックにもなっていますが、供給不足解消のために3Dプリンターを使っての住宅建設が試みられているようです。

高級住宅を手掛けるキャンデラリア・デザイン建築事務所が設計し、ハビタット・フォー・ヒューマニティーがアリゾナ州テンピ市に3Dプリント住宅を建設中です。

3D 住宅なら曲線を活かした新しい未来的なデザインが可能ですし、上のYouTubeを見てると基礎と壁も一体でコンクリートで造っているようなのでDプリンターを現場に据えてしまえば住宅建設の大部分を占める人件費を大幅にカットでき、低予算で建築できそうです。多分屋根は大工さんが木軸で造るんだと思います。

遠いアメリカのお話で、日本にはそぐわない…なんて思ってるかもしれませんが、日本でも職人さんの高齢化が顕著で、職人不足は深刻な問題になりつつあります。今までは元請けが工事のスケジュールを作り、各職人さんたちはそれに合わせて工事に入っていましたが、職人さんが少なくなっているので、これからは職人さんのスケジュールで住宅建設は進みますのでそうすると予定通り家が完成しないことも増えて来ますし、職人さん達の日当も上がっていきます(日当が上がるのは今までが安すぎたと思うのでいいことですが)それでなくても手間がかかる日本の家がさらに高額になり、家を持て住宅が日本でも広がるのはいいことだと思います。

これから日本は、手間をかける伝統的な日本建築と、手間を省いてデザイン性の高い3D住宅へと二極化していくのではと思います。手間がかかりながらも安い、職人さん達を困らせる在来工法のいわゆるローコスト住宅が淘汰されていくのではと思います。

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