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現場打ち合わせ

昨日はリフォーム現場の打ち合わせ。階段周りの寸法と出窓カウンターなどの詳細の説明に、解体が進みましたので耐震補強など確認しました。

階段は今が勾配がキツイので緩くして欲しいとの要望をいただいていたので半畳分階段スペースを広げます。途中で踊り場がいるのでL型で上がりきりも1段増やします。設計段階では真ん中の階段にしようかと思って説明しに行ったのですが…
一番右でもいいかな…と思い始め、ただ玄関前が狭くなるので階段の踏みづらを広げる予定をやめようかと…考え初めてしまいました(笑

お客様にも相談してどうするか最終決定します。

ベランダを解体して室内を広げます。洗濯物は洗濯干場を室内に新たに設けます。共働きのご夫婦など室内干しにされる方が増えてきています。室内干しの場合は換気扇をつけて空気の流れを作り乾きやすくします。

新しく建てる柱は大工棟梁こだわりの4面背割り柱です。普通壁の中に隠れる柱の場合には背割りは入れないので壁の中で柱は割れます。別に割れても強度的には問題ないとされてますが、割れるとそこが開いて変形します。すると表面の仕上げにも若干ですが影響が出るので背割りで変形を少なくします。4面背割りを入れておくとどの面も変形しません。手間がかかりますが、見えない部分にどれだけ手間をかけるかが耐久性に影響すると思います。

和室の床の解体が終わりました。間仕切りの位置が変わりますのでこの後基礎工事をしていきます。

窓周りも順次新しいものに交換しています。外側がアルミで内側が樹脂製です。
ガラスはもちろんペアガラスです。

設計時、見積もり時には費用を抑えようという考えで決めていくのですが、現場に入るとどうしても良くしたいという思いが出てきて、結構サービス工事で仕様が良くなってしまいます…ビジネスの視点ではいけないんでしょうが、せっかくさせていただくのだから、自分の作品として考えると…で変わってしまいます。

今回の現場も腐朽している部分の交換だけでなく、床の傾きが結構あるので、当初は上に重ね貼りする予定でしたが、
「床めくっちゃお」、
「追加で補強しちゃお」、
「クッションやめてフローリングにしちゃお」と…

お客様に確認せずに(事後報告)内容を上げてるので無論追加はお願いするつもりはないのでただ持ち出しが増えるだけですが、喜んでいただければ後につながりますし、悪いままや、ちょっとおかしいかなって思いつつそのままにするよりは精神衛生上はストレスが無いのでそれでいいかなと思っています。

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