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古民家の屋根に

古民家は「夏を旨として考えられている」ため、断然冬は寒い!
「冬は寒いものだ」という考え方も然りだけど、便利な暮らしに慣れてしまっている私たちが自然の寒さの中に新たに住まうことは、難しくもある。我慢して古民家暮らしを楽しめないのもどうか?だし。

対して夏は、本当に涼しい!
今の建物よりも開口部が多いため、風通しがよく影を落とした部屋の中をなんとも気持ちの良い風が吹き抜け、エアコンにはない快適さがある。
とはいえ、近年は暑さも増していて…
なので、再築を行う際には、夏においても断熱についてよく考えられます。

屋根の断熱について、天井裏に断熱材を入れることはよくある事ですが、窓辺からの陽射しも意外と影響していて、例えば屋根の葺き替えを行う場合には、屋根下地の軒先までも断熱材を敷くというのも効果的だと感心させられました。
土葺屋根の時は、土がその役割をしていたでしょうから、吹き替えで土を落とした場合は代わりになるのだと思います。

こちらの大工さんは断熱材も二重に貼られるなど屋根からの熱をしっかり対策されるからすごい!
素人の私でもそういった考えに触れるとなるほどと思って、とても学びになります。
そういったことを知ると、家のことを好きになり、暮らす中で暑さも寒さも楽しめるようです。
家を知るということの大切さ、改めて実感します。

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