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真珠の耳飾りの少女 に会いにいった筈なんだけど…

アムステルダムとロッテルダムに次ぐオランダ第3の都市デン・ハーグ(Den Haag)。オランダ議会の議事堂が所在している他、王室の宮殿や中央官庁、各国の大使館などが集まっている政治の中心都市です。

デン・ハーグ訪問の目的はマウリッツハイス美術館。
ここにはフェルメールの真珠の耳飾りの少女、デルフトの眺望、ディアナとニンフたちの3作品、ルーベンスやレンブラント等のコレクションがあります。

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と言うことではありますが、観光案内所で貰ったデン・ハーグの美術館というパンフレットによると、ハーグ・コレクションとしてマウリッツハイス、ウィレム5世ギャラリー、ブレディウス美術館、メスダフ美術館、パノラマメスダフ、デン・ハーグ市美術館が挙げられていて…
ところで、メスダフって誰? 折角なので会いに行きました。

19世紀のオランダの画家、ヘンドリック・ウィレム・メスダフはデン・ハーグで活動したハーグ派の画家の一人で、海洋画や海岸の風景を描きました。中でも、北海に面した村スヘフェニンヘンの風景を描いた高さ14m、周囲長120mの巨大なパノラマは圧巻です。

ルツェルンでも同じようなパノラマ絵画に出会いました。
パノラマは19世紀に人気のあった絵画表現だそうですが、私が今までに見たのはこの2点だけ。これからも、写真や映像とは違う壮大な絵巻にどこかで出会えるかもしれません…

市内中心にあるビネンホフは歴史ある建物が建ち並んでいます。ここは国会議事堂、総理府、外務省といった中央官庁が集まる政治の中枢です。

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観光案内所ではデン・ハーグではなく、ちょっと離れた海辺の街、スヘフェニンヘン(Scheveningen)のホテルを紹介してもらいました。

この街は日本語でスケベニンゲンと読めるので、一部ではかなり有名です。そして、なぜか東京には銀座スケベニンゲンというイタリア・レストランがあります。
今はもう無いようですが、私が訪問した当時はスヘフェニンヘンにもGinzaという日本レストランがあって… これはいったいどういうことだったのだろう…

ちなみにドイツ語ではシェヴェニンゲンと発音するようですが、ホテルのおじさんが、昔は休暇でドイツ人が沢山来て賑わっていたんだけど…と言っていました。きっと今ではマヨルカとか行っちゃってるんでしょうね…

昔は遠くになりにけり… なのでしょうか。

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もう一つおまけに、デンハーグとスヘフェニンヘンのちょうど間にミニチュアパークのマドローダムがあります。オランダの名所が25分の1に縮小されているので、一日でオランダ観光が楽しめる…かも。

(1999年の回想録: 写真はフィルムカメラにて撮影)

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