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【アリスギア】2024年上半期の動きを様々な視点から振り返る【24/6/29】

2024年も間もなく折り返し時点に入ります。今日はアリスギアの今年の上半期(1月~6月)を、新規アクトレスやゲーム内イベント、各種アップデートなどの視点から振り返っていきたいと思います。
※30日は別記事を上げることが決まっているため、本日当記事を上げることにしました。


新アクトレス実装、『史上初』の連続で新たな多様性生む

筆者は今年上半期に実装されたノーマルアクトレスを執筆日までに無事回収できました。

先月の記事でも触れた話題だが、今年の上半期では計4人(京、アンジー、ニコル、勇)の新規ノーマルアクトレスが実装された。京とアンジーは6周年記念のダブル新規実装、ニコルは2月末、そして勇は5月末にそれぞれ実装された。

各アクトレスの特徴についておさらいしておこう。まず京はサービス開始当初のPVで既にアンジーや加純と共に顔出ししており、その後メインストーリーの固定操作用キャラとして登場したのち、6周年のタイミングで待望のプレイアブル実装となった。近接攻撃を連打するだけでほぼ完結するスピーディーな立ち回りを持っており、さらにノーマルアクトレスとしては史上初の装着型SPを引っ提げた。まさに近接攻撃の連続でヴァイスを殲滅していくことを求められるキャラとなっている。ただし勿論近接攻撃が主体であるため被弾リスクが高く、また耐久面も高いとはいえないため、使いこなすにはある程度の腕が求められるといった感じであろう。
続いて同時実装のアンジーについて。こちらはライフル得意である一方で近接(両手剣)の立ち回りもある程度こなすことができ、全体的にオールラウンダーとしての立ち回りが可能である。そしてSPについては即押しとホールドで異なる挙動を見せるという、こちらも史上初の試みがなされており、シーンに合わせてSPを使い分けることができる。

翌月に実装されたニコルはノエルの姉として、猫の日記念PVで3Dモデルを顔出しした後、正式実装。実装記念イベントでは来日して間もなく日本のJK体験をするというアリスギアらしいトンチキイベントに巻き込まれた。一方その直後に配信された絆エピソードでは、メインストーリーの流れを汲むとともに海外シャードにおける戦闘事情、そして彼女のシスコンぶりを描いてくれた。今後のメインストーリーでの活躍にも期待されるアクトレスとなった。
ゲーム面では目新しさのある挙動こそ無いものの、近接攻撃の入力速度の速さやカウンターの強さなど十分個性が出ていたと感じた。筆者もまだ手に入れたばかり(※実装時ではなく、別PUでのすり抜けで入手)なので、ニコルについては調査任務とかを通じてどのような立ち回りが最適解かを模索していきたい。派生ギアで化けてくれることに期待。

それから3か月空けて、公式HPでの謎の世界観紹介がなされた翌日に、勇が実装。彼女は絆エピソードを先行配信するという異例の体制と採り、翌日に本実装。その後トライアル系イベントを経由し、実装記念イベントに相当するハンディレーサーイベントが配信された。7年目になり史上初の「糸目」だったことも特筆すべき点である。
ゲーム面としては焼夷属性史上初の重装アクトレスとなり、また新状態異常「エミッショントランス」の第1弾に抜擢。トップススキルではリンややよいなどと同じく状態強化系となっており、重装ながらシタラのように早い展開にも対応できる柔軟さを備えている。


春の大型アプデ、その『実用性』と『成果』はまだ途上

詳細については生放送当時の記事を見ていただきたいが、今春に戦闘面での大型アップデートが実装された。新カテゴリー「ステラー」を筆頭に、「バディリンク」、そして「ユニゾン」が相次いで実装された。

実装から3か月が経過し、ステラーでは計5キャラが実装されるなど拡大路線が推し進められている。属性変換や新髪型などの新たな路線を提供し、戦闘に多様性を生むこととなった。
一方でバディリンクやユニゾンについては、「使わなければ勝てない」といった場面がこの3か月であったかというと微妙な所で、特殊宙域などの高難易度系イベントでも「もしもの時に」使う程度といったレベルに留まっているのが現状である。特に後者についてはそれを撃てるのが後述する新規コラボキャラクターやステラーアクトレスに限定しており、ポテンシャルを発揮し切れていない苦しい事情を抱えている。だからといって新規ステラーの実装を連打すれば当然ユーザー(隊長)からの顰蹙を買うとは思うし、そこら辺は今後のアップデートでもっと違う形で、拡大路線を採って欲しいのかなとも感じている。

なおステラーアクトレスについては先日、上記リンクの記事で評したので、そちらを参照いただきたい。


コラボイベント、ギアスとの『大物』実現と人気コラボの復刻

2000年代に一世を風靡したビッグコンテンツとのコラボに界隈がざわついた。

今年4月下旬から5月にかけて、『コードギアス 反逆のルルーシュ』コラボが開催された。完全新規コラボとしては昨年8月の初音ミクコラボ以来となった。これを記念して、C.C.紅月カレンがプレイアブルキャラとして実装された。
感想については執筆当時の記事(下記リンク)を参照してほしいが、アリスギアの世界観の割と深い所に入りつつ、ギアスらしさも出ていた良コラボだと感じた。また今回で終わり、といった終わり方では無かったので、第2弾および復刻にも期待。

上半期ではその他、アリスギアEX(3月~4月)とFAガール(6月~7月)の、2023年に開催されたコラボイベントが復刻開催。スカウトの仕様上コラボキャラの入手ハードルが高く、かつイベントのアーカイブ機能が実装されていない本作において、復刻が持つ意義が他ソシャゲより重い点では有難い開催となった。
特にアリスギアEXについては、イベント開催と並行してのどかちゃん向けに新衣装や新アクセサリーが大量に配布されたり、1月に開催された「アクトレス写真大賞」では「アリスギアのキャラクター」でもあるため(他コラボキャラは参加不可である)参加を許されるなど、コラボキャラとしては異例の優遇がなされた。残念ながら現在は入手できないが、来年にはアナザーのメガミデバイスが発売されるため、そのタイミングでの3度目のピックアップ開催にも期待が集まる。


メインストーリー、『更新無し』の一方で風呂敷広げる絆Ep

ゲーム関連で特筆すべき事項が多かった一方、2024年上半期はメインストーリーの更新が無かった。最終更新は2023年9月(飛翔編1章後半パート)になるので、実に9か月間更新がない事になった。

侵蝕編が終了した当時配信されていた『飛翔編の予告』(iPhoneの画面録画しておけば良かった…)では、今後にかかわる重要な情報が散りばめられていたが、結局あの展開が気になり過ぎて当時は眠れないってことがあって、今でもふと思い出すことはあるけれど、結局いつ回収するのだろうか。この間に新キャラ(特にフランシスカ姉妹)が続々と出てアリスギアを取り巻く環境は変わってきているので、配信する頃には予告から展開が変わってるなんて可能性もありそう、と個人的には感じている。
その代わりというべきか、3月にニコルの絆エピソード「グランダルメ進軍」や勇の絆エピソード「遊馬運送配達日誌」で、本編に関連する展開(ニコル率いる欧州系シャードの戦いぶりやギアメーカー「イズモ」の謎など)を補完した。これらに対するアンサーは前者については次章あたりにすぐに回収されそうだとは思うが、後者については凪をはじめとして「ギア」自体への不穏な要素もあるので、回収されるのはだいぶ先になるだろうというのが個人的な見解である。

と言った感じで、メインストーリーに関連する要素は、風呂敷を広げるだけで終わってしまった今年上半期のアリスギア。ゲーム方面の見直しに重視するあまりの傾向になってしまったと思うが、下半期こそ何かしらの動きが欲しいかなと感じている。


UI関係や戦闘関係の『改修・実装要素』をおさらい

イベントや新規アクトレスの実装などの大きなニュースに埋もれがちだが、本作は6周年を越えてなお、ゲームに関する小規模改修を精力的に行っている。

【UI・ゲームシステム改善】
・ギア進化機能の一括進化・強化が可能に(1月)
・専用信頼度アイテムの配布(2月、吾妻楓の誕生日から)
・ボイスアーカイブの全アクトレス実装(~3月)
・撮影モードのカラープリセット機能追加(3月)
・ファン数増加に応じた専用信頼度アイテムの入手(3月)
・カラットの「アプリペイ」ストア開設(4月、6月に服袋追加)
・「ショップ」のアイテム一括選択機能(5月)
・バディリンク、ユニゾンSPのキーコンフィグ改善(5月)

※ビジュアルや音楽関係の実装・改善要素は取り上げない。

UI関連では、ギア進化機能の一括進化・強化機能やショップのアイテム一括選択機能など、痒い所に手が届く機能をここ最近になって実装した。
またアイテム関連では、それまでイベントでしか入手できていなかった信頼度アイテムの入手ハードルが大きく下がった事も特筆すべき事項である。全アクトレス向けに個別の信頼度アイテムを設定する都合から、それまでイベント報酬の対象に入っていなかった一部アクトレスでは画像データが汎用のもので使い回されていた時期があったが、現在は全アクトレスで個別の画像データに切り替えられている。なおコラボキャラ(のどか含む)はこの改修の対象外であるため注意したい。

【戦闘関係のイベント開催】
・企業案件任務WINTER(1~2月)
・東京シャードの盾(3月) ※バディリンクとユニゾンのチュートリアル任務
・180秒アタックモード(4月)
・安全運転ハイウェイバトル(5月) ※事実上、勇のトライアル任務

【特殊宙域任務】
・ストレリチア復刻(1月)
・ミルフォイル復刻(2月)
・ヘレボルス復刻(2月)
・シンビジウム(3月)
・デルフィニウム(5月)

※「新米隊長向け 特別調査任務」は隔月更新型イベントのため取り上げない。

戦闘系イベントでは恒例の「特殊宙域任務」が1月から2月にかけて復刻開催されたのち、新作イベントが3月と5月に配信された。この間、バディリンクやユニゾンSPが実装されてユーザ有利のゲームバランスになったが、個人的には従来の特殊宙域任務から大きく難易度が上昇したり、敵側が有利になる要素は入っていなかったと感じている。つまり相対的に難易度が下落した印象を受けている。
また、4月には180秒以内にどこまでのエリアを踏破できるか、またエリア踏破までのタイムを競う「180秒アタックモード」が開催された。ヴァイスをいかに素早く撃破することに観点を置いた当モードでは、純粋にタイムアタックをするものもいれば、単体のみでの縛りプレイをするものなどもおり、大いに盛り上がった。

一方、昨年下半期に正式実装した「企業案件任務」は2月までに開催されたWINTERを最後に開催が打ち止められ、その後当イベント向けのアンケートが行われた。当初よりHPとスキル使用回数の持ち越しによる縛り要素の強さに対する不満が多く、周回することへの旨味の小ささが開催打ち止めの主要因と思われる。以後、生放送「ありほー」では新Verに向けての改修を進めていると言及しているが、具体的な再開時期は現時点では未定となっている。


最後に、下半期へ向けての『期待』

以上、2024年上半期のアリスギアを多角的な視点で振り返ってきた。サービス開始から6年を超えてなおこれほど変化に富んでいるゲームも中々珍しいが、運営が改善に対して前向きな姿勢を見せているからこそ、このゲームに課金することへの安心感があると個人的には考えている。人を選ぶゲームである一方で、ユーザと運営の距離が近いからこそ、ここまでサービスを続けられているのではないだろうか。

下半期に向けては、上半期でやり残したことに取り組んで欲しいと共に、イベントやメインストーリーなどを通じてキャラクター面での掘り下げに一層精力的にやってくれることを願いたい。そしてアリスギア世界の行く末を、一緒に見守り、考えたいと感じている。

長文になりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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