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【アリスギア】昨今のステラー問題について色々と語る。【24/6/13】

アリスギアのカテゴリー「ステラー」の現状やその先について色々と話したいと思います。
※盟華社長ステラーについては下記リンク参照。


戦闘の選択を広げるカテゴリーとして

今年の3月末に実装され、以後ハイペースで実装が進む新カテゴリー「ステラー」。ここでは当カテゴリーの特徴について改めて振り返りたい。

ステラーアクトレスの特徴
・ノーマル等からの属性変更

・得意ギア・属性出力の変更
・新衣装
・髪型変更
・ユニゾンSP対応
・設定・コンセプトは「ノーマルから1年後」で統一

※盟華社長の実装までにおける特徴。今後これらが崩れる可能性がある。

まず他カテゴリーに無い特徴として、ノーマルから属性が変更されているというものがある。例えば第1弾の怜および地衛理は冷撃から焼夷に変更されており、前回のゆみは重力から電撃に変更されている。最新実装の盟華社長まで、対になる属性にチェンジするという形態を取っている。
これまでの実装では、特定属性における得意ギアの層が薄いポイントを穴埋めしているといった役割を果たしている訳ではないが、異なる属性を携えることで、これまで組まれるようなことのなかった編成で組むという、戦闘上の多様性を生むことに成功している。

そして現時点では、新規コラボ(執筆時点ではコードギアスのみ)を除いてユニゾンSPを撃てるのはこのステラーのみとなっており、こちらも3月末に実装された戦闘面の目玉要素となっている。2人のアクトレスがそれぞれSPゲージを消費して超強力な一撃を叩き込むというコンセプトで実装されたが、ステラーの実装はそれを後押しするための装置として3月末以来、積極的な実装が進められていると思われる。
アリスギアはキャラクターのステータスだけでなくプレイヤーの技量も試されるアクションシューティングゲームであるため、ゲーム上で選択肢が広がること、多様性が生まれることについては何ら不満はないと個人的には感じている。

世界観的には、新髪型による「イメチェン」と、ノーマルから「1年後」にフォーカスを当てたことによる、キャラクターに新しい見方を与えるという役割を果たしている。ただ後述するように、イベントは復刻続き、さらに新ボイスが実装されていないなど、ステラーのポテンシャルを生かし切れていないという問題にも直面している。


手抜きの疑いがあるカテゴリーとして

「ゲーム」としては非常に思い切った試みがなされているステラーではあるが、「キャラクター」としての手抜きの疑いが後を絶たず、実装のたびに批判の声が大きくなっている。特に今回の盟華社長については、ステラーのウリだったはずのビジュアル面での制約もあり厳しい批判に晒されている。

まず新規ボイスが無い件については、これは後述するアナザー追いつき問題の穴埋めとして、また当該要素が発表された「第10回ありほー」でもアナザーと比較していた辺り「第2のアナザー」としてステラーを実装したような側面があり、新ボイスを引っ提げているファクターとは別であることを強調している。そのファクターはボイスの他にも原則ペア実装や能力面の調整など声優面とゲーム面の双方で実装に労力を要するということもあって、より低予算で済む「逃げ」としてステラーを新たに設けたのではという指摘については、的を得ていると感じているし、個人的にも納得している。

次にイベント関係では、第1弾こそ新作ストーリーで怜と地衛理のその後を描く物語を展開し、「未来のアリスギア」という新しい視点を提供した。しかしその後の第2弾のジニー、第3弾のゆみはいずれも初期のイベントの復刻に終わり、またステラー特有の新エピソードも提供されなかったため、「1年経って、彼女は内面としてどうなった?」という想像を掻き立てにくいという問題がある。初期イベントの復刻は本作を始めて日が浅い筆者としては有難い話ではあるが、折角「1年後」というエピックメイキングな設定を引っ提げたのにキャラクターとしての掘り下げが不足しているのはもったいないなと感じた。

そして今回の盟華社長では、肌色の変更が不可(スーツデザインと肌の色が同期)という点でも、折角ビジュアルで攻めているステラーなのに、そこで手を抜いちゃうのか…と、(発表当時は何も言わなかったけれど)非常に残念だと感じた。このままでは声の件といい、やはり予算削減のための新カテゴリーと疑わざるを得なくなる。

【参考】ファクターアクトレスの特徴
・得意ギア・属性出力の変更
・新衣装
・新ボイス(ノーマル/アナザーと異なるボイスパターン、誕生日ボイス等)
・ファクター所持者のみ読める新エピソード
・上記報酬としての新アクセサリー
・一部アクトレスは「過去の姿」として実装

※Wikiの情報に基づく。

こうしてみると、ファクターアクトレスはステラーやアナザーと比べても予算のかかるカテゴリーであることがよく分かる。運営が実装を渋る気持ちも分からなくはないが…。


アナザー追いつき問題の穴埋めとして

ステラーの実装当初、一部から「アナザーがノーマルの実装から追いつきそうになっているため、その間隔を広げるためにファクターとは異なる新カテゴリーとしてステラーの実装に踏み切った」という書き込みを目にし、個人的にもアナザーの実装ペースについて考えさせることとなった。

Wiki先生を調べる限り、ここ最近(2023年以降)実装されたアナザーアクトレスは、遅くともノーマル実装から2年(奈々アオや御徒町組がこれに該当)、早くても1年前後(ラブっち、絵伝ちゃんがこれに該当)といったペースで実装されているが、この後に実装が予想されるアナザーとして5周年組(加純&竜子)がいる。彼女らについては過去の記事で何度も取り上げたので具体的にいつ実装されるかについてはコメントしないが、仮に彼女らのアナザーが実装されると、その次は昨年11月に実装されたノエルちゃんということになる。もし5周年組のアナザーが夏に実装されると、その後2~3か月を何か別のカテゴリーか、コラボキャラで凌ぐ必要が出てくる。
その追いつき防止のために、ならコラボやファクターの実装で穴埋めすればいいのでは?と個人的には感じるのだが、現状アリスギアはそれほどの予算や交渉力がなく(ただ元覇権コンテンツのコードギアスとコラボできている時点で交渉力は無いかというと疑わしい所もあるが)、かつ声優にかけるお金やスケジュールで面倒になるのを避けながら、1ヶ月最低1キャラの実装ペースを守り抜くという観点から、戦闘要素(ゲーム面)の革新性を隠れ蓑にしてステラー実装へ踏み切ったのではと考えたくなる。


ステラーへの批判に運営は何を思う?

この他にも、第1弾だけ怜と地衛理のペアにして、その後シングルピックアップに切り替えたのは何故か?ただでさえ少ないファクターをもっと実装しろなど、ステラーに関して様々な批判の声が上がっている。個人的にもこれらの声には納得できる部分があるし、2024年下半期もステラーを連打するような真似をしたら個人的にも「ある決断」を下さざるを得なくなる、と考えている。

運営としてはこれまであまり着手していなかったとしているゲーム方面での改革に着手した結果こうなったとか、新髪型とかもっと別方面でのビジュアルの多様性を生ませたいなど、ステラー実装への意図とか思っていることについては何となくわかっているつもりではある。
ただ、ステラー連打に隊長がいつまでも我慢できるとは思わないで欲しい。ストーリーも復刻ばかりなのは新規としてもどうなんだろと思うところはある。その答えを運営からどこかのタイミングでしっかりと示してほしいと、感じている。


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