近況報告という名の吐き出し

もともと仲が悪かったおっさん社員のAとB。

Bがわたし宛に書いたメールを間違えてAに送ってしまったことで、チャンスとばかりにAが「まみこさんにこんなメールを送るなんて失礼だ!謝罪しろ!」とBに喧嘩をふっかけた。

Aは、A自身とわたしのふたりにメールが一斉送信されていると思っていたらしく、なにも知らずに出勤したわたしに「Bからまみこさん宛に無礼なメールがきてるけど俺から注意しておいたから」とドヤ顔。

メールチェックしてもそんなメールはなかったので、Bさんからのメールはきていないと言うと、そこではじめてAは自分だけに間違って送られていたメールだと気づき、ふたりのやり取りをわたしに転送してくれた。

Bからわたし宛に書かれたメールの内容は、正直言うとなにが無礼なのかわたしには分からなかった。

確かに勝手に誤解して一方的な言い分が書かれたものではあったが、普通に誤解ですよと説明すればいいだけでは?と思った。

Aの返信内容には明らかにAからBへ向けられた個人的な敵意があるようにしか思えず、少なくともわたしはBからのメールの内容より、Aに勝手にわたし宛のメールを返信されたことの方が不愉快だった。

そこからはもう大変だった。

AとBによる、ほぼつかみ合いみたいな言い争いが繰り広げられ、こういうことが初めてではなかったBは退職か部署異動(実質左遷)を迫られ、自ら退職することを選んだ。

正直、Bの暴れっぷりは擁護できるものではないが、Bが退職すると聞かされたときのAの嬉しそうな表情は気持ち悪すぎて吐き気を覚えた。

実質わたしはBになにもしていないが、わたし宛のメールをBが間違えてAに送ったことがきっかけだったので非常に気分が悪い…というか、心がザワザワしている。わたしのせいなのかなという考えが浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返している。

社内には、Bが送り先を間違えたことを知らず、わたしがAにメールの内容を共有したと勘違いしている人もいるらしい。その勘違いをしていたうちのひとり、責任者にわたしも呼ばれて事情を説明するはめになった。

『B自身がわたし宛のメールを間違えてAのアドレスに送ってしまった』『わたしがこの件を知ったときにはすでにAとのやり取りが始まっていた』と説明すると、責任者に「え、でも本文にはちゃんと【まみこさんへ】って書かれてるのになぜAさんは勝手に返信したの…?」と聞かれ、

そんなのこっちが聞きたいよと心の底から思ったし、今後は他の人宛のメールを勝手に返信するなとAに注意して欲しいと責任者にお願いしたが、責任者は人に注意とかできないクソ人間なので言うだけ無駄に終わった。なにからなにまで胸糞悪い。

BさんはTHE昭和の職人って感じで気性が荒かったが、わたしは比較的良くしてもらっていたと思う。その気性の荒さも実は精神的な病からくることだと知ったのはつい最近のこと。だからといって他者への暴言、物を蹴るなどの行為が許されるわけではないけれど。

Bさんが誰にも挨拶することなく職場を去っていったと聞いて胸が痛い。そしてそれを聞いたときのAの嬉しそうな表情が目に焼きついて離れない。この一連の出来事に結構メンタルをやられている自分がいる。

もしかしたら仕事を辞めるかもしれない。noteには書いてないけど他にも理不尽でくだらないことばかり起こって、なんかもう真面目に働いていることがバカバカしいとしか思えなくなってしまった。

お世話になっている他部署の人にまず報告しようと思い、来月で辞めようと思ってますと告げると酷く残念がってくれて「私にフォローできることがあったらなんでもするからもう少し頑張ってほしい。それでもダメなら部署異動とかはどうかな?どんな形でもまみこちゃんには会社に残って欲しい」と言われ、また揺らいでる。

一番つらかったのがその人に「ごめんね。まみこちゃんのいる部署が本当に地獄のような環境ってことは知ってるから本当だったらすんなり送り出してあげたいんだけど…。それでもやっぱり辞めて欲しくないの。自分勝手でごめんなさい」って謝られたこと。

本当に良くしてくれてる人だから、謝られたことに結構グサッときてしまった。

なんかうまくまとまらない。心も身体も鉛のように重い。なにも考えずに一日中ゴロゴロして過ごせたらいいのに。そんな近況報告という名の吐き出し。

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