見出し画像

コマ撮りアニメーション知られざる苦労

こんにちは!
「こめらショップ」のてんちょーです!

今日は看板キャラクターの「木のコビト」たちで日夜、四苦八苦しているコマ撮りアニメーションについて初心者ながらちょっとだけご紹介します。


1、コマ撮りアニメーションとは?

静止した人形や対象を少しずつ動かし何枚も連続で定点撮影し、写真を連続再生してアニメーションのように見せる映像制作の手法です。

ストップモーションとも呼ばれています。


画像1

↑こんな感じでキャラクターが動きます。

みんなに愛されるキャラクターを育てていきたい…という思いで写真をろくに勉強してこなかった「こめら」スタッフが制作しています。

不器用ながら毎日試行錯誤して、少しづつ慣れてきたので「私もコマ撮り(ストップモーション)アニメ作りたい!」という方へ撮影の裏側をご紹介したいと思います。


2、どうやって作っているの?

ストップモーションを作ってみる

すごく簡単に言うと、

定点カメラを置いて動かしたい対象(人形など)をちょっとずつ動かしては撮影・・・動かしては撮影・・・をひたすらに繰り返す。

これに尽きます(笑)

実際、コマの数=動きのなめらかさに直結しますので、動かす距離を縮め、撮影枚数を増やすことによってなめらかな動きのアニメーションになります。

これが地味に本当に大変です・・・。

20秒くらいのアニメーションでも40~80枚くらいの写真を使いますので(※私の場合なので、ほかの方はもっと撮影していると思います)
粘り強さが必要ですね。

ストーリーの構成については、モノグサなので、頭の中で考えてどの角度でどんな動きをさせようかその場で決めて撮っていきます。
(絵コンテとかがあった方がいいとは思っています・・・が、時短を考えて頭のノートでトライ!!)


▮撮影風景(セット撮影)

撮影風景

普段は「お部屋」ブースがあるのでここでコビトたちの日常風景を撮影しています。

三脚を使って高さや角度を固定しできるだけキャラクター以外は動かさないように慎重に動かして作業を行います。細かなものを動かすときはピンセットを使う時も。
お部屋自体が小さいので余裕がある場合は大きめな撮影ブースを作るのがいいかなと思います。

また、窓際で太陽光がたくさん入る場所で撮影をしています。


▮撮影風景2(白い背景での撮影)

撮影風景2

ストーリーによっては背景を合成させるために白背景で撮影するときもあります。(もちろん専用の撮影ボックスなどを使っても◎)

背景に何もない方が編集するときの切り抜きがしやすいです。

グリーンバック(緑背景)での撮影もいいですが、白レフを使うのが初心者的には難しかったのでコビトたちの顔色が悪く映ってしまい最近は白い背景での撮影が多いです。


3、編集について

初心者なので簡易的に使いやすいツールで作業しています。
写真の編集とアニメーションの設定は「Photoshop」で行っています。

画像5

写真の編集で主に作業するのが、コビトたちの「目」の部分です。

ぱちくりさせたいので目はいつも「起きている目」と「寝ている目」をレイヤー分けして作成しています。

他にも、ぼかしたい部分や切り抜きしたいところ、色調調整など使いやすいのでPhotoshop様にいつも助けられています。

私は動画編集ソフトを使うスキルがないので(・・・勉強します!)そのままPhotoshopの機能・アニメーション(フレーム)を使ってコマ送りスピードを設定しています。

出来たのがこちら↓

ぱちくり

コマ送りのタイミングはトライ&エラーです!


4、あったらいいもの

▮カメラ+三脚

カメラ

こめらで使用しているのはCannon EOS Kiss M2・EF-M15-45 IS STMを使っています。

初心者でも扱いやすい一眼レフです。

影用のブースと小物類

ストーリーの構成や、表現するのに撮影するための専用のブースや小物類はあればあるだけ便利です!

お部屋の中をチラ見せ!↓

本棚のところ2

テレビ側


これらの道具は主に樹脂粘土やバルサ材などの木材で工作しています。

小物類もあればあるだけ楽しく、表現の幅が広がるのでアニメーションには必要な要素です。

小物があるととても楽しい

苦労して作ると愛着が倍増しますよ。

もちろん既存で販売している小物を使用しても◎


いかがでしたか?

コマ撮りアニメーションを始めて(というかまともに写真を撮り始めて)
半年ではありますが楽しいストップモーションライフを送っています。

手間をかけた分だけ、動くキャラクター達に命を吹き込んでいける素敵な表現方法だと思います。

これからもキャラクター達とともに成長していきたいと思います^^

画像11


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?