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ポストカードという作品群

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初めて誰かから(手紙という形ではなく)ポストカードをもらったのは、小学校低学年だったかな。当時の担任の先生とは交換日記もやっていました(経緯とかは一切覚えていないのだけど…)。

その先生は、ポストカードをたくさんコレクションしていて、恐らく手元には1点しかないものを私にくれたんです。その時のポストカードは、大人になった今でも大切にファイリングしています。

そして、物心ついてからは美術館や博物館を観に行ったら、必ずポストカードをいくつか買って帰るようになりました。本望は、置いてあるもの全種類をコレクションしたい勢いですが、お財布事情や収納もろもろを考慮して、厳選したものだけ買うようにしています。


そういえば「ポストカード集めるのってどうして?」と聞かれたことを思い出しました。

私にとってポストカードは、原作の分身であり、制作者とつながれる手段であり、自分の嗜好や価値観、思い出の振り返りの場所であり。とにかく思い入れが強いジャンルです。

また、アートを自分の暮らしに取り入れるのにハードルが低いのも魅力的だなと思っています。
いわゆる「有名な人」のアート作品なんて、普通に入手できるようなものは皆無に等しいですよね。
でも、ポストカードは美術館やオンラインショップなど、いろんな場所から好きなときに手に入れることができます。

どなたにでも手軽にアートを楽しんでいただけたら……。

その想いがあって、オンラインショップやSNSといった手段にも挑戦し、アートを発信することにしました。


さて、私のまだ短い歴史を遡ると、学生時代はピアノの病院や美術館でボランティア演奏会を行ったこともあります。

アートの力で人のためにできることをしたい。無名な人の一部ではあるけれど、愛するピアノを使って、何か心に響くものを届けたい。

人前で演奏するときは(コンクールか演奏会かに問わず)、毎回、そのことを心掛けていました。演奏が終わったあと、舞台裏で「すごく感動しました」「涙が出てきました」と声をかけていただいたことは、何にも代えがたい経験です。

社会人になってからは、ピアノ以外のアートにも挑戦したいと思い、小さい頃から馴染みがあった絵の創作にも取り組んでいます。

ピアノ演奏をYouTube上でお届けしたり、絵やイラストを描いてオンライン展覧会をしたり、作品をポストカードとして制作したり。どのアートもKOMEKOの暮らしの中から生まれ、KOMEKOの想いが詰まった作品です。

暮らしの一コマに作品が浮かび上がるような、あたたかい暮らしを提案していきたい。そんな思いもあります。過度なストレスに見舞われがちな現代社会をほどよく丁寧に生きるため、アートの要素は欠かせないんじゃないかとも思ったりします。

今後もいろんな形でアートをお届けしますので、何かご縁があればとても光栄に思います。

komekoarts、そして、KOMEKOをよろしくお願いします。



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こちらのショップ限定作品もお取り扱い中です。ぜひ覗いてみてください。


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