日記7日目
どうもkomeiです。
朝からのバイトが終わり、昼飯を食べて、意気揚々と池袋にやってきた。
行こうと思っていたが、中々行けていなかった喫茶店に行くためである。
しかし店に行ってみると、なんと閉店していた。前回前を通った時は、そんなそぶりを見せていなかったので、青天の霹靂であった。自分のことをある程度好きでいてくれた人が、急にそうではなくなってしまったかのようである。
このために池袋に繰り出したのではなく、代々木を散歩しようと思っていたけど、池袋に着いたらなんとなくその喫茶店に行きたくなったのを、意気揚々と池袋に来たとか言ったからこんなことになってしまったのだろうか。
その二度と開かないであろうシャッターには、感謝のメッセージが紙いっぱいに書かれた、閉店のお知らせが貼ってあった。
お好きに書いてくださいというようなことが書いてあったが、ペンを持たない僕には、何も書くことができない。
そんなことを、たまたま見つけた古民家カフェで書いている。パンダンクリームをつけたパートンコーが美味しかった。
去年は頻繁に会っていたけれど、今年は一月に会ったっきり、ぱったり会わなくなったあの子に、今までの感謝のメッセージでも送ろうか。いや、未練たらしいしやめるか、とうじうじしながらスタンダールの『恋愛論』を読む。ようやく第44章ローマである。
だめだ、グレゴリー・ペックみたいにさらっと去るしかない。
ラムネソーダで、なんとか自分の中に爽快な要素を注入する。
コーヒーを頼まなくて良かったと、心から思った。
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