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平和を祈る。

「お前は戦争を知らないから、何でも辛く感じる」
子どもの頃、私が家族問題について祖母に相談した時、祖母が言った言葉は今でも覚えています。
その口調は怒りではなく、淡々としていました。

戦争の記憶は私にはありませんが、それでも家の中には苦しみがありました。
その悩みを少しでも理解されたいという思いで祖母に話しました。

ただ、祖母は戦争で親を失い、幼い頃から弟妹を養わないといけなかった。過酷な経験が心の傷として残っていたのだと思います。
「どんなことがあっても家族は仲良くあってほしい」という祖母の言葉は、祖母の価値観でいえば正しいと思います。

"どんなことがあっても"
その言葉の重さ。

戦争と家族問題、そして、家族のケアについて深く考えさせられます。
戦争はあまりにも失うものが多い。
戦争は家族を機能不全に陥らせる大きな要因のひとつだと思います。
平和を心から祈ります。