見出し画像

12音階を十二支と12星座に当てはめ、その関係性を探ってみた♪

第17回目になりました!
いつもお読み頂きありがとうございます。

春と秋はラジオやテレビ番組の改編期と言われ、1クール終わって、新しいものが始まる季節、私生活でも新しいことが始まることが多いと思いますが、それもそのはず、11月は太陽が蠍座を巡り、タロットカードで言えば「死神」の季節😱

と言うと、怖そうな印象を受けますが、タロットの「死神」カードは、大きな意味で「継ぎ目」「変化」などを表し、実際の「生き死に」を意味するものではありません!

私ごとですが、カルチャースクールのようなJazzピアノを習いに行ってたのですが、そろそろ真剣にやりましょうよ、と、とあるJazzピアニストさんのご指導のもと、(いや、真剣でしたが。。。σ(^◇^;))レッスン時間も大幅に増やし個人宅レッスンに切り替えました。

蠍座の季節、いや、「死神」の季節!!東洋占術的にも、亥月の「亥」という字は、骨だけ、骨格だけの状態😱余計なものをそぎ落とされ、本質をむき出しにされたような感じでした!!

コード付きメロディー譜(ペラ1枚)だけで、神業的に即興するJazzピアニストの頭の中どうなってるの?!という「謎」を解き明かしたいために、Jazzピアノレッスンの門を叩いたわけですが、

習ってみてわかったことは、

基礎が大事だということです。

当たり前すぎてすみません。。。。


コードは「単語」のようなもの、Jazzによくある「II-V-I」のコード進行が「熟語」のようなもの。その言葉も知らずにしゃべる(弾く)ことはできないでしょう?ということで、まずは7つのコード(ダイアトニックコード)×メジャー&マイナー各12KEYをくまなく仕込まれてます。頭では、大事!とわかっているものの、やり出すと、


ね、眠い。。。。鍵盤の上で突っ伏してよく寝てしまいます(-_-)゚zzz…

なぜ眠くなるのか?

コードを記号でしか捉えてないから、無機質な流れ作業になり、眠くなるのではなかろうか。。。

12音階「12」という数字(ドからシまで黒鍵も数えると12あります)、身体に馴染んでるのは「十二支」「12星座」、(占い師さんなら同感してくれそう!?)同じ「12」なら、各音に十二支や12星座を当てはめてみて、それぞれにキャラクター性を持たせて親しむことはできるだろうか!?と思いつきました。(眠くならないために!)

KEYとは「調」のこと。よく「ハ長調」とか、「ヘ長調とか」聞いたことがあるかと思いますが、それも全部で12あります。(マイナー調を入れると24)カラオケで自分の声が合わなかったりするとKEYを上げたり下げたりしますよね?それです。

調べてみると、すでに十二支に12音階をあてはめる考え方がありました。五度圏表(サークルオブフィフス)にその十二支を当てはめてみたのがこちら↓
※五度圏表(サークルオブフィフス)とは、即興、弾き語り便利表!?とも呼ばれてるもので、12KEYを時計回りに「完全5度上」の間隔で並べた表のことです。(※この逆もあります=完全5度下

画像2

12音階の表裏(180度)関係は、「最も調和しない音程」といわれる「トライトーン」になっているのですが、なんと!五度圏表に配置した「十二支」も対冲関係(オポジション)になっていました、「十二支」は五度圏表に対応していました!!

では、十二支の「戌」「ド」が当てがわれているのはどうしてなのか?

「戌」「戌月=10月」(※旧暦では9月ですがここでは10月とします)12星座も「天秤座」???やけに中途半端なところから始まるなぁ、なぜ?としばらく表を眺めておりますと、あることに気が付きました。

この「戌」は秋の「戌月」のことではなく、土用の「戌」ととらえれば、その他の「未」「辰」「丑」の位置も辻褄が合ってきます。そうです!この「戌」春の土用「戌」なのです!「ド」は春の「土用の戌」から始まっていたのでした!!!「♪春の小川」という童謡のオリジナルKEYが「C」というのがめちゃ腑に落ちた気がしました🎶

よく聞く「土用の丑」夏の土用のことで、夏の土用はウナギを食べますよね?ちなみに春の土用は「戌」なので、「い」のつく食べ物「白いもの」を食べるといいと言われます。秋の土用は「辰」なので「た」「青い」ものを食べる、冬の土用は「未」なので「ひ」「赤い」ものを食べる、という風習があるようです。

十二支の配置では、それぞれの「土用」グランドクロス(大十字)を形成し、12星座では「活動宮」の4種類の星座が当てはまっています。それぞれに当てはめられている音の組み合わせは、「dim7(ディミニッシュセブンス)」というコードを形成していました。dim7=(ド-♭ミ-♭ソ-ラ)楽器やらない人はチンプンカンプンかもしれませんが、ドミソシの和音以外にも、このような和音の種類があります。ディミニッシュ、その意味は「減らす」ですので、ルート(基盤となる音)以外のすべての音を減らしていきます。音楽理論用語では、「減七和音」というやつです。12音を4等分に割った和音、どんな音色なのかといいますと、

暗いです。。。

代表的なのは『火曜サスペンス劇場』の、
🎶「ダダダダ、ダダダ、ダっダ#ー😱」🎶
あの音です。

ベートーベン先生の「月光第3楽章」、C#mから~の、A#dim!!
「悪魔の音」とも称されるこの響きはメタル好きの人は、大好物かもしれませんね💙

12星座ではグランドクロスを形成する音なので、占星術をされる方は、言い得て妙💜と思われるかもしれません。

12を4等分に割った和音なので、種類は3つあります。占星術では「3区分」と言われるものに相当します。このグランドクロスを30度傾けると、違う構成音の「dim7(ディミニッシュセブンス)になります。同じようにもう30度傾けると違う構成音、また傾けると最初と同じ構成音に戻ります。
占星術でいうと、「活動宮」「不動宮」「柔軟宮」の4つの異なる星座からなるグループ。東洋占術では、「丑、辰、戌、未」「子、卯、午、酉、」「寅、巳、申、亥」に分けられます。

まとめたものがこちら↓

ド-♭ミ-♭ソ-ラの構成音)=
活動宮(天秤、山羊、牡羊、蟹)」
「戌、丑、辰、未」
 Cdim7 = E♭dim7 = G♭dim7 = Adim7

ファ-♭ラ-シ-レの構成音)=
柔軟宮(魚、双子、乙女、射手)」
「卯、午、酉、子」
 Fdim7 = A♭dim7 = Bdim7 = Ddim7

♭シ-♭レ-ミ-ソの構成音)=
不動宮(獅子、蠍、水瓶、牡牛)」
「申、亥、寅、巳」
 B♭dim7 = D♭dim7 = Edim7 = Gdim7

今後、dim7コードを押さえるときは、「○○宮のグラクロ、キターーーー!!!」という興奮状態で弾くことになるので、全然眠くならないと思います(笑)
 

では12を3等分に割った和音はどうでしょう?
種類は4つ。「火、土、風、水」「4区分」に相当しそうです。いわゆるグランドトライン(大三角形)になりますが、この音の組み合わせは「aug(オーギュメント)(増5度)」という五番目の音が#(半音上がる)コードになっていました。オーギュメントとは「増やす」という意味です。

例えば、Caugの構成音は、戌(ド) - 寅(ミ) - 午(♭ラ)

C(ド)をルートにすると午(♭ラ)が「増5度(#5)」になります。「ド」から数えて、5番目は「ソ」ですが、これが半音上がると「#ソ」、または「♭ラ」になります。「#ソ」と「♭ラ」は読み方が違うだけで実は同じ音です。ここが「#」と「♭」のややこしい所ですが、表では「午」の所は「#ソ」ではなく「♭ラ」となっていますので、こちらを使います。

画像3

aug(オーギュメント)」は、よく経過音的な使われ方をします。
例えば、C →Caug →C6 という進行があったとしたら、到達点のC6の半音すぐ下にこのaug(#5)を経過させ、盛り上げるといった具合。あるとないとでは感動度がちがってくるようなパッシングコードです!!音をならすと、「ソ」「♭ラ」「ラ」♪と、階段を一段一段上がったように聴こえます。十二支にすると、「巳」→「午」→「未」ですので順番通り、スムーズに聴こえます。

もし寅(ミ)=Eをルートにすると、戌(ド)=Cが増5度になり、午(♭ラ)=Aをルートにすると、寅(ミ)が増5度になりますので、構成音のどの音をルートにしてもオーギュメントコードになり、

C(ド)aug=E(ミ)aug
A♭(♭ラ)aug
ということがわかります。

十二支に馴染んでいる方は、戌(ド)-寅(ミ)-午(♭ラ)をみて、「三合会局」とお気づきでしょう!(※この場合は「ド」をルートにしているのでこのような順番になっています)ということは、

亥(#ド) - 卯(ファ) - 未(ラ) =
C#aug = Faug = Aaug

巳(ソ) - 酉(シ) - 丑(♭ミ) =
Gaug = Baug = E♭aug 

申(♭シ) - 子(レ) - 辰(♭ソ) =
 B♭aug = Daug = G♭aug
 

も同じように考えられるわけです。

今後、Caug=Eaug=A♭aug のどれかを弾くときは「火」のオーギュメント、キターーーー!!!という興奮状態が沸き起こるので、眠くならずに行けると思います!(笑)
※「寅ー午ー戌」の「三合会局」グループは「火局」といい「火」の五行になります。西洋占星術では「風」のグループです。

亥 - 卯 - 未 の五行は「木局」 西洋占星術では「水」のグループ。
巳 - 酉 - 丑 の五行は「金局」 西洋占星術では「土」のグループ。
申 - 子 - 辰 の五行は「水局」 西洋占星術では「火」のグループ。

しかしこのオーギュメントコード、単品として聴いてみると、響きとしては、ここはどこ?というようなシーンに使われそうな浮遊感ある音色。

「三合会局」って安定のイメージでしたが、音の響きはちょっと間の抜けたような不安定さがあります。。。やはり到達点があると活かされる和音ですね!!ここから分かったことは、「三合会局」の見方がまた変わってきました。到達点めがけると活きるグループだから結束が固いのか!という新たな解釈ができたような気がします!

難しいコードばかりの話になってしまいましたが、ポピュラーなコードであるドミソはどうなっているでしょうか?
おそらく、ここまで読んで下さった皆さま、クタクタかと思いますので、今日はこの辺で、また機会があったときに!。


12音階十二支12星座を当てはめた音色の正体に興奮を覚えていますが、まだまだ色々な秘密が発見できそうな気がします。皆さんも発見があったらぜひ、眠気ざまし(笑)にお試しください🎶 

文・イラスト:加藤マカロン

【著者プロフィール】
加藤マカロン

イラストレーター&占い師。公式サイトは、マカロンタロットweb 。カードの基本的な意味などを知りたい方は、『マカロンタロットで学ぶタロット占い』(駒草出版)をご参照ください。SNSは、Twitterアカウント (@katomacalon)、facebook などでも情報発信中。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?