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2023年週刊少年ジャンプ49号『Dr.STONE』読み切り第一話 感想&考察

~ガッツリネタバレするので、ネタバレ踏みたくないオタクは本稿ではなく下記を読んでくれい(まあこれもアニメ三期前半までのネタバレ含んでるが)~

本編最終話は、ホワイマンと協力してタイムマシン作るぞ~ってところでSFオチ、無事大団円となった。
その後、大海原で遭難した千空一行がテラフォーミングで乗り切る読み切りが発表されたが、ちょいとした小噺という感じで、本編の時空に大きな影響を与えるものではなかった。
しかしながら、今回は完全に本編の続きものとして3話も掲載されるという。

今日発売の週刊少年ジャンプ49号に早速読み切り第一話が掲載されたので、ざっくりと感想を語りつつ、今後の展開について考察していく。
がっつりネタバレの間にある太字が感想

1 千空10歳パート

子どもながらに大人顔負けのカガク実験を行ってきた千空(と大樹)
今回はなんとスカイツリーに登って未来の千空からのメッセージを受信するという・・・ってか君ら展望エリアの外に出てないか??
良い子は真似しないように笑

残念ながら未来の千空からのメッセージは届かなかった。
ふて寝ならぬふて食いをするミニ千空が可愛い。

このプロローグからすると、やはり本編最終話のタイムマシン製造はまだ無理なんかねえ、、、と思ってしまったが・・・

2 本編最終話後のパート

(1)くだらない博打

ゼノが脳みそ凝り固まった科学者たちにタイムマシンの製造について説明するも、脳みそが凝り固まっているため、「くだらない博打」と一蹴。
ゼノがダークモードになってて笑ったわね。

実は千空チーム、既にタイムマシンの設計図を作り上げていて、あとは資源や電力でなんとかなるところまでいっていたらしい・・・ナニモノなんだ君たちは・・・
そして唐突に挟まれるクロムのプロポーズ。
照れってれのルリ姉が可愛するだろ!!!!!!!
そういやこれ村長だれになるんだろ?千空?巫女の現夫であるクロム?
千空とクロムが前夫、現夫同士ってのも複雑すぎて笑ってしまう。

さらに唐突に挟まれる千空の恋バナ。アテクシはスイカも選択肢に入れていいと思うんですがねえ・・・(オタク顔)
ルーナはともかく、コハクもまんざらでもない顔していて非常に良い。
先代村長の回想と親父泣きで画面が潤う。

(2)富士山頂へ

結婚式の最中、クロムがまたしてもひらめき力を見せる。
千空が10歳のときにやった、未来からのメッセージ受信を再度やってタイムマシン作りの原動力にしようというもの。
たしかに未来からメッセージがくれば、タイムマシンあるやん!ってなってやる気出るかもね~さすがクロム&ゲン、良い提案だ。

ということで、メッセージを受信するために元旦のご来光に合わせて富士山頂へ行く千空一行。
ってか体力全然ないのによく登頂できたね千空・・・まあ月に行ったり海難事故にあったりしてるし耐えとるか笑

最初はメッセージが来ず、ゼノも諦めムードだったが、突如受信機が作動。未来からモールス信号を受信した模様。
ゼノなんでそんな驚いた顔してんねん・・・って思ってページめくったら・・・
「過去の世界の皆さん 私の名前は
―――石神白夜です」
もちろん千空も驚愕(ただ大昔ホワイマンの妨害電波拾ったときよりはあんまり驚いてなさげに見える笑)

(3)深まる謎

石神白夜は、3700年前、プラチナなどのレア鉱石を拾いながら天寿を全うしていたはずであった・・・
タイムマシン完成は確定した、が、
なぜ3700年前に亡くなったはずの白夜から「過去の世界の皆さん」である3700年後の千空たちへとメッセージが届くのか・・・
深まる謎に千空も「唆るぜこれは・・・・・・!!!」と締めて第一話終了・・・

3 感想&考察

いやいや気になりすぎる終わり方!!

ただ単にタイムマシンクラフトに向けて千空たちが動くだけでなく、「3700年前に亡くなったはずの白夜から「過去の世界の皆さん」である3700年後の千空たちへとメッセージが届く」という謎も付け足される・・・いやあ唆りますね~これは。
なんとなく考えられるメッセージ発信者の正体について簡単に考察(という名の妄想)をしてみる。

(1)白夜本人説
いやいや年老いて天寿を全うする感動的瞬間まで描写しときながら、実は生きてました~は萎えるだろ・・・それはそのとおり。
ただ、タイムマシン、時間旅行というテーマを語る上で欠かせないものがある。それは、10歳の千空も言及している「パラレルワールド」仮説や「タイムパラドックス」仮説というものである。
すなわち、白夜がソユーズに乗ることができず、地上で石化した後、復活を遂げた白夜本人が過去に電波を飛ばしたという世界線もあり得るのである。
しかし、白夜まで石化していた世界線だと、千空たちのクラフトがかなり行き詰まるので、タイムマシンなんか作れるんか??となってしまう(詳しくは下記考察記事)

あとさすがにSFすぎるのでナシかな(まあホワイマンとかタイムマシンとか扱ってる時点で十分SFだが)

(2)ホワイマン説
どういうこと??となるかもしれないが、本編でもホワイマンは似たようなことをしていた。
そう、千空の声を解析&合成音声として利用し、月から「128000000m 1second」と石化光線を発動させる電波を垂れ流していたことがあったのだ。

しかし、千空のときは、絶賛放映中の三期ラスボスを倒したときの手法をホワイマンが真似していたのかも~ということで作中でも片付けられていたが、白夜の存在はどこから?となる。
・・・実は、白夜の「肉声だけ」であれば、3700年後にも存在する。そう、「レコード」である。
というか未来の白夜?からのメッセージのシーンを見て、なんとなく「レコードの冒頭で未来の千空に向かって語りかける白夜のセリフと似てるな~」と思った。
リリアン・ワインバーグの歌声が唯一収録されている記録媒体なので、まあ折に触れて再生くらいはされているだろうなあと思われる・・・ニッキーあたりが再生回数一億回転くらいしてそう(適当)
そうすると、いま千空と一緒にタイムマシンをクラフトしているホワイマンが、「レコード」中の白夜の肉声を解析してデータとして保存していたとしても何ら違和感はない。ホワイマンくんは千空に似て好奇心旺盛なので「なんだですかこの周波数は、唆ります」とか言ってちゃっかり保存していても良いだろ(願望)

ではなぜ「ホワイマンが白夜の名で過去にメッセージを飛ばしたのか」が次に問題となる。
人類の誰かがメッセージを送るのであれば、人類復活の立役者である「石神千空」の名でメッセージを飛ばせば良いのでは?
仮に千空で権威が足りないと判断したのであれば(人類復活の立役者なのに足りないことあるか?笑)、元NASAの科学者であるゼノの名を利用すれば良いし、わざわざ宇宙飛行士かつ石神村の創始者にすぎない白夜の名を利用する必要性がちょっと思いつかない・・・

ここからはさらに考察という名の妄想へと飛躍するが、おそらくタイムマシン自体は無事完成したのだろう。
ただしそれは、何百年後か何千年後か、既に千空一行が寿命を全うした後の何世代か後の物語なのかもしれない。
本編でも度々示唆されているが、千空は永遠の命に興味がない。ホワイマンにいくら言われようとも石化で生き長らえるつもりはなく、天寿を全うするだろう・・・

そしてもう一つ、タイムマシンを動かした際、なんらかの誤作動?仕様?で石化が作動してしまい、人類全員が不意打ちで石化した可能性もある。不意打ちであれば投擲や石化解除装置は間に合わない・・・そもそも勝手に石化させるやつはいないので、石化解除装置の技術自体廃れているのかもしれない。
そうなると、唯一地球上に存在する生物は、千空と一緒にいたホワイマンだけとなってしまう。
ホワイマンは人類がそこまで賢くないことを学んだので、石化した人類が最速で目覚めるとしても3700年後くらいになるだろう、そうすると、無酸素装置のメンテが行われないため、自分も命が絶たれてしまうだろう、と察したはずである・・・
そこで、自分が生きているうちに、過去の千空に唆られて協力したタイムマシンの完成披露宴、すなわち、人類から学んだ「まつりごと」を行おうと、ホワイマン自身が過去、すなわち、唆られる提案をしてきた千空がまだ生きている時代へと電波を飛ばしたのだろう・・・

と、ここまで妄想しといてアレだが、じゃあ一番ホワイマンと関わりのあった千空の名前でよくね?となる。
もっとも、ホワイマンくんは多分人間を「およそ人間」としか識別していないと思われるし、本編でも描写がある範囲だけに限れば、千空はホワイマンにちゃんと名乗っていなかった気もする。そのため、唯一「個」として理解していた「レコード」中の白夜の名前しか利用できなかったのだろう(と無理やり辻褄を合わせる)
あとは「タイムマシンを作動させたときに石化するから気をつけろよ~」というメッセージ送れば人類は石化せず一緒に記念パーティできるし、そうすりゃええやん、とも思ったが、
ホワイマン自身は石化を悪とは思ってないので、おめでたいことと併せてあえて伝えることか?、となった可能性も否定できない・・・(これはさすがに苦しいか)

(3)その他の考察
あとはモールスの変換が実は違ってたとか。
単なる誤りだとSAIくん・・・となるので、何らかの理由で全く別の言語にする必要があったとか、あるいは、ホワイマンくんが人類の言語に合わせずに電波をぶっぱなしちゃったとか・・・

まあそもそも、第二話でメッセージの続きが出てくるかどうか次第で上記考察全部吹っ飛びかねない笑

考察もとい妄想も今回はこれくらいにして、ガッツリネタバレしましたが、未読の人はぜひ本日発売のジャンプを読んでみましょ~~
読んだ後、改めて一緒に考察という名の妄想ができれば嬉しい笑


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