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2020年5月の記事一覧
自らの物語のルーツを辿る旅 『猫を棄てる』を読んで
妻が珍しく本を買って来てくれた。
家が傾くほど溢れる本に辟易していたのに、コロナで篭りがちな自分を見て可哀想に思ったのか「貴方、これでも読んでみたら」と村上さんの本を買って来てくれたのだ。
人は自らの親の影響を受けつつ、
己が生きた時代の影響を重ね合わせながら、
自らの人生を生きる生き物なのだ
それがこの本を読んで思ったことだ。
村上さんの物語は、何処か不思議なところがあって、この世とあの