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ちょっと考え事が多い女子大生の日記を書こうと思う

私は普通の大学2年生だ。ちょっと変わっているのは人よりも少しだけ考えることに費やす時間が多いことだろう。 
ひょんなことから私の日々の足跡を日記として残したくなったため今筆を執っている。

ところで人とはどうしてこんなに多様性に溢れているのだろうか。
先日ある友人はインターン先の上司について愚痴っていた。彼女のインターン先は都心のかなり波に乗っているIT起業らしい。そこの社長は三十代の女性でバリバリのキャリアウーマン。どの人が見てもかっこいいと思うような完全無欠人間。

問題は友人の直属の上司である副社長の男だという。その上司は女社長よりも年上だが、どうして会社の上層に居座っていられるのか分からないような下品な人なのだという。取引先にメールを送る際には「コレで200まーん」。女性への口説き言葉は「あのさ、俺の年収3000万」。要するに金に取り憑かれたゾンビなのだ。しかも、彼は学歴至上主義らしい。そんな彼自身の学歴は都内の有名私立大学であるW大学。自分よりも学歴が劣ると判断すれば、学歴を軸としたトンデモ理論な自分勝手な講演が展開される。「俺はね、W大学なの。君のような人間とは私生活では会話する機会もないような人間な訳。それなのにどうして俺の足を引っ張って仕事を増やしてくれてんの。」(私の友人は彼が他の社員へそう言っているのを聞いたのだと。)

そんな話を聞いてあまり知らない他人に関心を示さない私も流石に胸糞悪い気がした。私も私の友人も世間一般では高学歴だと持てはやされる機会が多い側の人間であるから、実際に学歴でバカにされる経験はなかった。しかし、学歴を理由にここまで他人を貶める人も稀ではなかろうか。

学歴至上主義は決して悪いことではないと思う。しかし主義が他人を傷つけること、これは”主義”ではないだろう。主義というのはずっと自分が持ち続けている方針や信念のことであるが、それらは議論や討論の場などで対等に戦わせるものであって、決して一方的に他人に押し付けて強要するものではない。

そればかりか、他人に自分の主義を押し付ける人間を強いとは思わない。弱い、と思う。自分のフィールドからでるのさえ恐れている意気地なし、だと思う。
しかし、当の本人は一生気づかないのかもしれない。それは自分を観察対象として、観察が不十分なのかもしれない。

普通に日常を送っているだけの女子大生にも毎日違う新しいことが起こる。大小問わずそんなことをここに書き溜めようと思う。


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