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タイで大人気「Mango Tango」に学ぶビジネスの着眼点

タイのチェンマイに行くと、必ず訪れる「Mango Tango」

タイ好き、マンゴー好きの旅行者で知らない人はいない名チェーン店ではないでしょうか。Mango Tangoでは、タイの美味しいマンゴーのデザートが1年中おいしくいただけます。

今回は、Mango Tangoの美味しいメニュー紹介ではなく、Mango Tango×ビジネス の視点で考えてみたいと思います。

タイはマンゴー王国。特に4月~5月(最も安く出回るのは4月)はマンゴーが旬の時期です。マンゴー好きの方は、わざわざマンゴーのベストシーズンを狙って旅行に訪れる方もいるとか。

かく言う私もマンゴー大好き人間です。でも、なかなか日本で美味しい!!と思えるマンゴーに出会うには、宮崎県産高級マンゴーを買うしかないですよね...。高級マンゴーを食べたくても、なかなか庶民には手の届かない存在です。(タイへの旅費を考えると、国内産マンゴーをネットでポチった方が安いかもしれませんが…笑)

タイにはマンゴーのデザートはたくさんあります。レストランやカフェでもマンゴーのデザートは豊富です。

そのなかでも、「カオニャオマムアン」というマンゴーのデザートが有名です。イエローマンゴーにココナッツミルクと砂糖で煮たもち米を添えたスイーツになります。 英語では、「マンゴースティッキーライス」と呼ばれています。

マンゴースティッキーライスは、タイでも昔から馴染みがあるのか、普通に夜の屋台でもよく見かるデザートです。

熱帯気候のため、マンゴーは良く育つし、旬の時期にはタイの街中にあふれます。

では、マンゴーはタイにたくさんあるうえ、マンゴーのデザート屋さんもたくさんあるなかで、どのようにMango Tangoは差別化を図って、一躍大人気のチェーン店になったのでしょうか。

ここからは私の持論になってしまいますが、Mango Tangoが差別化できた理由はただひとつ、「1年中、Mango Tangoに行けば美味しいマンゴーデザートを食べられる保証があるから」だと思います。

飲食店である以上、美味しいことを担保するのは当たり前に思えるかもしれませんが、マンゴーに関しては私はタイで何度か苦い思いをしたことがあります。

屋台でふらっと頼んだマンゴースティッキーライス。Mango Tangoの値段の確か1/4くらいだったので、お得感を感じました。見た目もとっても美味しそうでした。しかし、食べてみると水っぽくおいしくありません。

決して食べられないほどではありませんが、「美味しい!!」とはまったくなりませんでした。

旅行の際に、楽しみの一つにグルメがありますよね。(私の場合は最も食べることが楽しみですが)そして、限られた旅行期間に現地で食べるものには、できる限り失敗したくないという思いは誰しもあるはずです。

少しくらい値段が高くても、食べるものにはがっかりしたくない。旅行なんだから、美味しいものを食べたい。そう思うのは自然なことです。

タイのマンゴーはもちろん、旬の時期は地元のスーパーや道端のマーケットでマンゴーを買っても美味しいものが頂けると思います。

もちろん旬以外の時期でタイを訪れる旅行者も、不味いマンゴーを食べたくはないのです。

値段は少し高いけど、絶対美味しいマンゴーを食べれられる「保証」「安心」をMango Tangoは旅行者に提供してるのです。

当たり前のようで、当たり前ではない特別な保証と安心を与えたことでMango Tangoは唯一無二の存在となったのです。

マンゴー王国でのマンゴー王、Mango Tangoの今後の活躍に目が離せません。

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