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インフルエンサーに必要な親近感の正体

SNSで人気になったタレントにほぼ100%に近いくらい求められることがある。それは“親近感”。いかに身近な存在であるべきかがファンになるかを決めることが多い。逆にいうと、SNSタレントだった人間が芸能人になってしまうと初期ファンは続々と離れていく。そんな現象を今までたくさん見てきた。

りょかちさんの記事で、SNSタレントには再現性が求められているという内容が書いてあったんだけど、確かに化粧品でもファッションでもなんでもそうだけど、リーズナブルな価格のアイテムを上手に使っている人は人気が出やすい。ファッションYouTuberのゲンジさんも、「ファッションYouTuberになろうと思ったら、GUの服でコーデ紹介をするのが人気になる近道」的なことを講演のときにしゃべってた。

自分でも買えるアイテムでオシャレを楽しんでいるSNSタレントの情報発信は、確かに再現性があるからフォローされやすい。再現性があるってことは目線としては同列というか、つまりそのSNSタレントに親近感を感じている。

親近感、身近さの正体を今日のnoteで考察していきたい。そうすることで、今までSNSタレントは親近感を持たせるべきだとか、身近な存在でいるべきだという曖昧な言葉がもっと明確になると思う。

①再現性が高い情報発信をする

これは上にも書いたように、今すぐ真似できるような商品の価格帯、テクニックなどなど、自分の生活に取り入れやすいものを目指すべき。

②気軽にコミュニケーションできる存在になる

これはSNS上でファンからのリプライに対して、ちゃんと返してあげることが重要。何万ものフォロワーを抱えだすと、さすがに全員には返すことは難しいが、ランダムでもリプ返タイムを作るでもなんでもいいので、気軽にコミュニケーションできるイメージをつくるべき。

③感情レベルで共感を生む存在になる

完璧な人間なんていないように、SNSタレントも同様にいつもポジティブでキラキラした生活を送っているわけではない。クラスの友達から恋愛相談を受けることでより仲が深まるように、SNSタレントも怒ったり泣いたり喜んだり、そんな姿をSNSに晒すことで、ファンの共感を生む。自分のよい一面ばかりを見せるよりも、マイナスな感情を見せることでSNS上で信頼が生まれる。ただし見せすぎは要注意で、ネガティブな発言や愚痴ばかりを見せすぎるとファンも引く。それは現実世界でも同じだと思う。

④生活レベルの違いを見せない

けっこうインフルエンサーあるあるなんだけど、SNSで人気になってくると仕事も増え、生活がどんどん豊かになってくる。あくまで目安だけど、ツイッターでもインスタでもフォロワー数×1.5~3くらいがインフルエンサーの月収。あくまで目安なんでなんともいえないところなんだけど、同い年の会社員の給料のはるか数倍もらう人達もいっぱいいる。そうなってくると生活レベルがおのずと上がっていく。いいところに住んで、いいご飯を食べて、いい服を着てetc。自分で稼いだお金なんで、それ自体は全然悪いことじゃないんだけど笑。ただ、SNSタレントの場合人気になっていくとフォロワー数も急増することが多いので、もらえる給料もすごいスピードで上がっていく。そうすると生活レベルもすごいスピードで上がる。ファンはそのスピードについていけなくなる。今まで自分を同じような食生活を送っていた人間が急に高級レストランに行ってたり、一着何十万円もするような服を着てたり、これは再現性がなくなることにつながるし、そういった明らかに自分と違う生活レベルの人を応援しようと思うファンは少ない。

書いていて思ったけど、親近感の招待というより、どうすれば親近感を持たせることができるのかっていう内容になってしまった笑。

SNSで人気になってくると、どうしても変わってしまう。応援してくれる人が増えすぎて顔が見えなくなる。ファンの顔色をうかがわなくてもいいけど、ファンの顔はつねに把握して行動していかなければいけないと思う。

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