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タレントとファンの関係性についての考察

今日は気になったこのツイートを元に記事を展開します。

既存の芸能界の形だとファンの人たちとタレントの距離感というか、コミュニケーションの形は上下関係にあったと思う。

だからこそ、呼び名が“ファン”なのだと思う。

SNSが誕生して、その形が少しづつ変わってきている。今までタレントとファンがコミュニケーションを取ることがほぼ不可能だったのが、例えばツイッターのリプ返やブログのコメント返しなど、無料でファンとタレントがコミュニケーションができるようになった。

それでも3、4年前まではSNS上でファンとコミュニケーションを取ることは、駆け出しの新人がやることで、人気が出るとやらないことが、タレントのブランドを一歩上げることになる、そう信じているタレントも事務所も多く、簡単にいってしまうと、SNS上で新人時代をすごし、人気が出てくると既存の上記の形に戻していっていた。SNS有名人→芸能人へとレベルアップさせる。そう信じていた人が多数いた。

そこからSNSもさらに進化し、ツイキャスやLINE LIVE、SHOWROOMなどの生放送が普通になったあたりから事情は変わってきた。ファンとコミュニケーションを取る事はファンとの信頼関係を築くことになり、より濃いファンが増えていくことに一部のタレントや事務所が気づいた。逆にファンとコミュニケーションをとらないタレントは、テレビやウェブメディアでの露出により認知はあがるけど、人気はない、つまりファンがいない。

僕のnoteを読んでる人は何回か見たことある図解だけど、改めて考えてみてこの図解は正しいと思う。

つまりここ数年でタレントとファンの関係性が明らかに変わってきた。

僕は最初、SNSの誕生によってタレントがより身近であることが求められてきているのだと思っていたけど、それも確かにひとつの要素かもしれないけど、もっと大事なことが変わってきてると思う。

コミュニケーションが当たり前になった今、タレントとファンの間で個別の物語が必要になっていると感じる。絆を深める自分だけの物語が大切。

個別の物語を“プロジェクト”としてうまく作ってるなと思うのが、キングコングの西野亮廣さん。著作『革命のファンファーレ』でも記述があったけど、ファンをプロジェクトに意見参加させることで、プロジェクトやタレントとの個別の物語を作っている。その巻き込むためのツールが西野さんにとってのオンラインサロンなんだと思う。

だから、個別の物語を持つことが一番大切なことだと思うから、上記の図解の形が必ずしも正しいとは思わないけど、現状コミュニティという形が一番個別の物語を作れてると思う。

タレントとファンの間で“個別の物語を作る”という観点で、コミュニティ以外のあり方もあるはずだし、もっともっと思考していきたい。

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