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読書は導いてくれる人に出会う旅

今日は午後から映画を観ながら洗濯物をたたんでいた。いつもの事だけれど、どちらがメインの作業かかなり微妙だ。

『小説家を見つけたら-Finding Forrester』はショーン・コネリー主演の名作。高い評価を受けた処女作だけを残して第一線から姿を消した小説家と彼に導かれる少年の物語。後半のシーン、気持ちがスカッと晴れる爽快感が好きで、繰り返してよく観る作品の一つ。

洗濯物をたたみ終えリビングに行くと、在宅ワーク休憩中の夫が「滋比古先生亡くなったね、日経に載ってたよ」と声をかけてきた。結婚当初から読書の好みが全く違う夫に強く薦めてきたので、まるで大学の恩師を話題に出す時のように、彼も先生を名前で呼んでいる。

高校時代から作品をずっと読んできた英文学者の外山滋比古先生が96歳で亡くなった。先月7月30日のことだそうだ。別の作品を読み返したばかりだった。虫の知らせとでも言うのだろうか。

しばらく本棚の作品を読み返してみようと思う。

先生のご冥福をお祈りします。

育児生活も終わって地元に戻った2023年、これからも中国語、ドイツ語、英語の学習を続けて子供たちの語学習得のお手伝いをしていきたいと思っています。