見出し画像

大学生になりたての人に送っていた言葉たち その1

注:この文章の経緯についてはその0をごらんください。

入学したての学生さんは

みなさん緊張していますが,私が勤務していた数年の間にSNSが急速に普及して,入学式の前にあらかじめオンラインで知り合いになっていて,入学直後からグループで行動している人を多く見かけました。それでも最初の2週間くらいは慣れないことばかりで見るからに気負っているな,という人が多いです。大学始まって最初の1ヶ月について,講義以外で知っていると良いこと,気をつけると良いことはまたおいおいまとめることにして,まずは当初の予定通り私がホームルームでやっていたことを紹介したいと思います。

自己紹介のくだり

ホームルームの一番最初は,恒例の「自己紹介」で始めます。大学では大人数の一斉授業だけでなく,少人数クラスやクラス内でグループ活動をする機会などがあり,「自己紹介」をすることも多いです。いきなり知らない人たちの前で名を名乗るのは気が重いものですが,慣れれば気楽にできるようになります。

自己紹介の際,何を話していいか迷っているうちに間が空いてしまって,注目されているのが気になってあせる,こんな場面はちょっとイヤですね。私はみんなに自己紹介してもらうとき,ホワイトボードにこんなことを書きます。

  • 名前(フルネーム,あれば呼ばれたいニックネームなど)

  • 出身地 and/or 出身高校

  • 高校で頑張ってきたこと

  • 大学に来てから頑張りたいと思っていること

  • 得意なもの,苦手なもの,好きなもの,嫌いなもの,推し…

  • モットー

  • その場の皆さんへの一言

そして「名前を呼ばれたら,その場で立って,この中の一部でも,全部でも話してください」という形を取っています。そうすると,みなさんこのなかから2,3個選んで一人15秒ぐらい,詰まることなく自己紹介をしてくれます。もし,人前で話すのに抵抗があるな,という人は,先にこんな自己紹介のネタを考えておくと無駄に緊張せずに済むと思います。

みなさんに自己紹介してもらう前にもちろん自分の自己紹介もします。名前,出身地,担当科目(教養の数学と情報処理),専門の研究分野(物理,スパコンを使ってたとかいうと学生の目がテンになる),それから自分のモットーとして

  • 自分にできること(だけ)をなるべく効率的に

  • (科学者らしく)(常識も疑って)今大切なことは何かを常に考える

  • ご縁と環境を最大限に活かす

の3か条(大袈裟だな)を話していました。知らない人の前で話すのは,慣れるまでは緊張しますが慣れてしまえば気負わずにできるようになります。準備と場数が勝負です。早く緊張のステージを超えられるといいですね。

自己紹介のくだりはここまでです。
次回は事務処理の大切さを取り上げたいと思います。

#大学
#初年次教育


この記事が参加している募集

#自己紹介

229,106件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?