青村こまめ

人生のモットー、がんばらない

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最近の記事

セクハラについて、被害者に聞く〈匿名インタビュー〉

「自分が受けた行為について、気持ちの整理をどうつければよいのか分からず、心身を損なうほどの多大なストレスを感じています」 Aさん(仮名)は声を震わせながらそう話す。 自身が受けたセクハラ被害について、Aさんがインタビューに応えてくれるという。 実際に被害を受けた方の言葉から見えてくるものとは何だろうか。昨今、しきりに問題となるセクハラについて、今一度考えてみたい。 -思い出したくないことでしょうから無理に答える必要はありません。思いのままにお話ください。それでは、よろしく

    • 左利きの彼に恋をする

      世の中の人が、学歴とか年収といったステータスや外見の造形美に心を奪われるように、わたしは左利きの人に軽率に惚れてしまいそうになる。 それには明快な理由があって、わたし自身が左利きだからである。 正確に言うと、元・左利き。というのも、書きものだけは右持ちになるよう躾けられたからだ。 おかげで、メイクをするとき、アイブロウやアイラインは右は右手、左は左手でそれぞれすいすい描けるところだけは器用っぽくなった。 大体のことは左右どちらかを使い分けているから両利きというわけではな

      • 占いに臆病な大人たち

        占いは人並みに好きな方だと思う。 良い結果であれば、気まぐれに信じるし、 悪い結果であれば、たかが占いと高を括る。 何かあれば占いを頼り、信じきってしまうようなことはないけれど、時間とお金をかけ、わざわざ占ってもらいに行くことだって時にはある。 占いに行くことをわたしがどう捉えているかと言うと、刺があるかもしれないが、労力を使ってまであることないこと好き放題言われに行き、占い師の前で一喜一憂道化してみせる時間、となる。 友人と行くことが専らなので、そのあとのお茶会でわいわ

        • 高速バスの夜、エモいに浸る

          高速バスがすきだ。 とりわけ、夜間の、いわゆる"ヤコバ"がすきだ。 交通費が格段に抑えられるヤコバには、旅行や趣味のための遠征などで学生の頃から大変お世話になっている。しかし、わたしがヤコバを好むのは、何も低料金という理由だけではない。 夜行バスというものは、実に"エモい"。 流行言葉に疎い青村だが、夜行バスを表現するのに"エモい"がしっくりくる。それ以上にハマる形容が、わたしには見つけられない。 バスタ新宿、ヨドバシ梅田タワー前。 眠らぬ街の明るさ、行き交う人の波を

        セクハラについて、被害者に聞く〈匿名インタビュー〉