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半沢直樹2を観て抱いた不快感

こんにちは、某国公立理系大学院生です。

今回は、今巷で大人気の日曜劇場、「半沢直樹」に関して抱いた考えをちょこっと発信します。

私は前作の半沢直樹を視聴しておりませんでした。当時の半沢ブームを知っていましたが、当方大学のへの受験生だったため、観る時間がなかったのかもしれません。なので今作が始まった初回も、リアルタイムでは観ませんでした。

たまたま、2回目の放送日の日曜日の夕方にテレビをつけると、半沢直樹2の初回の再放送が流れていることに気づきました。まあ暇だったので、それをぼーっとみていると、それがもうめっちゃ面白い!!!笑
これは視聴率が高いのも納得が行くわと、そこから日曜日が楽しみで仕方がありません。

なんで半沢直樹がこれだけ視聴率が高いのか、自分なりに考察してみました。主な理由は3つあると考えています。

●悪を成敗する、正義のヒーローが主人公。

やはり日本人は正義感が強い人種が比較的多いと考えていて、非合理的な立場に置かれた時や、目の前に悪者が立ちはだかった際に、正義のヒーローが活躍する姿に見入ってしまうんです。特に男子は

思い返すと、幼稚園の時にバイキンマンに立ち向かうアンパンマンに心惹かれ、小学校の時に仮面ライダーに憧れる。中高と部活という組織に入り、人間関係のドロドロを味わい、イライラする。そして大学生になってアベンジャーズにどハマりする、というのがごく普通だと思います。

だんだん歳を重ねるうちに、なかなかおかしいと言い出せない環境に身を置き、我慢し働く。それが日本人にとって普通なのかもしれませんね。いつの時代になっても、正義のヒーローはみんなの憧れになり注目されるのです。

●日本組織の闇、あるあるを代言している。

半沢直樹2での前半の悪役は、「東京中央銀行」です。東京中央銀行は天下のメガバンク、日本代表の大企業といっても過言ではありません。その日本代表組織内の姿を皮肉を交えて映し出す。日本人全体のうち大多数をしめる平社員は、この組織内の姿を見て、自社組織との関連性を見出し、あるあるだなぁと感じるわけです。みんな、あるある、つまり共感は大好きですから。

ちなみに知り合いの銀行マンに話を聞くと、半沢直樹の世界はぶっ飛びすぎているといっていたので、ドラマは誇張表現にすぎないですが。

●キャラが濃すぎて、もはやお笑い。

顔ゲーのドラマと言われています。いつも大笑いします。歌舞伎に少し興味を持った人もいるんじゃないでしょうか。


半沢直樹を見て抱いた違和感

そして僕は違和感を覚えました。前作では、そんな正義のヒーローである半沢直樹ですが、東京セントラル証券と言われる子会社に出向という人事異動が通達されたそうです。いわゆる降格処分です。

おかしくないですか?普通、正義のヒーローが降格される社会って。
僕はそんなストーリーだったら、おかしい!!ともっと声を上げる人がいてもいいと感じました。なんかみんな非合理な環境であったり、何も言えない職場の雰囲気に半分諦めを持っているんじゃないのかと思いました。私自身、企業に勤めた経験がないですから、その立場になったことがわからないですが、ちょっと残念です。私は半沢直樹から、日本の闇を感じました。

僕は非合理的な環境が大嫌いです。

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