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問題が起きる前から不安になる人

「○○になったらどうしよう」と、問題が起きる前から不安になってしまう人をよく見かけます。

人は誰しも不安になることはありますが、不安をスッと解消できる人と、いつまでも不安が付きまとっている人がいますよね。

前者と後者の違いは「問題」と「不安」をうまく切り分けられるかどうかだと思います。

「犬も歩けば棒に当たる」という言葉があるように、生きていたら何かしら問題は起きるものですが、不安は自らが生み出しているもの。

であれば、不安の方は自分でコントロールできるはずですよね?

不安はあなたの妄想

不安とは実体のない「自分の心が生み出したもの」です。

過去の失敗や経験などからくる恐怖心がこの不安を大きくするわけですが、過去は過ぎ去ったものであり、同じことがまた起きるとは限らないですよね?

出てきたものは仕方ないので、「あぁ、また不安になってるな。でもこれは自分が生み出してるんだよな。不安の原因はなんだろう。」と客観的に自分の心情を見つめることで、他人事のように感じられるので感情がいったん自分から離れるんですね。

で、ふと我にかえると不思議なぐらい不安が消えているのでオススメです。

不安が問題を引き寄せる

はじめにお伝えしたように「不安」と「問題」は別のものです。

にもかかわらず「あーでもない、こーでもない」と頭の中で繰り返すことによって、不安を増幅させてしまいます。

増幅した不安が脳のキャパシティを奪うので、普段の冷静さがなくなり、余計に問題を引き寄せてしまうのかもしれませんね。

人はイメージしたものを現実にする能力があるので、イメージどおりにちゃんと問題を起こすわけです。

絶対的なものはないと心得る

どれだけ事前に準備したとしても、リスクがゼロになることはないですよね。

不安がる人はそのリスクをゼロにしようとする傾向があります。

いわゆる「完璧主義」ですね。

リベンジできるぐらいの小さな失敗でさえ許容できず、完璧にこなそうと考えてしまうので、そりゃあ不安は絶えないわけです。

そもそも自分が完璧だと思っても、他人から見たら大したことなかったり、逆に自分では満足していなくても、他人から「素晴らしい!」と称賛されることもあるわけで。

絶対的な正解はないのに完璧を目指すのはナンセンスなのかなぁと。

事前に準備していれば不安も少ない

とはいえ、万が一問題が起きた時は素早く対処できるように、対処法を事前に準備しておくことは大切ですよね。

最悪のケースを想定して準備しておけば、かなりリスクを減らすことができるので、不安になること自体が少なくなると思います。

「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもので、先人の知恵は経験則から来るものなので深いですね。

不安になるのは問題が起きてからでも遅くない

ほとんどの心配事は心配事のまま、たいてい取り越し苦労に終わります。

不安になるということは、逆に言うとその事象に気を配れるということでもあるので、実際に問題が起こる可能性は低いんですよね。

いつも問題を起こすのは、管理がずさんだったり、適当なことをしたり、無知だったりと何かしら原因があるわけで。

気配りのできるあなたが、今を最善の状態で過ごせば、あまり問題は起こらないはずなんです。

だから、問題が起きる前から不安になるのはやめて、もっと違うことに大切な時間を使ってみてください。

あなたの心が変われば目の前の世界が変わります。

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