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アーユルヴェーダ食事療法

ずっと気になっていたアーユルヴェーダ 。
白湯飲みはこの3年ずっと続けていて、セサミオイルのマッサージは時々していた。いくつか持っている蓮村先生の本はタンスの肥やしとなりつつあった、、、。

この春 ecume de mer さんを知りタイミングよくマハリシアーユルヴェーダ食事療法WSに参加できた。レクチャーを受けて食事療法を行い、私の感じたことなど取り留めなく書き記しておくことにした。実践した食事内容はインスタグラムに日々投稿。 https://instagram.com/koma_h?utm_medium=copy_link


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[開始前]

レクチャー後すぐ開始しても良かったけれどせっかくなら、、、とムング豆を注文したりギーを作ったり、様々揃えてから始めることにした。ピクニックの前の気分。

プログラム中はカフェイン禁止(禁止食材はわりと多い)、毎日飲んでいたのですぐやめたら反動が来そう、、と予想。開始日を決めてその5日ほど前からコーヒーを断つ。

直前までコツコツ準備したり、アーユルヴェーダレシピ検索したり、気持ちを整えて行ったり。私って意外と用意周到で新しいことに緊張するタイプなのだと改めて思う。

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新月の日より開始と決める

アーユルヴェーダ食事療法・AMA PACHANA
柔らかい(優しい方の)プログラム+本格的なプログラムの食材要素を取り入れて
10日間+立ち上げ3日間

私は油断すると食べる。
間食、つまみ食い大好き。一気に大量に、、はないけどちょこちょこ食べる。この1年特に食べたな、、と感じる。ずっと身体は重いた感じていたし身体が重いと様々後回しにしてしまうことが多くなる。変えたいのに変わらない。変えない努力(ずっと食べること)をしているから。分かっているのにね。

そうは言ってもどちらかと言えば痩せている方でBMIも低く主治医からはもうちょっと太っていいよと言われているがそこは問題じゃない。ずっと分かっていた、問題は心の方。心と身体は繋がっている。アーユルヴェーダ食事療法のレクチャーを受けた時もその繋がりについて強くそうだと感じた。

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食事療法10日間(持病もあるので優しく実践できるプログラムにてスタート)

day1
いつも夕方に少しおやつを食べるのでそのくらいの時間に食べ物何か〜という思考が湧いてきたけれどオージャスミルクを飲んだら(豆乳バージョン)それだけで満たされた。

day2
今日は身体が昨日より軽い、頭もスッキリ。でも眠いという不思議な感覚。海とか山にぽつんとひとり行きたいような気分。
いつもはふーんそうかと思うようなことでも感情が動く、悲しい、嬉しい、楽しい、寂しい、、、様々振れ幅が大きい。あまり刺激的なものは控えめにという注意を思い出す。


day3
食事を準備してる時はあれもこれもと作ってしまう。食前の食べたい欲求(多く用意しすぎる)と、食事中の多いかも、、でも食べちゃお〜で、食後のやっぱり多かったな、からだが重い、、と言う後悔。
これが日常のループだと、昼食少し多く食べてしまったことで自分が普段からいかに食べすぎなのかを改めて知る。
段々とまるで水面を歩いているかのような心と身体の軽やかさを感じた。なんだこれ心地いいな、って。

day4
いつもイライラする場面で穏やかな感じに対応。例えるなら凪のような心理状態。やや頭痛あり。まだ4日目なのに1週間くらい経った気分、、、。
休息モードに入ると聴いていたが、これが休息か、まさに、、、という感じ。大袈裟に言うならほんの少しいつもの次元と違う空間にいるような感じ。

day5
猫に触れると身体の温もりをいつも以上に感じる。眠気継続、目の上に手をそっと置くと温かくて心地いい。今日は触れると言う感覚が気になる。他にも心の変化あり。身体が空気に馴染むように感じる時がある。自然の一部だとしみじみ思う。
ほっぺのむくみがなくなってややスッキリ。

day6

朝から絵の具の水をひっくり返した。いつもなら慌ててわちゃわちゃする。今日はとても落ち着いてタオルを手にゆっくり拭いて猫が水遊びしに来たけど、またゆっくりどかして床と机を拭いた。と言う一連をすごく俯瞰で見てた。一歩引いて、、というか上から全体を見る感じ。今日は頭がクリア、いつにも増して作業も捗った。
昨日からほっぺの肉が減った感じ、多分むくみが減ったのかも。手で触って分かるくらい肉感がスッキリ。

day7
5日くらいでギブアップするかなと思ってたけれど続いている。折り返しも過ぎ、なんとなく生活面でもリズムが付いてきた。ムング豆をどう使おうかいつも考えて大体おんなじ感じ。。。身体が軽く階段が上りやすい。

day8
身体の軽さ引き続き。1〜2ヶ月前から始めたヒップアップストレッチ、以前はストレッチの最後になると太ももが限界のプルプルになってはぁーっ、、と終わる日々。それが「え?」と思うほどスムーズに出来る。腹回りの重さが取れたからかな。今日は記憶が出てくる日だった。幼き日の記憶、あの時の父や母の想い、私の感じてたこと、学生時代、等々。

day9

食事療法中、生の食べ物はNGなので少し手間だけどフルーツを毎回少しのギーで焼く又はウォーターソテーする。(さすがにスイカはそのまま食べた。が後で検索したら焼きスイカが美味しいらしい。) 火を入れたフルーツは以前から好きだけどあたたかい葡萄って美味しいな。これからも温めフルーツやっていきたい。肩こりがいつの間にか解消していて肩まわりが楽。肩甲骨がよく動く。

day10
軽やか、とても軽やか。心と身体、思考までも柔軟。あれ?これわたしなの?柔らか。。。と、俯瞰で見る。アゴのラインがかなりすっきりしている。顔の血色は良いままスッキリなので(今までにない感じ)猫と一緒に記念撮影した。10日間経ち明日からは立ち上げの食事に入る。とにかく今ほんとうに心地良い。

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立ち上げ3日間

立ち上げ・day1
今日から少しずつoilを増やすのでグリルする時バジルオイルを使ってみた。うどんは昼のみok食材だったけど期間中は小麦粉も断ちたくてやめていた。芋類も今日から少しずつ、かぼちゃからはじめてみた。

昼のおうどん、低糖質でも小麦粉が主に使われているので食べたあと胃のあたりにここ数日にない重みを感じた。これが小麦の重みなのかとその感覚を味わう。日々食べて当たり前になってしまった食材個々への感覚を取り戻すのに一度断ってみるのも中々いいものだなと思う。

今日も身体軽く足取りも軽やか、雨降りなのでヒモにつけたおもちゃを手に家の中をぐるぐる歩く、お察しの通り朔がついてくる。ウォーキング&猫遊び。夕方から冷えたので温灸をして暖まった。
心はずっとフラット。まだ誰も起きてない静かでしんとした朝を独り占めしてるみたいなあの感覚。

立ち上げ・day2
今日は元々お昼に食べてokだったチャパティを作ってみた。難しいと思っていたけれどこねるのも焼くのも簡単で拍子抜け。そして美味しいし。なんでもやる前から決めつけないこと。揚げ物を解禁したけど昼ごはんに食べた方が良かったかも。少し重い。

今日も引き続き軽やかに動けて動きすぎた。どくだみ引っこ抜いて、花摘みして、梅をジュースにする下準備、買い出し、花と野菜の種をまいて、掃除!洗濯!掃除!掃除!で気づいたら疲れて眠気くるほど動いてた。
まだ明るい夕空に白い月を見つけてほころんだ。

よく脳の潜在意識や無意識の90%は使われていないというけれど、そこを使って動いていたような感覚、、うまく言えないけど。期間中、本当のわたしの一部を垣間見ることができた。自分で言うのもなんだけど、自分のポテンシャルこんなにもあったのかという感じ。

立ち上げ・day3[最終日]
最終日の今日は卵をいただくことに。卵は普段からたまに食べる程度だけどかなりぶりの卵ちゃん。一口目、異国で知らない食べ物を出された時みたいな感じ。二口目ですぐ感覚は戻ったけど。。

久々のPCワークがいつもより長く集中できた。疲れ方もゆるやか。作業の合間にオージャスミルクを少し飲んだらめちゃくちゃ生き返った。明日からは通常に戻るけれどそのままで心地いいものはスライドさせて様々やっていこう。
最終日にして唇の血色が良くなったのを鏡を見てはっ!とした。

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食事療法13日間を終えて

軽やかで心地よくてずっと日向ぼっこしてるみたいな感覚の日々だった。人に対しても無理して場を繕ったり和ませてのそれではなく、自然の流れの中にある調和があった。なんせずっとほわわんとしている。

食と心、身体の繋がりを深く実感として感じた。食べ物や食べ方を変えると心が変わっていった。感じ方や捉え方、いつもイラッとするところで全くしない。むしろ仏か!と思うような私が出てきて柔らかな対応、、これが私の中にあったのかと驚いた。

食べ方、食事内容、禁止食材、生活面での決まり事、多々あるルールを意識しながらの13日間。できるか私、、、と言う思いもあった(特に「間食なし」と「毎回出来立ての温かいものを食べる」と言うのは大変そうと思った。)けれどやっていくと身体が軽くなり思考が柔らかくなり気持ちはフラットになり毎食作るのもどんどん楽しくなった。(かなり真面目に取り組む私を俯瞰して見てふふふと笑った。)消化力を上げるとはこんなにも身体が楽でいられるのかとしみじみ思う数日間。

持病(1型糖尿病)についても、期間中普段より多く穀物を食べているにもかかわらず血糖値良好。むしろ下がりやすくなったのでインスリン効果値、糖質比を変更し食事療法中はお薬の量がかなり少なくてすんだ。このことは今までの私の消化力の低さを思い知ったと同時に、その消化力のなさキープしていたのは誰でもないわたしだと突きつけられた。(お薬を減らす目的で行ったものではない。)

いちばん良かったのは『食べたもので私は出来ている」と強く実感できたこと。いつも常に横にあった少しの緊張と漠然とした不安がかなり和らいだこと。身体が軽やかだと心も思考も柔らかい方へ変化して感覚がひらくということの気持ちよさを知れたこと。自分でも知らないわたしに会えたこと。やってみたいことがふと浮かんできたりした、、、等々。とにかく気づきの日々だった。

普段朝ごはん抜きが多いが、期間中お腹が減りほぼ朝ごはんを食べた。3食食べているのにお腹がぺしゃんこですごい。消化力大事。アーユルヴェーダで言うアーマやオージャスも関係していそうだ。

3年ちょっと続けている白湯飲みだけれど、こんなにも白湯が甘く感じたのは初めて。そしてムング豆とオージャスミルクはとても好みの味なのでこれからも引き続き食べたい食材。

今までのどの食事法とも違う「質」に重きを置いた食事療法は身体も心も軽ろやかにゆるませてくれて心地いい時間だった。

時間が来たら食べるのではなく、自分の身体にお腹が空いてるちゃんと聴くということがいかに大事かも実感した。

生活の注意点や時間配分、食事方法、食材制限など様々な決まり事は続けていくうちに、この心地よさへ導くためのひとつひつとなのだな...(ほっこり。)と納得した。

すぐ見てわかるからだの変化は、肌の乾燥、顔のむくみ、唇の血色、肩こり改善。お通じめちゃくちゃ良好。体重3.4kg減(昨年からの1年で太った分がそっくり落ちた。)

これからも取り入れられることは取り入れ日常の中で生かしていきたい。季節の変わり目にはアーマパーチャナをまたやりたいな。
素晴らしいアーユルヴェーダの叡智を伝えてくださりecume de mer さんに心より感謝します◎


アーユルヴェーダとは本来のわたしを知り、本来のわたしに戻る窓のような役割を担うものだと思った。


2021年春

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