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とうとう来たな、コロナウィルス

ついコロナウイルス感染

コロナウイルスが世界中で猛威を振るい始めてからずっと、我が家はかなり感染対策には気を付けている方だったと思う。
手洗いうがい消毒の徹底はもちろん、外食は必要最低限かつ換気の良い店を選んで。大好きだったフェスにも行っていないし、夫も週末の仕事終わりの一杯が大好きだったのにずっと宅飲みだった。

しかしオミクロン株の凄まじい感染力からは逃げられなかった。
夫が職場で感染してしまった。夫は不特定多数の人と一日中対面で話す仕事をしているし、職場でも何人も陽性者が出ているのだから、遅かれ早かれそうなるとは思っていた。

覚悟はしていた。
とは言え超心配性な上、虚弱体質な私はとても怯えた。
兎にも角にも自宅療養。隔離。感染対策だ!

結果として、私は発症しなかった。(濃厚接触者でも検査はしてもらえなかったので感染の有無は不明)
運が良かっただけかもしれないが、我が家で行った感染対策を記してみようと思う。

誰かの参考になれば幸いだ。

■隔離

とにかく隔離。夫が喉に違和感があると言い始めたその日から寝室に隔離した。トイレとお風呂(療養中はシャワーのみ)以外は寝室から出ないようにしてもらった。

また、使用直後や鉢合わせを避けるために、トイレや洗面所の使用の際にはLINEを入れるか、扉越しに声をかけるようにしてもらった。
使用するタオルも分け、歯ブラシの置き場所も移動し、歯磨き粉も分けた。

会話はLINEか電話。体調の悪化なども心配だったので、時折ビデオ通話で顔を見て体調を伺うなどした。
また共有スペースを歩くときは必ずスリッパを履き、私が臨時の寝室としていたリビング横の部屋に入る時には必ず脱ぐようにした。

水分は水筒に入れて渡し、食事は紙皿など使い捨てのものを使用。夫専用のトレーにビニール袋と一緒に乗せて扉の前に置く。夫は食べ終わったら全てビニール袋に入れて、口を閉じた上で扉の前に戻すようにしてもらった。

■手洗い・消毒

触ったものは全て消毒した。
トイレなどの共有スペースを使った後は必ず自分で消毒するようにしてもらった。ノブ、スイッチ、便座、水道。私が使用する前にも念のために除菌シートでノブや便座などを消毒するようにした。
私自身が共有スペースを使った後は念入りに手を洗い、手指の消毒も徹底した。

食事を提供する際のトレーや、水筒の中身を補充する際にも全て消毒した。
洗濯物を扱う際にはポリ手袋を使用し、洗い上がったものも干した後には必ず手を洗った。

一日の終わりにはキッチンやリビングも含め、ドアノブや取っ手、シンクなども一応消毒した。

■換気

エアロゾル感染の可能性もあると聞いていたため、換気は常に注意した。
旦那を隔離した寝室も、リビングも、私の仮寝室もほとんど24時間窓を開けて換気した。キッチンの換気扇もフルで動かしていた。

トイレの扉も常に半開きにしておいた。
お風呂は夫が常に後で使い、使用後は全体を流した上で扉は開けっ放し。当然24時間換気。

連日猛暑日と言われる厳しい暑さの中だったので、窓を開けていると外の熱気が入り込んできてかなり厳しかった。
これで熱中症になっては元も子もないので、エアコンもかけた。
電気代のことを考えると窓を開けたままエアコンをかけるなんて御法度だ。
しかしそうもいってられない。非常事態だから仕方ない。


■とにかく接触しない

2LDKのマンションの一室で完全な隔離は難しい。
先に述べた内容にもやや重複するポイントがあるが、その中でなるべく接触の回数を減らすことに努めた。

言い方は悪いかもしれないが、夫自身や夫が触れたもの、その全てを感染源だとして扱った。

部屋を完全に分けること。
共有スペースでは必ずマスクとスリッパを使用すること。
食事や着替えの受け渡しは扉の前に置くこと。
夫が使用した水筒や食器、衣類などに触る時はポリ手袋を使用すること。
会話はLINEや電話、最低でも扉越しを徹底したこと。
共有スペースの使用はお互いに最低限にし、使用するときは声をかけること。

そして濃厚接触者の隔離機関として定められた5日間を発症せずにやり過ごせた後は、私だけマンスリーマンションを借りて一時的に別居した。
薄情な妻のように思われるかもしれないが、私は元々虚弱体質な上にストレスに影響を受けやすいので、夫と相談した上でそう決めた。

10日間もの間、自身がいつ感染するかも発症するかも分からない状態で、それでも感染対策をしながら夫の生活のほぼ全てをケアしなければならない状況というストレスはとてつもなく重かったのだ。

その頃には夫の体調も落ち着いていたし、夫の方も自由に好きなタイミングで食事をしたり、共有スペースの使用に気を使ったりしなくてよいので、お互いの精神衛生のためにも、有意義だったと思う。

強敵だった、コロナウイルス…

夫は結果として重症化することもなく、少し咳は残っているものの、かなり軽症で済んだ。症状事態はインフルエンザくらいだったかなと思う。
私も「夫婦共倒れは免れないだろう」と思っていたが、ひとまず今回は家庭内感染を防げた。

しかし感染に怯えながら細心の注意を払っての看病や生活は、本当に、心の底から大変だった。精神的疲労がとてつもない。
ストレスと疲労により、私はずっと微熱が続いている。食欲がわかず、体重も落ちた。

10日間の隔離生活は夫にとってもかなりしんどかったようで、体力が元に戻るにはしばし時間がかかりそうだ。

コロナウイルスは一度かかれば終わりというわけではなく、再感染も十分にあり得る。今回私は大丈夫だったが、次は私が感染するかもしれない。

でももう二度と繰り返したくないと夫婦で口をそろえるくらいには、今回のことは本当にきつかった。
家庭内感染を防げたことは単にラッキーだったのだと思うけれど、同時に改めて自身の普段の感染対策も見直そうとも思った。

とにかく今は夫婦ともに体力の回復に努めようと思う。





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