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2日連続の「忘れ物!」

財布が、ない!

月曜日。
前日は小学校の日曜参観だった。小3と小5の2人は代休日。小5の孫は塾の宿題とプレゼンの準備があるというので、小3の孫と2人でプールに行った。公園のタイムズは、夏の間だけ自転車置き場になっているので、車を近くのスーパーマーケット「ライフ」の駐車場にとめる。
1時間ほど遊んだ後、「ライフ」に戻り、買い物をする。500円以上の買い物で、1時間の駐車料金が無料になる。買い物を済ませ、超過料金を支払って、20分後に帰宅。
プール用具を水洗いしたり、持って行ったものを片付けたりしていて気づいた。

あれっ? 財布は?
ない。財布がない!

必死に思い出す。最後に見たのはいつだったか。
「ライフ」で買い物をしたあと、カードで支払いをした。カードを財布に戻し、買った物をトートバッグに入れた。
財布はどうしたか? 記憶にない。
もしかして、と思って車の中を探すが、ない。やはり「ライフ」に忘れたのか。
「ライフ」に電話をする。サービスカウンターの人が出る。
「先ほど買い物をした後、黒い財布を忘れたかもしれないのですが・・・。」

あった!

急いで受け取りに行く。間違いなく自分の財布だ。免許証を見せ、中身を確かめて、受取書類にサインする。
たぶん、買った物をバッグに入れるときに、脇に置いたのだろう。誰が見つけてくれたのか、尋ねるのを忘れてしまった。その場を離れてわずか1時間半後に、財布は無事に戻って来た。これはラッキーというしかない。日本は安全な国と言われているが、これが道で落としたとしたらどうだっただろうか。財布の中身ごと無事に戻る確率はたぶん下がるだろう。

今までの人生で、財布や定期入れをなくした経験は数回ある。戻って来たこともあり、そのままになったこともある。逆に、財布を拾って交番に届けたこともある。
インドネシアのジャカルタのスーパーマーケットで、やはり支払いを済ませたあと財布を置き忘れ、事務所で担当の女性や警察の人に長時間事情を説明したこともあった。この時は現地のルピアしか入れていなかったので、痛手ではあったが、旅の継続に支障はなかった。もちろん戻ってこなかった。

プールから帰って財布がないことに気づいたとき、いちばん先に考えたのは、その中身と、紛失した場合のこの後の手続きのことだった。

現金。銀行のキャッシュカード4枚、クレジットカード6枚、各種会員カードやポイントカード、マイナンバーカード、健康保険証、診察券数枚等々・・・。

現金はまだ諦めがつく。しかし、カード類を紛失したあとの手続きの煩雑さを考えると、目の前が暗くなった。
銀行のキャッシュカードは、持ち歩く必要などなかったはずだ。クレジットカードもいつの間にか増えてしまったが、普段使いは2枚だけ。

今回は事なきを得たが、戻って来た財布の中を整理する。失敗をせめて教訓にしなくっちゃ。
このnoteを書く前に、ためしに「財布を落とす」で検索してみて驚いた。たくさんの投稿があるのだ! そこに私もプラス1。

戻って来た愛用の財布


スマホが、ない!

火曜日。
「スマホが、ない!」と気づいたのは、自転車で最寄りの阪急京都線の駅前に自転車で到着したときのことだった。
しかし、今回の「ない」は、なくしたわけではなく、単に家に忘れてきただけ。家から駅まで3km、自転車で約15分。戻るには面倒だ。しかし、これで今日は写真を撮れないのが残念だ。

3月までは仕事で週に2回はこの電車に乗っていた。電車の中ではスマホを手にしている人が圧倒的に多いが、電車に乗っている時間は、なぜか頭の中がよく回転する。いろんな考えが頭を巡る。バッグから文庫本を取り出して読む。30分あればいろんなことができる。スマホがなければ・・・。

この日の目的地は京都市京セラ美術館。
「ルーヴル美術館展 愛を描く」という展覧会が開催されている。ルーブルには38万点を超える美術品が収蔵されている。その中から持ってきて展覧会を開くには、テーマを絞るしかない。今回のテーマは「愛」である。

♥ルーブルには愛がある♥

LO

会場の第一室に入り、最初の絵(上の左側の絵  フランソワ・ブーシェ「アモルの標的」)を見て思う。

宗教画は難しい。これは音声ガイドが必要だ!

ということで、一度展示場から出て、音声ガイド(650円)を借りる。
よしよし、これでよくわかる。
展示作品数は73点だから、さほど多くはない。ゆったりと鑑賞しやすい空間を作っている。さてどんな「愛」が展開するのか。

プロローグ̶愛の発明
第1章 愛の神のもとにー古代神話における欲望を描く
第2章 キリスト教の神のもとに
第3章 人間のもとにー 誘惑の時代
第4章 19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇

第4章の最終室のみ、撮影が可能だった。美しい「アモルとプシュケ」(上の右側の絵)もここに展示されていた。
むむ、スマホがないのは、やはり悔しい。しかし、その代わり目に焼き付けよう!

鑑賞時間はちょうど2時間。開館とほぼ同時に入館したので、人は多かったが絵を観るのに困ることはなかった。

地下鉄東西線東山駅から烏丸線に乗り継いで四条駅に出る。外は猛烈に暑い。四条通とその近辺は、祇園祭の山鉾の準備で大忙し。あちこちで、「●●鉾」がそびえ立っている。大勢の人だかりは、もちろん見物の人々。だれもがカメラやスマホで撮影している。むむ、わたしゃスマホがない!

この日は俳句も何句か作ったが、スマホのメモ用アプリが使えない。バッグにあったボールペンでメモ用紙に書き記す。

というわけで、この日は写真1枚もなしでした。
やっぱり、スマホあったほうが便利やな。

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