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家づくりに正解なし。だからこそ伝えたい、私の住まいの価値観

こんにちは。こまいです。

今回から僕が考える家はこうだよ、っていうお話をしていこうと思います。

なぜそう思ったかと言うと、家づくりって正解がないですよね。
だから難しいんですけど、結局はその人の持っている価値観を形にすることが最も満足度が高いと思っています。
変に違う価値観を押し付けられては「そうじゃないんだよ!」となるし。

あとは工務店が考える価値観が素敵!それ私もいいと思ってた!というように賛同してくれたらよりよい方向に転がっていくようにも思います。

なので工務店選びにおいては、家に対する価値観が自分と合いそうかどうかを重要視していくとよいと思います。

と言っても、その価値観を知ることはなかなか難しいですよね。

実際の建物に足を運んで、説明を受けてそこで初めてわかることもあれば、それについての言及がなかったら知りようもありません。
あとはなんとなく施工事例をみて「あー、こんなテイスト推しなのかな~」とぼんやり分かる程度だったり。

都会はどういうふうになっているかはわからないんですけど、きっとそうなのかな、と想像しています。


なので僕ができることは「自分の家づくりに対する価値観を明文化してnoteで発信すること」かな、と思いました。

北海道という地域特性もあるため、全国一律この基準でOKというわけではありませんが、家づくりの大元になっている考え方を少しずつ紹介できればと思っています。


申し遅れましたが、私こまいは大工として現場で仕事をしております。
その傍ら、新住協という高性能住宅の研究会に所属し、高性能住宅の設計、施工について詳しく学んでいます。

この団体は大学教授が代表を務めており、理論の実践、検証を実際の建物で行いながら、北海道の冬も快適に過ごせる住宅をつくることを目的として設立されました。
原理原則をしっかりと理解し、自ら施工できるようになったうえで設計するというステップを踏んで、これから手掛ける住宅の高性能化へと取り組んでいきたいと思っています。

なぜこのように原理原則を学ぶことを意識したかといいますと、実は僕の職歴にも大きな関わりがあります。


実は僕、もともとはパティシエになりたくて札幌の製菓調理専門学校へと進学した経緯があります。
卒業後は洞爺湖サミットが開催された、ザ・ウインザーホテル洞爺にて製菓長を務めていた方のお店で運よく修行させていただくことができました。

そんな幸運を掴むことができたのですが、自分の未熟さ故に仕事に耐えきれなくなってしまい、たった3ヶ月程度で音を上げてしまった恥ずかしい過去があります。

ですが、そこでシェフに見習いの心得を教えていただきました。

見習いの心得、当時のメモから

全部できているかと言われると難しいのですが(笑)、ここで教わったことが僕の基本となっています。

その中でも、「理論、理屈を学ぶこと」
これが今でも一番大切なことだと思っています。

「お菓子は化学的なアプローチで読み解いていけばすべて説明がつく」
そのシェフの言葉に当時の僕は非常に感銘を受けました。
シェフはすべての工程について化学的なアプローチを実践して調理の手順を組み立てたり、入れる素材を変える、混ぜ合わせる際の状態を整えるという作業をしていました。

それ故に焼き菓子はどこよりも香ばしかったり、チョコレートが滑らかだったり、香りが引き立っていたりと、とにかくおいしいんです。
これには本当にびっくりしました。

そんな経験があったからこそ、新住協に出会い、加盟するのは必然的だったのかも知れません。


そんなバックボーンを持つ僕が、これから自分の思うよりよい家はこういう形かな、というところを紹介していきたいと思います。

まだまだ勉強中なので間違っているところもあるかも知れません。
その際はきちんと調べ、納得したうえで訂正したいと思います。

自分が本当にいいと思う住宅はこういうテイスト、
家はこうあるほうがいいのでは?という価値観をお伝えしたいと思います。

どうぞこれからお付き合いいただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。





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