職員向けコピーライティングミニ講座をやってみた。 (中田国広さん×こまえのデザイン. )
こんにちは。こまえのデザイン. (狛江市役所 未来戦略室)の銀林です。
こまえのデザイン.では、地域住民とのコミュケーションデザインの観点から、媒体を問わず、市役所の情報発信の改善を進めています。
今回は、昨年8月に実施したデザイン研修(一般社団法人デザインシップ)の受講者を対象に、KOMAE Designer's Lab. のコピーライター中田国広さんを講師に迎えて実施したコピーライティングミニ講座の様子をご紹介します。
※昨年8月のデザイン研修↓
中田国広さんとの出会い
今回、コピーライティングミニ講座をお願いした中田さんとの出会いは、昨年7月に狛江消防署で実施した「こまえぼうさいウィーク」のカグテン(※家具転倒防止)対策のキャッチコピーコンテストがきっかけでした。
以前、別の仕事で知り合っていた狛江消防署の方から、このカグテン対策キャッチコピーの最優秀賞を受賞された方が本職のコピーライターであることを教えていただき、ご紹介いただいたのが中田さんでした。
それまで、こまえのデザイン. では、市からの情報発信にコピーライティングの技術を取り入れるため、コピーに関する基礎的な知識とともに、コピーライティングの具体的なやり方を順序立てて教えられる方を探していましたが、KOMAE Designer's Lab. にコピーライターの方はおらず、他の業務でもそのような方となかなか巡り会うことができませんでした。
そんなとき、中田さんとお知り合いになることができ、こちらの課題感をストレートにお伝えしたところ、なんとすぐにご快諾いただき(!)、まずはクローズドの形で職員向けのミニ講座を行っていただくことになりました。
第1回コピーライティングミニ講座(12/16)
記念すべき第1回のコピーライティング講座は、昨年8月のデザイン作成入門を受講した職員の中から、コピーへの感度が高そうな7人の職員に協力してもらい、開催しました。
初回ということもあり、こちらとしては、まずは実際の業務に使えそうなコピーライティングの具体的な技法であったり、来年度の「デザイン作成入門(※チラシレイアウト)」との連動に向けた課題を見つけられればと考え "トライアル(試行)のミニ講座"と位置付けて実施したのですが、、、いざ蓋を開けてみると、講座の内容は充実そのもの。
「普段の業務の中での(コピーに関する)困りごとに対する中田さんのアドバイスや解説を聞きながら、参加者がその都度質問する」という "座談会形式"で実施しましたが、コピーライティングの知識や実例がふんだんに盛り込まれた中田さん作成の資料や、クローズドの研修にも関わらず参加してくれた職員の高い意識とコピーを深く知りたいという積極的な姿勢に、こちらはとても嬉しくなりました。
さらに私たちが嬉しかったのは、ミニ講座終了後に参加した職員から寄せられた感想です。
満足度の平均が4.7点(5点満点)で、自由記述欄にも、「講師の解説が非常に勉強になった」「様々な事例を解説してもらって分かりやすかった」「もっと聞きたいことがたくさんあった」「ここ数年で一番面白く、ためになった」「第2弾があればぜひ受けたい」などなど、講座の内容を高く評価いただきました。
第2回コピーライティングミニ講座(2/21)
大好評だった第1回のミニ講座の "続編" として開催した第2回のミニ講座も、第1回と同じく座談会形式にて行いました。
この第2回ミニ講座では、第1回の内容をおさらいした後、コピーライティングのフレームワークを行いました。
フレームワークでは、実在する商品(タブレットタイプのプロテイン)をもとに、
1. 課題の解決すべき点を整理する
2. What to say を考える
3. ターゲットのマインドを想像する
4. How to say を考える
5. キャッチコピーを作成する
の順で、それぞれがコピーライターになりきって、実際にコピーを考えました。
そして参加者から出てきたキャッチコピーは、、、
「金はある。時間はない。」
「お手軽メイク、モテボディ。」
「シャカシャカレス」
「1日1粒お手軽チャージ!」
「今飲んでるプロテイン、まずくないですか?」
「1ヶ月後のカッコイイ私へ。」
etc…
この第2回のミニ講座も、第1回と同様に参加した職員の満足度は高く(平均4.8点)、特にこのキャッチコピーを考えるフレームワークでは、他の参加者のアイデアからの気付きも得られたようでした。
来年度のコピーライティング講座は…
ということで、今年度、中田さんに講師をしていただいた2回のコピーライティングミニ講座は、いずれも大好評でした。
この結果を受けて、来年度の狛江市職員のデザイン研修は、グラフィックデザイン(レイアウト)を学ぶ「デザイン作成入門」と、コピーを学ぶ「コピーライティング講座」の2本を柱に据えて、職員のデザインスキルの向上を進めていきたいと考えています。
(あと、欲を言えばデザイン思考に触れられる研修もできたらいいな。とも思っています。)
また、今回の中田さんのミニ講座で、コピーライティングの奥深さを知り、コピーライターへの興味を持った職員もちらほら。
まだまだ未熟な狛江市職員のデザインスキルですが、その分も伸びしろと思って、こまえのデザイン.として引き続き職員のスキルアップを支援していきたいと思います。
中田さん、このたびは本当にありがとうございました!
▼中田さんTwitter
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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