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【R6 PJT紹介】Pjt03.KOMAE Designer's Lab.

こんにちは😊 こまえのデザイン. (狛江市未来戦略室)の銀林です。

前々回から、今年度のこまえのデザイン. が手掛けるプロジェクトをご紹介しています。
3回目となる今回は、今年で3年目に突入した狛江市未来戦略室のオリジナル企画 "KOMAE Designer's Lab.(コマエ・デザイナーズ・ラボ) " です。

(前回までのプロジェクト紹介)
★R6-Pjt01. 狛江駅前ほこみち事業はこちら
★R6-Pjt02. "白州"利活用検討プロジェクトはこちら


プロジェクト概要

KOMAE Designer's Lab.は『デザインの力で、市の事業にインパクトと付加価値を。』をコンセプトに、令和3年11月に立ち上げた、狛江市に縁のあるデザイナーやクリエイターさんたちのネットワークです。

未来戦略室がコーディネーターとなって、狛江市の各部署が実施する事業やプロジェクトに地域のデザイナーさんをアサインして、事業の遂行を支援しながら、それと並行して狛江市職員のデザインスキルの習得に向けた職員研修を行っています。

今年度の取り組み

①庁内案件のコーディネート

庁内の各部署から持ち込まれる案件について、未来戦略室で一旦のオリエンテーションを行い、与件やデザイナーさんの関わり方を整理して、案件の条件や内容に合うデザイナーさんに繋ぎます。
また、この未来戦略室のオリエンの際には、誰に・どんなメッセージを・どういう表現で・どうやって届けるかといったことを、担当課と一緒に繰り返し考え、案件ごとに市民との最適なコミュニケーションを探るようにしています。

令和5年度は10件の協業案件に取り組みました。

②職員向けデザイン研修

どうしても紙媒体が多くなる市役所発信のコミュニケーションには、グラフィックとコピーのスキルが特に重要ということで、昨年度は

  1. コピーライティング講座 | 講師:コピーライター中田国広さん(コピーライター)

  2. グラフィックデザイン研修 (Canva) | 講師:高平依利さん(Canva公式クリエイター)

  3. 職場のデザインリーダー養成研修 (コピーライティング→Canva連動講座) | 講師:中田さん&高平さん

の3本の研修を実施しました。
(どの研修も定員以上の応募があり、市役所業務におけるデザインのニーズの高さを改めて感じました!)

2023.8.16 コピーライティング座談会
2024.2.7 グラフィックデザイン研修 (Canva)
2024.3.3 職場のデザインリーダー養成研修
(コピーライティング→Canva連動講座)

今のところ、今年度の職員研修も、コピーとグラフィック(レイアウト)の2軸で考えています。

③KOMAE Designer's Lab. デザイナーズ・ミーティング

年1回、KOMAE Designer's Lab. に登録しているデザイナーさんが一堂に集まる機会を設けています。
市域も狭く、顔が見える関係をつくりやすい狛江市の特徴を生かして、デザイナーさん同士の横のつながりをつくることを主眼に置いて行っています。

2024.3.12 デザイナーズ・ミーティング2023

今年3月に開催した "デザイナーズ・ミーティング2023" では、未来戦略室からの情報提供の後、『デザイナーズラボが地域で活躍の場を広げるために。』をテーマに、3つのグループに分かれてグループディスカッションを行っていただきました。

(グループA 発表ペーパー)

担当が考える、このプロジェクトのポイントは。

この事業をやっていてよく聞かれますが、KOMAE Designer's Lab. が「狛江市に縁のあるデザイナーさん」に限定しているのは、市の事業に地域のストーリーをインストールしておくことが、これから先、狛江市ならではの地域性豊かなまちづくりに繋がっていく、と考えているから。
例えば、市内の子どもたちの居場所に関わる案件では、実際に市内のその地域に住み、小学生のお子さんがいるデザイナーの方に参画してもらったり、職員募集のリーフレットの案件では、市の各種事業の委員として、日頃から市の職員の働きぶりや業務の様子を良く見ている地域のデザイナーさんにお願いしました。

もし、単に事業に必要な領域のデザイナーさんをアサインするだけであれば、いわゆる広告会社にお願いした方が合理的で、その事業の情報をあまり持っていない他部署の人間が噛む必要はありません。(お金はかかってしまいますが。)
このKOMAE Designer's Lab. では、地域のことをよく知っているデザイナーさんが事業に加わることで、その事業に地域の背景やストーリーが自然に組み込まれていく。そして、この積み重ねこそが、狛江の特徴あるまちづくりに繋がっていくものと考えています。

また、この事業ではコンセプトやターゲット、事業を通して伝えたいことを「デザイナーさんと市職員で」一緒に考える、というプロセスを大事にしています。

実践を通して一連のプロセスを経験することで、成果物の装飾という意味の"デザイン"にとどまらず、デザイナーさんのマインドセットも同時に学んでいくことも大きな目的の一つです。
令和6年度は、#まちラボを通した地域活動への参画支援にも取り組む予定です。

おわりに。 (KOMAE Designer's Lab. のデザイナーさんは、随時募集しています。)

KOMAE Designer's Lab. は、令和3年11月の立ち上げから徐々にメンバーが増えて、現在はなんと50名もの方に登録いただいています。
そして、デザイナーさんの領域もグラフィック、コピー、プロダクト、web、照明、空間、サービス、コミュニティetc... と、どんどん広がっています。

この取組みにご賛同いただける(狛江市に何らか縁のある)デザイナーの皆様、狛江のまちづくりに、ぜひあなたの力を貸してください!
※以下のフォームから登録をお願いいたします🙇



今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!

※このnoteは、狛江市未来戦略室の職員4人が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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