新人のすすめ その3
給食業務がはじめてですという方…最初は現場の仕事を覚えることで精一杯だと思います。そんな仕事を覚える序盤で活用していただきたいのが、
メモを取る
メモしたもの活用する
です。
その3では『メモを取る』を取りあげます⬇
人間の記憶力には限りがあります。ほとんどの人はその場では理解したつもりになっていても、いざ次の日になってみると“あれ、こうであっていたかな?”“たしかこれで大丈夫だろう”と曖昧な情報になってしまいます。
そういう曖昧な記憶の情報のまま作業にあたる時に限って注意を受けたりするんです…
メモを取るメリットは、
1、二度と消えない記録を作れる
2、相手に好印象を与えられる
メモさえ取れば、たとえ忘れても人に何度も尋ねる必要はありません。分からないことはその都度聞けば良いじゃないか、と思うかもしれませんがその質問に答えるのは先輩や上司です。同じ質問を何度も何度も何度も聞かれる方の気持ちを想像してみると……そのような心持ちはあまりおすすめしません。
さらにメモの記録は正確です。もし教わった内容が人によって異なる場合も○○さんからはこのように教わった、という証拠になります。なので、教わった人の名前と内容を一緒にメモ出来れば最高だと思います。
また、メモを一生懸命にとっていると印象は良いです。これは実際に私が教える立場となって後輩を指導したときにも感じました。手ぶらで話を聞いて“わかりました!”といわれた時は、メモも取らずに指示した通りに動けるのだろうか…と不安になったものです。
逆にメモをとっているだけで真剣に話を聞いてるように見えるんです。後輩のメモ帳を覗いたことはありませんので、しっかりした内容のメモが取れているかはわかりませんが。
つまり、同じ指導をしているのにメモをとって聞くだけで貴方の印象アップつながるんです。これはお得ですね。
しかし、厨房の中でもメモを取りにくい場所もあります。例えば、洗浄室です。規模にもよると思いますが、病院や食数が100食以上の施設になってくると調理をするエリアとは区切られていることがあります。下膳された食器を洗うため専用の手袋を着用しなければならず、作業をしながらのメモは難しかったです。
なので私は作業終了後に気づいた点や新しく教わったことをすぐメモするように心がけていました。
何はともあれ、メモは自分が読めればそれでオッケー。誰かに見せる為じゃなく、自分の仕事内容を記録し復習するための1つのツールなんです。
ぜひ初めての仕事の時にはメモとペンのご用意をお忘れなく。
その4にてメモの活用法をご紹介します。
次回もお楽しみに♪
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