不調は何かのサイン

2022年が動きだしました。どんなお正月を過ごされましたか？

私は、歯の痛みに苦しんだお正月でした。ちょっと豪華な食事、楽しみにしていた大吟醸の日本酒も楽しめず、ずっと痛みと戦っていました。

事の始まりは、昨年の10月頃から歯が染みる症状があって、いつも通っていた歯医者を受診しました。「虫歯はないから治療するところはない。」と言われました。しかし、冷たい物が染みる痛みが悪化していく感じもあって、その後も何度か受診したのですが、特にレントゲンを撮ることもなく、かみ合わせの調整や歯垢除去、クリーニング等の処置で治療が終わりました。

久しぶりの歯科受診で、その歯医者は、以前より「活気がない」と感じましたが、それはこのご時世で縮小営業しているのかと思いました。「治療をする気があるのだろうか」と疑問を持った時もありましたが、私が最も苦手なものは歯医者さんで、慣れた医師が良く、環境を変えることはものすごくストレスでした。なので、通い続けていました。そしてとうとう、年末から痛みが悪化してきました。もうどこの歯医者も正月休みに入ってしまい、どうすることもできません。年明けと同時に激痛が走るようになり、痛み止めが必要となるまでに。痛み止めは4時間おきに必要で、夜間、痛みで飛び起きるということが毎晩でした。私はぐったり、家族のために家事をすることで精いっぱいでした。痛みがこんなにも体力を消耗するものだと改めて体感しました。

歯が痛い状況、これは何を意味するのか、昨年から歯医者を受診していたにも関わらず、なぜこんな苦痛を味っているのか、何がいけなかったのか・・・とずっと自分に問いかけていました。もう我慢も限界で、食事もとれなくなった時、オラクルカードを引いてみました。カードのメッセージは、「宇宙にゆだねる」でした。私は、サポートが入ることを信じ、流れにまかせることにしました。

見るに見かねた夫が、ネット検索から歯医者を見つけてくれ、偵察をしてきてくれました。私がネット検索をした時は、見つけることができなかった歯医者でした。ホームページから、昨年オープンしたばかりで、若い歯科医で地域に貢献したいという気持ちが伝わり、好感が持てました。次の日から今年の診療がスタートするようでした。早速次の日の朝、電話をしてみました。最初は予約がいっぱいで当日の受診は断られたのですが、せっぱつまているのを感じたのか、症状を聞いてくれ「それは大変ですね。午前は休診なのですが、今から来ていただけるのでしたら、診察します。」と言ってくれました。午後からの診療の準備に早くから出勤しているようでした。まさに神対応。診察の結果、銀歯の下が虫歯になっていて、神経が腐っていました。神経をとる大工事となり、歯科医は「ちょうど午前は休診で、次に待っている人もいないからゆっくりできますよ。大丈夫ですよ。」と固まっている私に優しい言葉をかけてくれました。ゆっくり麻酔をかけてくれ、説明を丁寧にしてくれ、一時間近く治療していただきました。おかげで、すっかり楽になりました。ありがたや～～～( ;∀;)　感謝しかありません。

私は、先に通っていた歯医者は、直感で「以前とは違う」、心の声が「合わない」と感じていたのに、無視していました。何かここは違うと思ったら、今の自分には合わないと、別を探す切り替えの速さが必要でした。私は、怖い、すぐには良い医者がみつからないかもしれないといった思いが優先して病院を変えるという行動をとらなかった。しみる程度の痛みであっても、体力を消耗し波動が落ち込んでいき、心の声よりもエゴの声が大きくなっていました。確かに振り返ってみると、もう一人の存在がいなくなっていました。

上手くいかなかったのは、直感を信じないで、ネガティブな思考に縛られてその思考を正そうとして行動せずにいました。思考を正そうとしても、たいしたことは起こらず、別の問題が起るだけでした。これかな？と思う、感じたら、それを選択してみる。改めて、直感、ひらめきを大切にしようという学びの機会となりました。

また、歯のトラブル、虫歯ということにも注目したい。体の不調は、病気という形でメッセージを送ってきます。病気は、今自分は何を感じでいるのか、本当の自分に気づくためにやってきてくれます。身体と心は影響し合っています。病気の時こそ、自分に語りかけ、自分自身と向き合うことが大切です。

自分を愛して!―病気と不調があなたに伝える〈からだ〉からのメッセージ

リズ・ブルボーは、「自分を愛して！」というこの著書の中で、「病気というのは、私たちの人生を立て直すための贈り物である」とあります。病気や不調がどんな意味を持っているのか、病気の項目ごとにメッセージが書かれており、家庭の医学書のようです。歯のトラブルのメッセージの一部を引用すると、「欲求を行動化し、具体化しなさい」「自分の欲求を実現することに専念して下さい。自分の内なる力とふたたびつながって下さい。そして自分を守るのです。」等々書かれていました。

このメッセージに思い当たることはあります。実は、あることを思い描きやってみようかと思っても、石橋を叩いてばかりの状況が続いています。いや、少しは前進してますよ。何か思い描いていても行動することはとても勇気がいります。今まで経験したことがない事だったりすれば、とてつもなく怖いです。自分を信じて、行動する時だと受け取りました。そして、もっと内観すると、行動できない自分を責めていることにも気づきました。行動を妨げているブロックは何か？それを手放す必要があることに気づきました。

正月早々大変な体験をしましたが、自分を成長するための学びでした。今年はしっかりともう一人の自分と繋がって自分の周波数を上げていきたいと思います。そのためにも、自分のセルフケアを意識して生活していきたいと思います。