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数カ月に一度食べたくなる黒カレー

毎日とか毎週とか、そんなペースではないんだけれど、数カ月に一度無性に食べたくなるものがある。

写真の黒カレーである。濃厚で少し辛さのあるどろっとしたルーで、色は名前の通りしっかり黒い。少しご飯が少ない?と思った方、心配することなかれ。実はルーの下は全てご飯が敷き詰められている。え?逆にルーが少なくない?と思った方も心配することなかれ。ルーが濃厚なので、これくらいでご飯との量のバランスが丁度良い。計算し尽くされているのである。
濃厚なルーの中に煮込まれ過ぎてほぼ煮崩れたお肉が入っていて、これにあたるとすこぶる嬉しい。溶ける肉とはこのこと。また甘い福神漬けとさっぱりとした青しその2種の漬物がついてくるところも良き。交互に食べると永遠にイケる。

店内は割と静かでおひとり様が多い印象。数人で来ている方ももちろんいるが、あまり喋らず各々本や漫画を読みながらゆっくり過ごしている方が多い。気取らなくて良いこの雰囲気が好き。おそらくこれからも通うと思う。美味しいももちろんだけど、雰囲気も重要。

ちなみにここのハンバーグもとても絶品。ふわっと柔らかくてベーコンが乗っている夢のようなハンバーグ。ソースは大根おろしとデミグラスが半々にかかっている個性派。合うの?!と思ったが、一度食べるとすっかり虜になってしまった。

カレーって元気を出したい時、食欲がない時、嬉しい時。どんな時でも食べたくなる。スパイスカレーももちろん好きだしインドカレーも好き。欧風カレーもCoCo壱も好き。おしゃれなカフェのカレーも好きだし定食屋のカツがどどんと乗ったカツカレーも大好き。要するに全部好き。とりあえずメニューにカレーがあると頼んでしまう。


余談ですが、以前スパイスカレー作りにハマった時期があり、スパイスを揃えて家で毎週のようにスパイスカレーを作っていたことがあった。素人向けのスパイスカレーのレシピ本を参考にしていたので工程としては結構簡単なんだけど、玉ねぎをじっくり飴色になるまで炒めるのに時間がかかったり(せっかちな性格のためじっくり待てなかった)、突き詰めていくと基本のスパイスの他にも色々揃えたくなり、奥が深すぎて挫折。数カ月で私のスパイスカレー作りブームは過ぎ去った。こうした背景から気に入ったカレーは定期的に食べたくなる。奥が深い料理で自分で理想の味を作り出すのは難しい。

今、行き場の失ったスパイス達が戸棚の奥に眠っている。そろそろ賞味期限のチェックしないとな~





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