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【25卒 就活体験記】ガクチカなし・自己PRなしの就活生が"理想の企業"に出会うまで


1.はじめに

こんにちは!
25卒の「こま」です。このnoteを読んでくださり、ありがとうございます。

私はあらゆる悩みに直面しながらも、「ここに就職したい!」と心の底から思えるIT企業から内々定をいただき、就職活動を4月に無事終えることができました。そこで、私の就活体験談を書かせていただきたいと思います。

まず簡単に自己紹介をします。私は都内の私立大文系学部に通う大学4年生です。留学も長期インターンもやったことがなければ、サークルにさえ入っていませんでした。かといって勉強をものすごく頑張ったわけでもなく、ギリギリ単位を取れるくらい。アルバイトは塾講師のみです。

そのため、誇れるようなガクチカもなく、「あなたの強みは?」と聞かれても、答えに困ってしばらく考え込んでしまっていました。夏インターンシップの面接は全落ちでした。「ひょっとしたら自分と少し似ているかも?」「こんな人でも就活上手くいくの?」、そんな風に感じられた方の参考に少しでもなれたらいいなと思います。

2.就活スタートはある1通のメールから

私の就活は3年生になる直前の3月末の1通のメールから始まりました。なにやら冒険でも始まりそうな書き方ですが、ただの大学のキャリアセンターからのメールです。タイトルは「25卒 就活準備講座」。
25卒という慣れない呼ばれ方と、就活という単語を見て、「あぁ、いよいよ自分も就活生になるのか…」と感じました。いまいち就活というものにピンと来なかった私は、早速その講座に参加してみることにしました。

その講座はオンライン形式のもので、講師の方からの質問に対して、学生がチャットで答えながら進んでいきます。
講師の方からの最初の質問は、「あなたの働く目的は?」でした。他の学生が「お客様を笑顔にしたい」とか「実践的なスキルを身につけたい」とか、多種多様な回答を打ち込んで、チャットは物凄いスピードで流れていきます。

その中で、何もチャットに書き込めない自分がいました。「働く目的って何??生活のためにお金を稼ぐことじゃないの?!」「そもそも自分が社会に出て働いているイメージが掴めないんだけど…?」と、私の頭の中にはいくつもの「?」が浮かんでいました。

3.夏インターンシップ選考での挫折

3-1.ES、Webテストとの格闘(大学3年4月~6月)

4月以降は、1日中就活のことばかり考える日々が続きました。
最初の壁はエントリーシートとWebテストです。
インターンシップでは、エントリーシートやWebテストが最初の選考として課されます。

インターンシップ選考でのエントリーシートの主なテーマは以下の3つです。
・「あなたが学生時代に力を入れたことは何ですか?」
・「あなたの長所を教えて下さい」
・「本インターンシップに参加する動機を記入してください」

これら、いわゆるガクチカ、自己PR、志望動機ですが、最初はどのようなことを書けばよいのかさっぱりわかりませんでした。
わからないことはずっと一人で考えていても埒が明きません。とりあえず就活情報サイトに登録し、投稿されている先輩就活生のESを参考にすることにしました。そこに投稿されているESは見事なものばかりです。

「海外インターン」、「数百人規模のサークルのサークル長」、「部活で全国大会出場」、「起業」、経験したことも想像したこともないような単語が羅列されたESに、見ていて目がクラクラしました。そして、自分には自信を持ってESに書けるようなエピソードがないことに絶望しました。

それだけではありません。さらなる壁はWebテストです。SPIや玉手箱、TG-WEBなどがインターンシップ選考で採用されている主なWebテストですが、数学はおろか算数からも無縁な学部に通う自分にとっては地獄です。刻々と近づくWebテストの受験締切日に追われ、いつも通学の電車の中ではWebテストの参考書をめくり、家に帰ると深夜まで勉強していました。

3-2.面接通過の壁(6月~7月)

やっとの思いで通過したES、Webテスト選考の先に待ち受けているのは面接です。ESとWebテストだけでインターンシップ参加が決定される企業も多いですが、参加人数が限られているインターンシップの多くには面接があります。

しかし、私は当初、全く面接を通過できませんでした。

ガチガチに緊張してしまって声がうわずっていましたし、面接官に無理に敬語を使おうとして、インチキお侍さんのような変な語尾が所々に混ざります。また、答える度に更に深堀りの質問がされ、よく言葉に詰まっていました。

大学の友人たちはどんどん面接を通過してインターン参加を決めていましたが、私は10社ほど面接を受けても全落ちでした。面接の振り返りを書いたノートのページに赤ペンで‪‪‪✕をつける毎日です。悔しいですし、他の就活生に比べて大幅に遅れをとっている気がしてとても焦りました。
「自分は一生面接を通過できないのではないか…」、当時の私は本気でそのように考えていました。

4.inteeとの出会い(8月)

面接に苦手意識を感じ、どうすればよいか分からなくなってしまった私は、就活支援サービスを利用してみることにしました。
いろいろとリサーチしている中、大学の就活生用オープンチャットでinteeというサービスをオススメしている方がいらっしゃいました。

inteeはすごく簡単に言うと、就活生が自分の意思でキャリアを切り拓くために、社会人の専属メンターが就活対策から意思決定までをサポートするサービスです。特に、「就活生が自分の意思でキャリアを切り拓く」という文言がとても魅力的に感じ、藁にもすがる思いで説明会に参加しました。

この選択は大正解でした。担当のメンターさんは、すっかり面接が怖くなってしまっていた私にとても親身になって相談に乗ってくださいました。
ES添削や面接の振り返りだけでなく、真に私に合った仕事について、同じ目線から一緒に考えてくれました。

おそらく、就活の中で一番難しいのは自己分析ではないかと思います。自分のことは意外に自分にはわからないものです。
しかし、就活ではこの自己分析こそが最も重要です。なぜなら、就活はアピール大会ではなく、「自分はどのような人間で、どのような仕事でどのように活躍できるのか」を伝えるものだからです。なので、最初の方で挙げたような、海外インターンだとか、起業だとか、そのような経歴はなくても全く問題ありません。それよりも、自分を知ることの方が遥かに大切です。

この自己分析をサポートしてくれたのが、まさしくinteeのメンターさんです。面談の中で過去の経験から自分の価値観を抽出し、数ある企業の中から私にマッチする企業を紹介してもらえました。それらの企業の面接をいくつも経験する中で、自分のことを上手く表現できるようになっていき、だんだんと私の面接嫌いは無くなっていきました。

5.内々定獲得(翌年2月)

いくつかの企業の説明会に参加する中で、ある時、「あれ?」と思った企業がありました。inteeのメンターさんに紹介され、それまでは名前も知らなかったIT企業です。
「この企業、自分にすごく合っているかも!」、そう思いました。そのままこの企業の面接に進んでみると、その感覚がだんだんと確信に変わっていきました。
どのあたりでそのように感じたかというと、まず、説明会の中でその企業が強調していた理念が自分の価値観と合っていました。また、1次や2次の面接官や、社員訪問でお会いした方々の雰囲気が自分と似ていました。

最終面接は役員の方々との面接でしたが、その時も全く緊張していませんでした。なぜなら、それまでの選考を通して自分がその企業にマッチしていることが分かっていたため、ありのままの自分で面接に臨むことができたからです。手応えを感じつつ最終面接を終え、この企業から2月に無事に内々定をいただくことができました。

その後もじっくりと他の企業も見てみましたが、結局この企業よりも社員さんの人の良さや働き方の点で魅力的に感じる企業はありませんでした。4月に内定を承諾し、私は納得して就活を終えました。

6.終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。最後に、これから就職活動を始める方や現在進行形で就活をしている方に向けて、私なりのアドバイスを書かせていただきたいと思います。

6-1.悩むより慣れる

面接は慣れることが大切です。最初はなかなか面接を通過できなかったとしても、それは当然です。しばらくは初めての質問ばかりで答えに詰まってしまうものですし、そもそも面接の雰囲気に飲まれないようにするためにも場数を踏む必要があります。

しかし、面接をいくつも経験するうちに初めて聞かれる質問は減っていきます。ここまで来れば、ほとんどの質問に対してはスラスラと答えられます。また、予想外の質問が来てもアドリブで答える余裕が出てくると思います。

面接でつまづくことは悪いことではありません。悪いのはそこで諦めてしまうことです。「あと1歩のところまで来ている」、そう信じながら懸命にチャレンジしてみてください。

6-2.人に頼ることも大事

就活をひとりで乗り切ろうとするのは精神的にも身体的にもストレスです。数え切れないほど多くの企業の中から自分に合った企業を自力で見つけることはかなり難しいですし、就活をしている中で疲れを溜め込んでしまうこともあります。

ですので、同じ目線から就活について話せる人を見つけることが長い就活を乗り切るためには重要です。私が利用していたinteeのような就活支援サービスでも、友人でも先輩でもOKです。頼れる人を探しましょう。

6-3.自分を知る

あなたはこれまでどのような人生を歩んできましたか?どんなことにやりがいを感じ、どんなときに悲しみましたか?どんな人に憧れていましたか?

これらを振り返って考えてみることに、自分を知るヒントが隠れています。別に誇れるようなエピソードがなくても大丈夫です。どれほど小さな思い出でも、そこから多くのことを学べます。いきなり思い出すのが難しかったら、幼少期から現在までの自分史を書いてみることをオススメします。

「自分はどのような人間か」、漠然とでもこの問いに対する答えが見つかってくれば、あなたにマッチする企業の像が鮮明になってきます。

最後に、私がお世話になった就活支援サービス、inteeの登録URLを貼らせていただきます。

自分に合った企業を見つけたい方、就活がなかなか上手くいかなくて困っている方、どんな方にでもinteeのメンターさんは寄り添ってサポートしてくれると思います。

では、就職活動がんばってください!応援しています!


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