本と私。「源氏物語」は苦手。
NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まった。
今のところ、昨今の大河ドラマにしては健闘しているとか。
長女が「源氏とかって、(登場人物の)名前覚えられんから苦手意識ある、、、」と。
、、、まあ確かに。
「でもコレは光源氏が主人公じゃなくて、紫式部が主人公だから。平安版『大奥』と思えば面白いかもよ」と私。
今回の大河ドラマは私も観てみるのだ。
noteを始めて
noteを始めて一週間余り。
大げさではなく、毎日の生活が変化している。
頭の隅には「次は何書こうか?」と、まるで作家気分なのだ。
(ここ、笑うところ〰!)
noteにはnoterさんの人生と世界観、十人十色、いやいや千人千色の想いに溢れている。
気がつけばnoteを開いていて、皆さんの想いや情熱に共感し、皆さんの人生から学ばせていただいている、、、。
そして何が驚くって、皆さんの文章力の高さと、読書量。
なにが本離れだ!みんなこんなに読んでるじゃないかーーー!!
久しぶりに本好き人間に出会えたようで嬉しいのだ。
本と私
私も小さい時からよく本は読んだ。
絵本も読んでいたはずだが記憶はない。
本の記憶は、両親が買ってくれた世界少年少女名作全集からだ。
小公女、小公子、母を訪ねて三千里、クオレ、若草物語、トムソーヤ、ロビンソンクルーソー、、、
もちろんシャーロックホームズもルパンも。
もしかして私が海外旅行に行きたいのは『80日間世界一周』が好きだったからかもしれない。
小学6年生で灰谷健次郎『太陽の子』を読んだ。衝撃だった。
それまでの本は、自分の知らない世界の話、ワクワクの冒険話だった。
それが『太陽の子』は、私と同じくらいの女の子が毎日をひたむきに、お父さんの心に寄り添いながら懸命に生きている。
今まで読んでいた本とは全く違ったのだ。
急に本が実体を持ったようだった。
中学校は部活と勉強に忙しく、本は新井素子、赤川次郎。
初めてマンガを読んだのもこの頃で、タッチ、みゆきを親に隠れて借りて読んだ。
高校は私の暗黒時代。
自分は勉強ができると思い込んでいたら、世の中にはもっともっと勉強できる人がいて。
私は本に逃げこんだ。
学校帰りに図書館に寄って、山村美紗を読む高校生、、、
今思えば、引くなあ!笑
さあ、大学生。
なんと、文学部日本文学科です、、、
日本文学が好きだった訳ではなく、第一志望の大学に落ちてしまったから。
高校で古典が苦手だったのに、何の因果か日本文学、、、。
大学時代は、近代文学全般、宮本輝、村上春樹、山本周五郎、よしもとばなな、群ようこ。
もちろん山村美沙も!笑
さて、ここで話を戻しますが。はい、源氏物語。
「文学部って『源氏物語』が好きなん?」
このフレーズを何度聞いたことか、、、
残念だが、私は源氏物語が好きではない。
全然面白くない、と言うのもアレなので、
「私は『平家物語』派なんよ」と訳分らんことを言ってごまかしてきた。
(ごまかせてる?)
なんの因果か、とにかく日本文学科に入ったのだ。王道の日本最古のベストセラーを理解しようと努力はしてみた。
でも、何が素晴らしいのか、なぜ平安時代にコレが大ベストセラーになったのか。
私の感性では全くもって分からない、、、
大河ドラマ「光る君へ」
こんな私でも、最後まで観たら、紫式部先生の意図する『源氏物語』が解るだろうか。
もう一度『源氏物語』に向き合ってみたいなあと思う。
35年越しの宿題である。
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