顧客時間
【イベントレポート】SXSW報告会 -顧客時間が見たアイデアと体験の場(2019/4/25開催)
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【イベントレポート】SXSW報告会 -顧客時間が見たアイデアと体験の場(2019/4/25開催)

顧客時間

2019年4月25日(木)にWeWorkアイスバーグにて、顧客時間初の主催イベント「SXSW報告会~顧客時間が見たアイデアと体験の場~」を開催しました。
3月に米国テキサス州オースティンで開催されたSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)の視察を元に、SXSWの本質や価値、楽しみ方を現地での映像や資料を交えながら、顧客時間ならではの視点でご紹介しました。

当日はSXSWに興味がある企業担当者だけではなく、マーケティング、クリエイティブ、新規事業開発担当者など、定員を超える55名の方に参加いただきました。当社から岩井、奥谷、風間の3人が登壇。奥谷の「どうも、デジタルマーケティング業界のダチョウ倶楽部です」というひとことから始まった当セミナーの様子を報告します。

難解?「ツッコミどころ満載」な展示こそがSXSWの醍醐味!

冒頭、風間から当セミナーのテーマ「来年は、みんなで行こう、SXSW」が表示された後、裏テーマとして「ボーっと見に行ってんじゃねーよSXSW」という衝撃の裏テーマがスライドに表示されました。
SXSWは世界中から様々なテクノロジーやアイデアが集まる刺激的な場ではありますが、未完成や用途が不明な、奥谷いわく「なんやねんこれ?!」とツッコミを入れたくなるようなアイデアもたくさんあり、目的意識を持って行かないと「行ったけどよくわからなかった」ということもありえる難解なイベントでもあります。

例えば展示では、男性が授乳体験できるIoTデバイスや、国内外の企業展示など、コンセプトがしっかりしたいわゆる「真面目な」ものから、懐かしのシューティングゲームを永遠とやり続けるAIロボットや、「面白いから持ってきた!」とスタッフが笑顔で語る1人ディスコマシーンというような「ツッコミどころ満載」なものまで幅広い展示があります。
日本で一般的な「真面目な」展示を期待していくと肩透かしを食らうかもしれません。なぜなら後者の「ツッコミどころ満載」の展示こそがSXSWの醍醐味だからです。

メンバー3人が選んだSXSW BEST3

そんなカオスな展示のなかから、メンバーが面白いと感じたアイデアを3つ紹介しました。
1つ目は風間が選んだ「The Donald J. Trump Presidential Twitter Library」。これはアメリカのケーブルテレビチャンネルが主催したもので、トランプ大統領のTwitterを色々な形で展示したものです。トランプ大統領の削除されたツイートの慰霊碑や、トランプ大統領のアカウントが閲覧できなくなった出来事をドキュメンタリー調にまとめた映像など、根底にある政治批判をユーモアたっぷりに表現しました。
風間は「Twitterは2007年にSXSWがきっかけで世界中に広まった。そのTwitterが社会性を持ち、このようなクリエイティブでまたSXSWに戻ってきたことが非常に面白く、これぞSXSW魂と感じた展示だった」と述べました。

2つ目は岩井が選んだ「Bose Frames」。これはBoseが開発したサングラス型のプロダクトで、サングラスのつるの部分がスピーカーになっており、Bluetoothで音楽が聴けるというものです。しかしこのプロダクトのユニークなところは、ただの「音楽が聴けるサングラス」ではなく、プラットフォームがメインのサービスというところ。Boseはこのプラットフォームを公開し、サードパーティーがアプリを開発できる環境を作りました。これによって例えばゴルフのアプリと連動させ、コースを表示させたりキャディーの役割を担わせたりなど様々な体験を提供できるようになります。
岩井は「その後の体験まで考えてプロダクトとプラットフォームを作り、それをサービスまで昇華させた発想が面白い」と述べました。

3つ目は奥谷が選んだ「CREMO Grooming Experience」。これはシェービングアイテムブランドのCREMOの移動販売車の中で、散髪や髭剃りを無料で体験できるという企画。奥谷は「SXSWというデジタルな体験の場に、あえてリアルな体験の展示を持ってきたところにグッときた。顧客はまだまだ体験を求めていることを証明している展示」と述べました。

SXSWとは「次の課題とアイデアを見せ続ける場」

ここまで事例紹介を中心にSXSWを説明してきたが、結局SXSWとはどんな場なのでしょうか。メンバーはSXSWとは「次の課題とアイデアを見せ続ける場」と提言し、Uberの「Uber Jump」というキックスクーターのシェアリングサービスを例として挙げました。

SXSWでは、会場間の移動として「Uber Jump」のサービスが提供されました。町中にあるキックスクーターをUberのアプリでレンタルし、自由な場所で乗り捨てでき、メンバーもイベント中の移動に何度も利用しました。非常に便利なサービスであるが、利用する中で課題も見つかりました。例えば、使用者が道路内を高スピードで走るため「安全性の課題」、また「放置の課題」など。新しいサービスが始まった時に必ず出てくる課題をどのように解決するかみんなで一緒に考えようというスタンス、アイデアを出し続ける場、それがSXSWであると言えます。

最後に

ここまでSXSWがどのような場であるか述べてきたが、最後にメンバーがSXSWを愛してやまない理由をお伝えしたいと思います。それは「根底に流れる続けるインディーズ魂」です。
SXSWは規模の大きさに比べ出展費用は安いので、アイデアを見せたい、挑戦したい人たちにとっては出展しやすい環境です。逆に参加費用は高く、アイデアを見せたい人と高いお金を払ってでもアイデアが見たい人との真剣勝負の場なのです。
奥谷は「挑戦しようとする姿勢をリスペクトしないと楽しむことができない」と本イベントを表現しましたが、その気持ちさえあれば難解な展示の中からも深いインサイトや気づきを見出すことができるはずです。

インディーズ精神を抱いた挑戦者たちに惜しみないリスペクトを!
来年はぜひ、顧客時間と「みんなで行こう、SXSW」。
(TEXT:伊藤文恵)

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