加納のまちさんぽ
今日の行き先は、いつも散歩するエリアとは逆の岐阜駅南エリア。その昔、城下町と宿場町として栄えた「加納のまち」をじっくりさんぽします。
この日も最高な秋晴れ。さんぽ日和だねえ。
この日のモーニングは、赤いテントが目印の喫茶店「むらやま」で。
喫茶店の見慣れた風景、店先に停まったおばあちゃんの自転車。
かわいらしいライター入れにほっこり。
岐阜駅の南側に堂々と広がる「金津園」。明治時代の遊郭に端を発し、柳ヶ瀬や岐阜市内の別の場所に移ったのち、現在の場所へ。東海地方で最大の歓楽街と言われる場所と、住宅街が隣り合わせの緊張感・・・笑
朝10時ごろには既に店先に黒服のお兄さんたちが・・・今度はもっと早い時間に行ったら写真も取れるかな。
大事なことだから2回書いたんだろうな・・・じわじわと味わい深い写真です。
岐阜駅前の昭和スポットといえば「サカエパン」。
「あんぱんちゃん」、「バターフランスくん」など、全てのパンに可愛い呼び名がついています♪
たくましきハチワレ猫。ギリギリ手が届かない距離で、こちらを伺っています。
あぁ、秋だなぁ。
緑豊かな清水緑地を抜けて、天神さまへお参りします。
受験シーズンや夏越の祓、例祭でいつも賑やかな加納天満宮。今日は七五三のファミリーで大賑わい。晴れ着の子どもたち、可愛いな。
木漏れ日が優しい藤のトンネル。5月にまた見に来よう。
水路をふと見上げたら、美しい水面の影が広がっていました。
さぁ、ここからが中山道の加納宿。
五街道のひとつである中山道は、江戸の日本橋から東海道を経て京都へ至り、道中には69の宿場町があったと言います。そのうち17ヶ所が岐阜県にあり、岐阜駅から徒歩10分という至近距離にも加納宿という名残が残っています。
美濃は昔から政治的・軍事的な要所でしたが、江戸時代に徳川家康が加納城を築城して以来、加納宿は美濃と名古屋、飛騨・郡上を結ぶ重要な場所になりました。
また中山道は比較的順調に歩ける場所も多く、皇女和宮さまの嫁入り行列が通ったほか、浮世絵の「木曽海道六拾九次」にも描かれています。
古い地図、最高だな・・・!「カフェギャラリー悠友」が気になります。
サッポロ \\ みそ // ラーメン!
造形が美しいビルを発見。
なかなか素敵な看板・・・ちょっと後ろがはみ出ている気がしないでもない。
2020年10月にオープンした、「加納宿まちづくり交流センター」。
加納宿のなりたちや特色、岐阜の名産の和傘や提灯が素敵にディスプレイされています。
岐阜市の加納地区は、昔ながらの和傘の名産地。1940年代には600軒近くの製造業者によって1ヶ月に100万本以上生産されていましたが、洋傘の普及等により現在は一握りの職人さんが技術をつなぐのみ。。。
最盛期には上の写真のように広場にずらりと傘を並べ、それは壮観な眺めだったそうです。ひとたび強風が吹くと傘がくるくると宙を舞って、職人さんはてんやわんや、子供達は手を叩いて喜んだとか・・・
そんな和傘のオンラインショップは、こちらからどうぞ◎
加納駅のあたりで、思わず「なんだあれ・・・」と言ってしまった珍百景。
飛行機でも飛び立てそうだな。
江戸時代、将軍様のいる江戸まで名物の鮎寿司を運んだ「御鮨街道」。
美濃〜江戸までを5日間で結び、江戸に着く頃にちょうど発酵して食べ頃になるように計算されていたそうです。すごい!
穏やかな川を渡って、加納城跡へ。
国の史跡にも指定されている加納城。石垣にぐるりと囲まれた公園は緑豊かで、子供達の笑い声が響いていました。
素晴らしい透かしの格子。石鹸のシャボン玉みたい!
最後は加納のまちで行ってみたかったカフェ「o!cha」さんでアイス抹茶ラテとプリン休憩。
しっかりとお茶本来の味わいを楽しめるラテと、硬めのキャラメルプリン!ツヤっと美しいフォルムも素敵です〜
こんな感じで、地域の歴史を感じることができた加納のまちさんぽ。
今日も15,848歩、11.2kmの大冒険でした〜◎
明日もまた、街を歩くぞ!!
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喫茶店に行ってきます〜