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海の日氷見さんぽ

ようやく7月の三連休。しかも天気は晴れー!
ということで今回は富山県の氷見にやってきました。
前回の富山さんぽから日を開けず、再び富山へ舞い戻ってしまいました。だって富山のお寿司が美味しくて、また食べたくなっちゃったから………

以下、氷見の一泊二日旅行の模様を写真多めにお届けします。

氷見駅に到着!
「氷」って文字を見るだけで不思議と涼しい気分〜…
今日の宿は元・呉服屋さんを改装した「HOUSEHOLD」さん。
海まで徒歩15秒という抜群のロケーションです。
こんなに漁港が近い宿は初めて!
1階はキッチン兼カフェ。
カフェ利用の方が来店されるほか、宿泊者が食材を持ち込んで料理することもできます。
ペールブルーの棚がかわいい◎
イラストレーターの山本ひかるさん作、「氷見に来たらこれ買っとけ!」ハンカチ。
Instagramで見てからずっと欲しくて、宿に着いて一番最初にゲット。笑
春夏秋冬、氷見の美味しいものがみっちり描かれたガイドハンカチです。
料理道具や雑貨の隅々に至るまで素敵。
通りに面した大きな窓から柔らかい光が入ってきます。
館内には食、文化、旅、エッセイまで幅広い本が揃っています。
面白そうなZINEもたくさんありました。
クラシックレトロな赤階段はそこかしこに民芸品が並んでいて、自然と目が惹きつけられてしまいました。
2室ある客室のうち、海が見える「nami」の部屋を利用しました。眩しいくらいきらきらの海と、波音がすぐそこに聴こえます。
さらさら気持ちよかった寝巻き。
客室の前にはミニキッチンもあり、ひと通りの食器類や冷蔵庫、ランタンや椅子などの寛ぎアイテムが充実しています。
3階はテラス、さらに階段を上がって屋上に出ることもできます。氷見は海が近くてあまり光がないからか、星空観察もできますよ◎
屋上からの眺めは最高!
空気が澄み切った冬には、海の向こうに雪の立山連峰を望むことができる絶景スポットです。
せっかくなのでカフェも利用させて頂きました。
つい先日から始まったかき氷、シロップはメロンと、すもも&ミント(お店のお姉さんおすすめ!)のあいがけをチョイス。
メロンは甘さ濃厚、すももはキュッとくる酸っぱさが暑い日にぴったり!
朝8時に名古屋を出て、氷見に着いたのが13時。お腹空いた〜ということで宿から歩いて3分の「やうち」さんでお鮨ランチ。
どれも新鮮で美味い〜〜!富山最高だなぁ。
そのすぐ側にある福寿堂さんはもともと和菓子屋さんだったそうですが、夏のソフトクリームが大人気すぎてソフトクリーム屋さんになったそうです。笑
お店のおばちゃんも「はぁいバニラ!美味しいですよォ!」とめっちゃ明るい。
これでミニサイズ(180円)という圧倒的な満足感。後味すっきりで美味しい。
海辺をぶらぶらとさんぽ。
昨日までの雨が嘘みたいな快晴っぷり。
岐阜は海なし県なので、やっぱり水平線を見るとわくわくしてしまいます。
波間からこんにちは
宿で自転車を借りて、お土産を求めて近くの「氷見番屋街」までサイクリング。海風が気持ちいい!
氷見番屋街、実家に塩辛とか鰤とか色々クール便で送ったらお店のおじちゃんからオマケで貰いました〜。わぁい。おぼろ昆布大好きだから嬉しい!
氷見番屋街の前は芝生広場になっていました。もう少し涼しければ、海風を感じながら散歩すると気持ちよさそう◎
やうちさんのお寿司が美味しすぎて、夜にまた来ちゃいました。笑
鯛はプリップリだしイカも歯ごたえ抜群、鮪は旨味たっぷりで甘エビはとにかく甘ーい!
富山地方のご当地食「昆布締め」も頂きましたが、昆布の旨味が刺身に120%乗り移っていて美味すぎ警報が発令されました。
お母さん特製の「やうち汁」。
トロトロ&ぷりぷりのアラに、優しい味噌。常連さんも「この味噌汁飲むとホッとするわァ〜」と大絶賛の味わい。

夕食後は星空観察(夏の大三角や北斗七星、金星、夏の色々な星座を発見!)をして、早々におやすみなさい。。。

2日目は更に天気が良さそうなので、日の出に備えて目指せ早起き!

AM4:00、無事に目覚めることができました。
じわじわと空が赤く染まってきました。
実は氷見旅行のもう一つの目的に「釣りをやってみたい!(なお初心者)」というものがありまして、日の出前に宿で釣り道具一式借りてトライしてみたのですが……当然のように何も釣れませんでした。笑
しかもある時シュッと投げたら浮と針が糸から外れて飛んでいくという……HOUSEHOLDさん、本当にすみませんでした。。。
AM4:46、いよいよ夜明け。
海に伸びる太陽の道。
あったかくて、不思議な力が貰える気がしました。
曙色に染まる世界の中で、立山連峰がほんのすこし輪郭を見せてくれました。
海に船の通り道みたいな模様ができてた。不思議だなぁ。
朝日が波に散って、砂金の粒のようにきらきら光っていました。
朝日を浴びた波は、昼間の透明さとはちょっと違った表情をしているんだなぁ。
波をずっと掬っていたお父さん。何か採れるのかな?
眠りに落ちる時も目覚めた時も、すぐそばで波の音が聴こえます。癒し効果抜群。
砂浜に足跡つけるの楽しいな〜〜と遊んでいたら大波襲来!靴が…!
6時くらいまでずっと波と戯れていました。6時でも結構暑い!
軽くシャワーを浴びたら朝ご飯の時間。
「笹倉さんちの朝ごはん」と題した、氷見の食材をたくさん使った食事を頂きました。
こちらはご近所の豆腐屋さんのがんもどき。ぷわっぷわで超ジューシー!
でっかい蒸籠を開けると、湯気と一緒にカラフルな蒸し野菜が登場。ピーマンって蒸すと美味しいんだな。
氷見のお米、アラの旨味たっぷりのお味噌汁。毎日食べたい。
部屋を片付けながらゆったり過ごして、チェックアウト。お世話になりました◎
荷物だけもう少し預けさせてもらって、いざ街歩き。ご当地マンホールは、やっぱりブリ。
福寿堂さんのお隣で見つけた可愛すぎるタイル装飾
味わい深い氷見温泉(多分もうやってないみたい…)
氷見でもナイスビルディング探し。
レンガタイルの横軸と縦軸の交差、そしてポチッとアクセントになった室外機が◎
氷見での最後の食事は、HOUSEHOLDさんオススメの「みきさん」へ。
トゥルットゥルもちもちの氷見うどんを、天ぷらと一緒に頂きます。うどんは口当たり滑らかなのにモッチモチ、天ぷらも海老、南瓜、舞茸、貝柱のほか盛り盛りで超豪華。(これで1,150円とはびっくり。。。)
ここで荷物を引き取って、いよいよ氷見にサヨナラ。
海の日にふさわしい快晴でしたが、海をわたる「あいの風」のおかげで不思議と爽やかな陽射しでした。


今まであちこち旅をしてきたけど、その中でいちばん「町の暮らし」を感じられる旅だったなぁと思いました。
「暮らしが息づいている様を感じてほしい」というHOUSEHOLDさんの想いの通り、夕食は地元のお店に行って、朝食は地元産の食材を食べて、波の音や日の出を感じて、特産品をお土産にして…盛りだくさんの旅になりました。

あとは、氷見の人たちはとっっても優しい!!
観光地の懇切丁寧な接客に慣れてしまうと少しぶっきらぼうに感じてしまうこともあるかもしれませんが、初めて氷見を訪れた私に対してとてもフラットかつ親身に接して頂きました。

「バニラソフト美味しいよォ!大正解や!」と笑ってくれたソフトクリーム屋さんも、超初心者の釣りの質問に一つずつ答えてくれた釣具屋さんも、昼も夜も訪れた私を「あらまたようこそ」と迎えてくれたお寿司屋さんも、「暑いで食後のアイスコーヒー飲み!」と差し出してくれたうどん屋さんも、みんな温かくて優しかったなぁ。

食べ物が全部美味しくて、景色が綺麗で、人も優しい。氷見って、いいところが盛りだくさんだ。
次は冬の、寒鰤の季節に行きたいなぁ〜!

ではまた!


喫茶店に行ってきます〜