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4期生の躍進に見る、乃木坂46の未来とは。

昨今、乃木坂46の4期生の活躍が目覚ましいですね。

冠ラジオ番組の開始、ドラマや有名作品の舞台への出演等、次々と活躍の場を広げています。「I see...」や「Out of the blue」等の4期生楽曲が注目を集めていることや、音楽番組に4期生だけで出演したことも忘れてはいけません。

このような状況を見ると、いま乃木坂46で最も存在感を放っているのは4期生であると言っても過言ではなさそうです。

現時点の最新表題曲である「僕は僕を好きになる」の福神に3期生が就いて注目を集めたことは記憶に新しいですね。しかし、それに迫る勢いで躍進する4期生の活躍には目を見張るものがあります。

今回は、そんな彼女達に期待を込めて、4期生がこれまで歩んできた道のりを振り返りながら、4期生が乃木坂46にとってどんな存在なのか考察していきたいと思います。


乃木坂46新期生に見られる素養

乃木坂46の4期生は、いわゆる「坂道グループ」が合同で行った大規模なオーディションを通過して乃木坂46に加入しています。

ちなみにオーディションの総応募者数は1期生が3万8934人、2期生が1万6302人、3期生が4万8986人でした。

しかし、4期生の場合はなんと12万9182人もの応募があったそうです。坂道グループが合同で行ったオーディション故にその当選枠や応募数が多くなるのは当然ですが、それにしてもこれまでのオーディションとは比べ物にならないほどの競争率です。

そんな競争率の中を勝ち残ってきた彼女達です。オーディションの段階ですでに芸能人としての素養を持ち合わせていたのかもしれません。

その素養の一つが、タフさだと思います。

乃木坂46は、結成から時間と共に人気が上がっています。人気が上がれば、それに比例して忙しさも増すということになります。

1期生・2期生は乃木坂46の人気が低い時期を経験し、徐々に忙しくなっていくという状況に身を置いてきました。それに対して3期生・4期生はすでにある程度の人気を獲得した乃木坂46に加入しており、加入当初から乃木坂46の人気による忙しさに巻き込まれていたことになります。

これまで先輩達が作り上げてきた人気に対応できるようになるためにも、加入してすぐにダンスや歌の猛特訓が行われることでしょう。乃木坂46の新期生はその特訓の中で、自分が置かれている状況や、先輩達の偉大さ、芸能界の厳しさを身をもって知るはずです。これまでの生活が一変し「こんなこと、続けていけるのかな」というような不安を抱え、心が折れそうになることが多々あると思います。

3期生の一部のメンバーには休養を必要としたメンバーがいたようですが、4期生を含むほとんどのメンバーはそんな中でも乃木坂46の活動を熟しています。

卒業生である西野七瀬さんは、3期生に対して「本当にタフだよね」とコメントしています。僕も全くもって同感です。このように整理して考えると乃木坂46に加入してくる新期生達が如何にタフであるか思い知らされます。

また、3期生が加入した時よりも4期生が加入した時の方が乃木坂46の人気度が高くなっていたことを考慮すれば、4期生は乃木坂46の中で最も忙しく活動しているのではないかと思われます。

それに対応出来ていることを考えれば、乃木坂46の4期生は「タフさ」という才能を持ち合わせていることでしょう。そんな彼女達がこれからの乃木坂46の中心として活動していくのだとすれば、これから乃木坂46が活動の幅を広げて未知の領域に進出していったとしても安心です。きっとその未知の領域に適応し、ファンに新たな可能性やパフォーマンスを見せてくれるはずです。そしてそれに期待したい。


手を取り合う4期生達

オーディションに合格してから、彼女達はこれまたとんでもない経験をしています。それは「お見立て会」というものです。

「お見立て会」とは、オーディションを経て加入が決定した新期生達が初めてファンの前でパフォーマンスする記念すべき催しです。自己PRから始まり、ミニLIVEや握手会が開催され、これからの乃木坂46に加入するメンバーとして彼女達が自分自身を初めてファンにアピールできる大切な場となっています。

「お見立て会」と言えば柔らかく聞こえるかもしれませんが、4期生の場合、その開催場所はなんと日本武道館でした。歌手であれば誰もが夢みる場所が彼女達の最初の舞台となったわけです。しかもその場に来るファンは、当然ながら彼女達のパフォーマンスを観るためにお金を払ってチケットを購入した人達です。

自分でお金を稼いだ経験なんてほとんどない女の子達が、いきなり武道館のステージに立ち、何千人もの人達の前でパフォーマンスをするなんて、想像を絶するプレッシャーだと思います。

今となっては信じられないかもしれませんが、舞台「スマホを落としただけなのに」で主演を務め、「Out of the blue」でセンターに立っている早川聖来さんは、お見立て会では登場からしてすでに号泣していました。他のメンバーも泣き崩れそうな様子で、辿々しくパフォーマンスしています。

そしてミニLIVEで早川聖来さんはダンスを間違えてしまい、舞台裏でまたもや号泣しています。彼女自身、バレエに精通していることからダンスにはそれなりに自信があったのでしょう。しかも初舞台だからこそ完璧にやりたかったのだと思います。どこか尊さを感じるような悔し涙を流していました。幸か不幸か、「お見立て会」という初々しさを売りにした場だからこそ、その有り様はむしろ歓迎・許容されていたと思います。この初心を忘れずに引き続き邁進してほしいですね。

このような姿を見ていると、あまりに当然すぎることなのですが、乃木坂46のメンバー達も我々と同じ普通の人間で普通の女の子達なのだなと実感させられます。

そして「お見立て会」の次にやってくる試練、それは乃木坂新期生加入時の恒例行事である「プリンシパル」ですね。乃木坂46の先輩達が通ってきた登竜門であり、ファンによるオーディションとその通過者によるミュージカルが披露される、一風変わった舞台演劇です。

オーディションが行われるということは、仲間同士で競い合い、その結果、当選者と落選者が出てくるということです。つい先日まで身を寄せ合ってなんとか「お見立て会」を一緒に乗り越えたと思ったら、今度は仲間同士で一つの役を求め争うことになります。

しかも、「坂道グループ合同オーディション」と大々的に銘打たれたオーディションを経ているだけに、ファンの注目度はこれまで先輩達が挑んできた「プリンシパル」よりも高いものだったと思います。

ただでさえオーディションやミュージカルの経験が乏しい少女達です。その上頼り合うべき仲間との競い合いに身を投じなければならず、なおかつファンから高い注目を集める状況であれば、逃げ出したくなったり、その時点では乃木坂46に加入したことを後悔したりするメンバーもいたのではないでしょうか。

打ちのめされて当然だと思います。僕なら逃げ出したい。

「お見立て会」の時と同様に、彼女達は開演の直前まで泣いたり怖気付いたりしていました。しかし彼女達はお互いに励まし合い、脱落者を出さずに全公演をやり遂げています。

さらに、乃木坂46に加入したならば、冠番組である「乃木坂工事中」にも出演します。これまた今となっては信じられませんが、清宮レイさんはオープニングの時点で泣いてしまっていました。余談ですが、バナナマンのお二人は泣き出してしまう女の子への耐性がついているようであり、たとえそのようなメンバーがいても、それを笑いの場面に変えて優しく接してくれています。さすが公式お兄ちゃんですね。

また、「乃木坂工事中」にはヒット祈願という企画があり、新曲発売に伴いそのヒットを祈願してメンバーが色々なことに挑戦しています。

24thシングルである「夜明けまで強がらなくてもいい」のヒット祈願で、福神に4期生が選抜されたことから、4期生全員で富士山に登頂しています。2班に別れて頂上で合流することを約束し、ふらふらになりながらも登り続けていました。残念ながら数人のドクターストップがあり、全員で頂上に合流することはできませんでしたが、間違いなく彼女達の絆をより強くした挑戦に他ならないでしょう。


乃木坂46の担い手

このように乃木坂46の4期生が歩んできた道のりを振り返ってみると、先輩達と同じようなイベントであっても、そこで得られる経験値は先輩達のものよりも濃密になっていると思います。

得てして、普通の女の子が芸能人としてとんでもないスピードで成長できる環境に身をおいてきたことになるのでしょう。そして白石麻衣さんや堀未央奈さん等の著名なメンバーが卒業していった今だからこそ、培ってきた濃厚な経験値を活かすことでこれだけの躍進が出来ているのだと思います。

以前の記事で述べたように、僕は今後の乃木坂46が繁栄するためにはセンター未経験のメンバーを積極的にセンターに起用し、育成していくべきだと考えています。

昨今の4期生の躍進は、この兆候なのではないでしょうか。

これからの乃木坂46の未来を担うのは1・2期生ではなく3・4期生なのだとしたら、3期生を福神に起用し、4期生に活躍の機会を多めに与え、どの先輩が卒業しても、その卒業を喪失ではなく変化として受け入れられる組織に作り変えていく乃木坂46運営陣の意図が感じられます。

であれば、乃木坂46の在籍期間が最も短い4期生の育成は急務です。まして4期生の中には「新4期生」という2020年に加入したメンバーもおり、そのメンバー達もこれからの乃木坂46の担い手になっていくのであれば、やはり育成こそが今最も必要なことだと思います。

現時点で、表題曲で福神を務めたことがあるのは遠藤さくらさん・賀喜遥香さん・筒井あやめさんの3人のみです。この状況から新人をセンターに起用するためには、各新人に任せられる実力が必要です。そうでなければ、センターに起用する選択肢にすらなれません。

であればセンターの選択肢を増やすためにも、今の時期は3・4期生を育成しているのでしょう。そして、「僕は僕を好きになる」では3期生を福神に起用したこの流れから想定すれば、次の表題曲の福神は4期生が起用されると僕は考えています。もしくは、寂しいかな卒業を発表する先輩が現れ、その卒業生をセンターに起用するかもしれません。

僕は乃木坂46そのものが好きであり、そんなファンの思いとしては、樋口日奈さんや松村沙友理さん、山崎怜奈さんや新内眞衣さん、岩本蓮加さんや佐藤楓さん等、年功序列に関係なく、センター経験がないメンバーにはセンターに立ってほしいと思っています。

しかし、これからも乃木坂46が成長・繁栄していくためには新人の育成を優先せざるを得ないのが現状でしょう。であれば4期生には先輩よりも活躍の機会が与えられていることを感謝し、その自覚と責任をもちながら一つ一つの仕事に取り組んでほしいと思います。

早川聖来さんのような悔し涙を流せるようなメンバーがいれば、4期生の気も引き締まることでしょう。彼女のパフォーマンスの高さは4期生の間で度々話題になっており、遠藤さくらさんは早川聖来さんを憧れだと言っています。

そして、遠藤さくらさんのように、どんなに華奢でもセンターとしての役割を全うしようとする姿を見せるメンバーがいれば、4期生の士気も高まることでしょう。8th YEAR BIRTHDAY LIVEの「帰り道は遠回りしたくなる」で見せた涙は、彼女の責任感の強さや真面目さ、先輩達への感謝や尊敬を感じる、とても温もりのある涙でした。

このような強いメンバーがいれば、たとえ先輩達が卒業していっても、その卒業を変化に変えられると確信・安心出来ます。

4番目の光はますますその存在感を大きくし、乃木坂46の繁栄に貢献していくことでしょう。


まとめ

いかがでしたか。
4期生が乃木坂46にとってどんな存在なのか伝わったでしょうか。

つい先日、金川紗耶さんがジャニーズとのデートをスクープされたこともあり、4期生や乃木坂46に不安を抱いた人は少なくないでしょう。

ちなみに僕は、金川紗耶さんが何か悪いことをしたとは思っておらず、謝罪は不要であると考えています。その理由については以前の記事で述べているので、気になる方は良ければ読んでください。そんな僕としては、今回の件で特に乃木坂46に不安や不信は抱きませんでした。

むしろ、4期生、そして乃木坂46ならこのような逆境を乗り越えてくれると信じています。

乃木坂46の未来に幸あれ。

以上、「4期生の躍進に見る、乃木坂46の未来とは。」でした!!

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