新聞を読む三歳児
3歳男児。
親戚の家を訪問したときに
ソファーの上で新聞紙を広げて
仁王立ちをしていた。
・随分と賢い幼児だな
・漢字って読めるのかな
・ただの大人の真似でしょう
いろいろと思うことはある。
しばらくして
彼が口にした言葉は…
「パンツに う●こを
しないように しましょう」
・
・
・
案の定、彼のパンツの中には
大量のブツが隠されていたそうだ。
このときの記憶は無く、
このエピソードで想起される画の構図は
第三者の視点で描かれていることに気づく。
おそらく、
周りの大人たちからの
エピソード記憶から確立されたもの
なのかもしれない。
当の本人からしてみれば、
そんな年齢で新聞紙を読むはずないし、
まして漢字なんて読めるはずはないし。
結果的に報告・連絡・相談ができているあたり
なかなか素質があるじゃないかぁ。
将来、大物になるに違いない。
何を隠そう、その3歳男児は過去の私なのだ。笑
作られた記憶なので
当時の景色や気持ちは全く覚えておらず
まるで誰かが撮ったムービーのような動画記憶で
たまに思い出す人には言えない話として
ここに記録しておこう。