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【ニケリオン】震災後11枚目の絵画 (F10号)を描いた時の感想。

この絵画の情報👇


三角屋根の解体

サイズ F10号(530×455mm)
画材 キャンバス、油彩画
2020年の作品です。釜石市に今は無きシープラザ遊です

三角屋根の解体 サイズ 
F10号(530×455mm)
画材 キャンバス、油彩画
2020年の作品です。釜石市に今は無きシープラザ遊です

この作品は、私の住む岩手県釜石市の鈴子町にかつてあった「シープラザ遊」の解体工事を描いたものです。
シープラザ遊は土台は四角柱に屋根は三角錐(さんかくすい)という面白い形をしていました。
釜石市のイベントと言えばここという感じでした。私も家族とともに海産物のお振舞、音楽、釜石劇場、パレードなど様々なイベントに参加したものです。
釜石市の名物であるシープラザ遊が無くなると聞いた時は残念な気持ちでした。私が鈴子町を訪れる度にシープラザ遊の外見が無くなっていく様は大事なものが無くなる喪失感がありました。
そして、絵画に残すためにシープラザ遊の写真を数枚スマホとデジカメに収めました。
その頃はシープラザ遊内部は解体され、屋根の幕も剥がされ骨組みがむき出しでした。
絵画を描いていた時は喪失感はあったものの描き上げて絵画にして残したいという気持ちがありました。
そして出来た作品が上の絵画になります。
構図は空の青、山の緑、幕と重機の赤を横に均等になるように配置し遠近感を出すため背景をぼかしました。
人の記憶、写真、物の残り方は様々でしょうが、私の絵画としてシープラザ遊が残ってくれることを心から願います。

ブログ ニケリオン's_NAG以下URL詳細はこちら(作品をお求めの方はブログ上の「コメント」もしくは「コンタクト」)からご連絡ください。

https://mogumogulichcrykue.wixsite.com/website/blank


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